5月18日は国際博物館の日です。日本は2002年から参加していて、博物館・美術館・科学館・動植物園・水族館などが5月18日に無料開館になります。ってなことで、上野の国立博物館へ行きました。ちなみに、トーハクで無料で観覧できるのは、一般展(総合文化展)のみです。
久々にトーハクを訪問してみれば、あれこれが変化してた。始めて来た博物館みたいでウキウキワクワクです。まずは本館1階から。
はじめに入る部屋は、大きな仏像などが並んでます。ここで注意。展示物には説明のプレートがあり、そこに撮影不可マークがあれば、撮影出来ません。逆に考えると、撮影不可マークがなければ、撮影できるのだ。嬉しいではありませんか。
次の部屋は、漆塗り製品。貼り付けたのは角盥(ツノダライ)です。角盥とは漆塗りの洗面道具で、宮中などの女性が用いていた道具です。源氏物語なんかに出てくる固有名詞ですが、実際大きさとか形とか見たことなかったんで、トーハクに並んでて嬉しくなり撮影。
隣の部屋は鍛冶職人の作品が並んでます。これは自在置物。自在置物は日本の金属工芸品で、鉄や銅・銀。赤銅などの金属を素材として、動物の模型を写実的に作ったフィギュアです。戦乱が終わり仕事の減った甲冑師が作ったそうで。
さ、触りたい〜。実寸大の作品もあります。
で、同じ部屋に日本が世界に誇る日本刀が並んでます。
え〜と?説明板を確認。「国宝 太刀 福岡一文字吉房 銘:吉房 鎌倉時代・13世紀
備前国福岡庄に住した一文字派のなかで、吉房は最も華やかな丁子刃の作風を示すと刀工として知られている。吉房の太刀における、身幅が広豪壮な太刀姿や、華やかな丁子刃を焼いた刃文は、備前刀のもっとも成熟した表現として定評があり、本作品はまさにその典型作といえる」
うげっ!国宝なんだねっ。しかも鎌倉時代ということは、13世紀の作品だから、今から700年以上まえに作られた刀。にしてこの輝き。なんで錆びないんだろうか?お手入れの賜物ですね。
もう一つ。
国宝 刀 相州貞宗(名物 亀甲貞宗) 鎌倉〜南北朝時代
相州鍛冶、彦四郎貞宗は五郎入道正宗の実子とも養子とも伝えられる。鎌倉様式の太刀を磨上(すりあげ)を施したもので、その名は茎(なかご)の指裏(さしうら)に亀甲紋が彫られていることによる。よくつんだ地鉄(じがね)に、小のたれを基調とした乱れ刃の波紋を焼き、師の正宗と見紛うほどの作風を示している。」
ん??????
説明板を読んだけども、これ日本語??知らない名詞が並ぶ。全く意味が分からん〜??
あ。説明板があるう〜〜。
ムズい。「なかご」がないから、それは中身の刃のどの部分かの名詞なんだね。
刃文の種類まで解説してありましたが、それを見ても日本刃のよさがさっぱり〜。
私に日本刃の美しさを感じ取る能力はない模様。今年の2月に渋谷の国学院大学の博物館で刀剣展を見た。あの時萌えれたのは、その刀剣、薄緑が誰が(源義経)が持って、どんな戦いに使われたか?そこに私の萌えがあったけど、これはな〜??国宝だけど、誰の刀剣なんだろうね?
鍔も展示してあった。これは蝶々、アゲハですかね?
ちなみに、刀剣の展示室には刀剣女子もいた。彼女達が萌えてたのはどんな刀剣だったのかな?
次行ってみよう。
尾形乾山の十体和歌短冊皿 尾形乾山81歳の作品。
え〜、すごい作品だらけ。どれを撮影しようか?迷う。
んで、撮影したのは私でも聞いたことある作者です。
尾形乾山は江戸時代の陶工・絵師。尾形光琳の弟。
同じ理由で、青木木米作色絵草花浮文煎茶碗&急須。 青木木米は江戸時代明和4年(1767)-天保4年(1833)の京焼の陶工。
なんか、『開運!なんでも鑑定団』で中島先生が鑑定してる骨董で出てきた名前だったから有名な人なんだろうなあと思って撮影した。
仁阿弥道八作品。これも中島先生が誉め倒してた骨董品の作者だったので撮影した。
やっぱり私には美術品の審美眼はないね。道八は江戸後期の京焼の名工。
説明板には「19世紀の作品。道八の代表作の一つ。鉢の内外に白泥と赤佐彩で満開の桜樹を表し、巧みに配された透かしとで、桜の空間を作り出す。そこ裏にサビ絵で「道八」の銘を記し、道八の共箱がついている」とある。綺麗だよね。でもこれ、何に使ってたんだろうなあ?
あ!ツボのてっぺんにニワトリが!!この作品の表面には鳥も描かれてますね。お察しのように、撮影チョイスはニワトリですが。時刻は早くも10時43分。ええ!?入館したのが9時55分だったから、既に小一時間経ってるなんて!嘘でしょ??博物館は時間が経つの早すぎるう〜〜!!
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