あられの日記

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龍馬暗殺現場に駆けつけた?

2011年11月08日 05時39分43秒 | 箱根・小田原周辺
道が大蓮寺に突き当たったので、そこから北東(海と反対側)に進んだら、何やら趣きのある道へ出た。
トップ画像がそれです。
さっきの伊藤博文の屋敷跡の前の道と比べると、全然広いんですけど~。映画とかに出てきそうなんですけど~。
調べたらこちらは「西海子小路」という道でした。両側に植えてある並木は桜の木です。桜の季節にはさぞ童話に出て来そうな感じになるんでしょうねえ。
道なりに進んで到着したのは、小田原文学館です。

こちらはかつて龍馬暗殺現場に駆けつけた幕末の志士で田中光顕(1843-1939)の別邸でした。
昭和12年建築の当時流行した南欧風の洋館です。
田中光顕は土佐藩の郷士で、幕末に奇兵隊の客分や、陸援隊の隊士として名をはせた。明治維新後は、初代内閣書記官長(現官房長官)や警視総監、宮内大臣などを歴任した伯爵です。伊藤博文や山県有朋の側近でした。

7月だっけ?NHKの「美の壷」という番組の中で登場していました。3階のベランダに出ると、
 
なるほど、南欧テイストです。色のついた瓦がそれっぽい。
「美の壷」の中で、草刈正雄さんが、丸いベランタのかべにつけてある鉄の輪に、テントを張っていましたが、なる程船の帆に見立てる場所です。潮風だって吹いてくるでしょうし。
足を洗う場所ですかね?昭和の初めにベランダにこんなものを備え付けてるのがおしゃれ~。
こちら文学館入り口です。入り口の屋根にある煙突にコケがついていて、なにげにメルヒェン。
中に小田原ゆかりの文学者のあれこれが展示してあります。1階には小田原出身の文学者、北村透谷、尾崎一雄、川崎長太郎、北原武夫らの小説家のもの。2階には谷崎潤一郎、三好達治、坂口安吾らのもの。でもねえ~、も。全部忘れてしまいました!
なぜって、文学館の一角にミンキー=モモのアニメの台本や、ポケットモンスターのミュー2復讐するは我にありの映画の台本。更には私が若かりし頃大好きだったゴーショーグンのアニメに出て来たヒロインのセル画なんかが展示してあったからです。
首藤剛志さんの作品のあれこれですね。こちらに寄贈されていたんですね。
ってゴーショーグンって知ってる?ブンドル様とかケルナグールという…。いわゆるロボットアニメなんですが、敵方のブンドル様が好きでした。懐かしいなあ。音楽も好きだったんだよねえ。再放送してくれないかしら?
さて、文学館の庭の片隅に、かつて小田原城においてあった北村透谷のでっかい石碑が鎮座してあります。

この石碑は去年の12月まで小田原城にありましたが、馬屋曲輪整備事業に伴い移設されたそうです。
碑に刻まれた字は、透谷を尊敬していた友人の島崎藤村の筆によるものです。北村透谷は明治の初め、近代浪漫主義文学の先駆者として大きな功績をあげましたが、27歳の若さでなくなりました。
田中光顕の別邸の敷地には洋館だけでなく和館もあるのです。和館も素敵~。
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