アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

3人分続けて聴くラフマ3番

2020年08月21日 | ピアノ
ピティナ特級ファイナル、リアルタイムで聞きました。

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ファイナリスト四人いるところ、三人が曲かぶりというのもすごいですね。
コンチェルトは指定の中から選ぶといっても選択の余地はかなりあるところ(課題曲)
なぜラフマニノフの、三番なのか。

ま、とにかく、文句なく見せ場多く、弱音から最大ボリュームまで、響かせ方も技術も歌い方もアピールできる曲ではあります。

演奏順は、谷さん、山縣さん、尾城さん、森本さんとなっていて(山縣さんのみショパン)

谷さん演奏の間はまだ仕事が終わってなかったので「ながら」でしたが
山縣さんの途中からは気ぃ入れてずっと聞いてました。

つまり、私がいつも大切にしている、めるちゃんタイム(生ピアノが弾ける)を放棄してライブで聴くことを優先させたわけで、これは私にしてはとても珍しいことです。

ご本人たちが曲かぶりをどう感じているかは知りませんが、
最初、そんな三人も同じの弾いたら(聞いたら)飽きないか??
と思っていたところ、とんでもない…

三者三様のおもしろさ。

谷さんの演奏はちょっと荒くて、オーケストラとのアンサンブルがいまいちだったところもありましたが、ラフマニノフっぽいかっこよさで、曲の魅力は十分伝わっていたと思います。

尾城さん(私のイチオシ)は期待にたがわず安定した演奏で、アンサンブルばっちり、ほしいところにピタッと音が入ってきます。解像度が高いのにとても滑らかな肌触りで、優しい感じで谷さんとは対照的です。

森本さんの演奏は、若さの勢いというか、やや前のめりな部分があるのですが、アンサンブルが崩れるというより、ぐいぐいオケを引っ張っていく感じがわくわくする力強い演奏でした。いちばん「入っている」演奏だったかな?

森本さんの演奏も、「ぐっとくる」感じはするのですが、完成度からいえばやっぱり尾城さん…

コンクール的には、どうなんだろう? と思いましたが、

結果は、尾城さん。優勝おめでとうございます!! 私も嬉しい!!(今後、聞ける機会も増えるであろう)

セミファイナル(ソロピアノ)だけだったらもしかしたら森本さんが勝ったかもですが、オケとの共演にはやはり経験値の差が出たでしょうか。

今日、リアルタイムで聴こうと思った理由のひとつに、そしたら聴衆賞の投票ができるというのがありました。もちろん尾城さんに投票したけど、聴衆賞では森本くんに勝てないよな、と

…あ、やっぱりね →結果

会場票とオンライン票で、割合があまり変わらないところがおもしろいですね。配信のクオリティーもなかなかよかったといえるでしょうか。

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