2018.7.22訪問。私が中学生だった頃、部活は科学部でした。コサギの生態調査で、88ヶ寺札所の小松尾山の側のため池にしょっちゅう通ってた時期があります。あれから数十年経った今になり、まさか小松尾山へ母と巨木探訪に行くとは、人生いろいろだなあ〜。
駐車場に車を停めたものの、巨木の場所がわからん!というのも小松尾さんは斜面の上にあり、駐車場は斜面の下にあるんだよ。足の衰えた母と、第4腰椎原因で右足が痛い私は可能な限り階段を回避したいのだよ。ってなことで、駐車場をくまなくチェックしたら、簡単な地図があった。
目的のクスとカヤは書いてある。でもこの地図に高低差はわからんなあ〜。ともあれ、地図に従い参拝道へ。で、撮影したのがトップ画像の石仏です。いい味出してるでしょ?中学時代に通ったため池石仏の背後にありました。でもさ、あの頃に個人所有地を抜けて(先生が地権者の方から許可を取ってました)ため池の側の木に営巣するコサギを観察してたんだよね〜。
え〜、仁王門を撮影したのですが、完全逆光になったので、門の中の仁王像を紹介。で、門を抜けるとすぐ巨木がありました。
小松尾山大興寺のカヤの木
説明板発見:県指定自然記念物小松尾寺のカヤ
胸高幹周囲:4、1メートル 樹高:20メートル 樹齢:1200年余り 形状:自然形
イチイ科の常緑針葉樹
弘法大師四国修行の砌りカヤの種子を植えられたと伝えられている。
撮影時刻は14時40分過ぎ。石段を見上げると逆光になります。木を撮影するには最悪のコンディション。真夏の太陽が正面になるのだ。どうやって巨木具合を表現すればいいんだ〜!!
カヤの木の根元です。木が斜面ぎりぎりに立ってて、背後から撮影とかできません。
で、木の右側は石段がある。で、画像右手前がカヤの木で、画像奥左手がクスノキなのだ。
石段を上がる。前日に9時間半着物を着て、足袋と草履を履いていたので、もともと痛い右足が、この日は右足首が腫れてて階段上がると変な声が出ちゃいます。
で、こちらが小松尾山大興寺のクスノキです。
樹高:25メートル 幹周り6.7メートル 推定樹齢:700年以上。
実はクスノキの周辺に説明板が設置されてなかった。上のデーターは『続・巨樹・巨木』(山と渓谷社)渡辺典博著に書かれてたものです。現場で諦めが悪い私は、お寺の人に聞けばいいじゃない!と石段を上がりました。
私「すみません〜。石段の半ばにあったクスノキですが、樹齢はいかほどでしょうか?」とお聞きしたら
「カヤとクスノキは弘法大師お手植えと伝聞されてます」と教えてくださいました。
wikiで調べた。弘法大師こと空海は生没年は774−835です。ということは、カヤと同じくクスも樹齢1200年かもしれん。
クスノキのところまでは頑張って上がった母に、「このクスノキも弘法大師お手植えなんだって!」と伝える。
ご利益ご利益と、母と二人でクスノキを撫でさすりました。
クスノキもカヤと同じく一番かっこいい角度が逆光になってしまいました。
母はもう何度もお参りしてるからクスノキのところで待つというので、私だけパパッと参拝してきました。明日へ続きます。
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