カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

骨董品に関する物語・19世紀後半〜20世紀初頭のメカニカルペンシル

2021-06-05 00:13:40 | 突発お題

 どういう理屈かは知らないが、記憶というものは物体にも宿るらしい。特に骨董と呼ばれる品には鮮明で強烈な記憶が刻み込まれていることが多く、何故かそれを読める僕は友人が自慢してきた古いメカニカルペンシルに触れた直後、ペン先が破損した直後らしい記憶に打ちのめされて酷い目に遭った。

コメント    この記事についてブログを書く
« 名探偵の解答その80・今宵、... | トップ | 名探偵の解答その81・二人の生活 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。