あられの日記

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松平定信の墓と江戸六地蔵

2019年10月07日 06時04分58秒 | 墓所巡り
石のテーマパーク清澄庭園を訪問後、大江戸線清澄白河駅に向かってると何か見つけた。トップ画像です。見れば駅の裏に霊厳寺があった。実はだいぶん前に参拝済みだけど、その時見落とした歴史物件があった。それは江戸六地蔵。せっかくなのでよってくことに。
この通りはすぐそこに深川江戸資料館があり、通りはなんとなく江戸情緒の感じられる店も並んでます。けど、なぜか訪問した2019/10/1は通りに案山子が並んでます。
あ。見つけた。霊厳寺。
説明板発見:霊厳寺(松平定信墓)
由来:松平定信は、江戸中期の陸奥白河(福島県)藩主であり、天明7年(1787)老中となりました。
定信が行った政策は、寛政の改革といわれ、天明の打ちこわし後の江戸の秩序回復に努めました。とくに七分積金の制度は、町方入用を節約させ、不時の備蓄にあてたものです。
明治には、東京府の公共事業に役立ちました。
この霊厳寺にある墓は、昭和8年に国の史跡に指定されています。」
WIKIによりますと「霊厳寺 山号:道本山 院号:東海院 宗派:浄土宗 本尊:阿弥陀如来 創建年:寛永元年(1624) 開基:雄誉霊厳」
門を抜けると右手に幼稚園。
そこに法然上人幼少時の勢至丸さまの像。
門の寺紋。
ご本堂。
本堂左手前に目的の江戸六地蔵があった。
説明板発見:東京都指定有形文化財(彫刻)
銅造地蔵菩薩坐像(江戸六地蔵の一つ)指定:大正10年3月
江戸六地蔵の由来は、その一つ大宗寺の像内にあぅった刊本「江戸六地蔵建立之略縁起」によれば、江戸深川の地蔵坊正元が不治の病にかかり、病気平癒を両親とともに地蔵菩薩に祈願したところ無事治癒したことから、京都の六地蔵に倣って、宝永3年(1706)造立の願を発し、人々の浄財を集め、江戸市中6カ所に地蔵菩薩をそれそれ1体ずつ造立したと伝えられています。各像の全身及び蓮台には、勧進者、その造立年代などが陰刻されており、神田鍋町鋳物師太田駿河守正義によって鋳造されたことがわかります。六地蔵のうち、深川にあった永代寺の地蔵菩薩(第6番)は、廃仏毀釈で取り壊され、5体が残っています。
六地蔵のうち、霊厳寺の地蔵は第5番目で、享保2年(1717)に造立されました。他の六地蔵に比べ、手の爪が長く、宝珠を持つ左手の指のうち、4本の指が密着した形になっています。像高は、273センチあり、かつては鍍金が施されており、所々に金箔が残っています。
江戸時代中期の鋳造像としては大作であり、かつ遺例の少ないものであることから文化財に指定されました」
歴史補完:江戸六地蔵は1番:品川寺真言宗醍醐派1708年造立。現存旧東海道
2番:東禅寺曹洞宗1710年造立。現存奥州街道
3番:太宗寺浄土宗1712年造立。現存甲州街道
https://blog.goo.ne.jp/arare_002/e/80f8f500ef1b4d8339a5c50e3f254db4 甲州街道を守るお地蔵さん(2019/4/6)の記事 新宿御苑側にあるので立ち寄りました。
4番:真性寺真言宗豊山派1714年造立。現存旧中山道
5番:霊厳寺浄土宗1717年造立。現存水戸街道
6番:永代寺高野山真言宗1720年造立。現存せず千葉街道
横から地蔵を見学。
ん?何か衣に模様がある。
写るかなあ?
もしかしたら浄財した人の名前を刻んであるのかも?
次に松平定信公のお墓へ。
入れん!ってか、どれがそうなんだろか?
門前の柵の隙間から撮影。奥の宝篋印塔かと思ったけど、ブログを書くにあたり調べたら、正面のが定信公のお墓だったわ。
撮影しそびってました。門の奥にある墓石です。
説明板発見:史跡 松平定信墓 指定:昭和3年1月18日
松平定信(1758−1829)は8代将軍徳川吉宗の孫、田安宗武の子として生まれ、陸奥白河藩主となり、白河楽翁を号していた。
天明7年(1787)6月に老中となり寛政の改革を断行。寛政5年(1793)老中を辞している。定信は老中になると直ちに札差統制(旗本。御家人などの借金救済)・七分積立金(江戸市民の救済)などの新法を行い、幕府体制の立て直しを計った。
また朱子学者でもあり、花月草紙『字下の人言』『国本論』『終身録』などの著書もある」
時刻は13時21分。大江戸線で両国に移動。訪問日は2019年10月1日で、都民の日は複数の公共施設の入館料が無料になる。目当ては江戸東京博物館です。
https://blog.goo.ne.jp/arare_002/e/1eb69bed3ef024db3947fdff431cf3c0  江戸地蔵1番品川寺(2014.1.31)の記事のブログ記事です。

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