カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

骨董品に関する物語・1910年のミラスコープ

2023-10-28 20:32:22 | 突発お題

 その古い幻燈機はどの様な写真を設置しても画像の傍らに別の何かが映り込む。もちろん器内やレンズに異常が有るわけではないのだか、その何かは傍若無人に画像を移動しつつ声なき声を発しているように見える。それが祝福か、それとも呪いであるかは幸か不幸か読み取る事は出来ない。

コメント    この記事についてブログを書く
« 骨董品に関する物語・裁縫鋏... | トップ | 骨董品に関する物語・図説 フ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。