あられの日記

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県庁舎の貴賓室

2013年06月26日 05時56分39秒 | レトロ建築
どこの貴賓室?それは神奈川県庁本庁舎です。5月26日に一般公開があり行ってきました。
この部屋は天皇陛下の御座所としても使用された部屋で、大会議場と同じく格式の高い格天井造りです。県の建築技師たちが設計した「宝相華」の文様入りのオリジナルのシャンデリアや、家具調度品も現存しています。
入口に説明板発見:
説明板と見比べるべく、部屋を何度も出入りする怪しい人となった成果を紹介。
重厚なクロス貼りのドアの中央には、菱形の銅板が貼付けられ、そこには「宝相華」の花が咲き乱れる。
入口扉上部の欄間
扉の欄間には、旧貴賓室だったためか、菱格子の間に京都御所と同じ「左近の桜」「右近の橘」が対で用いられている。
錦絵
黒大理石の暖炉の上に、横浜美奈と開港当時「明治時代初期」の状況の錦絵が飾られています。
錦絵はゴブラン織の織物でできている。
飾り戸棚
上の画像では確認出来ないかも?飾り戸棚は「宝相華」がモチーフ。中央の置物は本庁舎竣工当時(昭和3年)から変わっていない。
シャンデリアと格天井
私の携帯電話は光に過剰反応しちゃうので、分かりにくいかもしれませんが。
「宝相華」をあしらった球形のシャンデリア(二カ所)で、本庁舎正面の階段手すりの陶製の装飾灯と共通のデザインとなっている。
金属化粧板の中心は菊紋で、周囲は火焔の模様で縁取られている。

上の画像の天井部は、日本建築によく用いられてきた「牡丹に鳳凰」の組み合わせの柄。
掛け時計は、竣工当時のまま。数字の部分に埋め込まれているのはルビーといわれている。文字盤上部が「宝相華」。

解説板にはなかったけど、追加の刺繍のついたてです。モチーフは鳳凰ですね。

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