アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

夜の静けさのなかで

2010-04-25 | 四万十川 春

 最高気温20度。

 風さわやかな五月晴れの朝です。

開けていたベランダのガラス戸から、2羽のツバメが部屋に入ってきました。

ツバメは、いきおい良く飛びこんできたのではなく、

(まるで自分達が長年住んでいた巣に戻るかのように)

自然な感じの羽ばたきで部屋に入ってきたのです。

 

 彼らは、部屋の天井に張られた登山用ロープにとまり、(雨天時洗濯物干し用)

しばらく部屋のようすを探っていた。

が、やがてその下で布団に包まり惰眠をむさぼっている僕を見つけると、

「やれやれ」といったかんじで部屋から空に羽ばたいていきました。

 

 幸福を運ぶツバメちゃん、ザンネン・・・。ここは、カヌーオヤジが先に巣を作っていたのだよ。

しかし、同じ鳥類でも、部屋にまっしぐらに飛び込んできて、

ドスンと壁にぶつかって気絶したウグイスとはえらい違いだなぁ(過去に2回)。

 

 風薫る5月。

いよいよ来週から皆さんお待ちかねの大型連休となりますね。

四万十へ車でお出かけの方々。

対向車とのすれ違いが困難な酷道441号は、車で大変込み合います。

この区間は、地図で見るよりもずいぶん時間がかかります(江川崎~口屋内間)。

時間には余裕を持って、ハンドル・ウィズ・ケアです。

 

 さて皆さん、四万十ではどんな遊び方をしますか。

昼間はカヌーなどで楽しんで、夜は飲食店や宿でのんびりビールタイム?

それもいいけど・・・でもせっかく、まだ自然濃い四万十にきたのなら、

夜はライト片手にぶらぶらと夜の川辺を散策したり、

夜空をながめたりするのもなかなか良いですよ(雨でなければ)。

 

 四万十の夜の自然の楽しみかたは

・深い闇に包まれた夜の川原でねころがって、夜空の月や星をながめる。

・川の浅瀬をライトの明かりで照らして、目が赤くひかる手長エビをさがす。

・焚き火をかこんで酒を飲み、姿を変えつづける火と夜のしじまに心と耳をすます。 

・甲高く鳴くシカやタヌキや夜の鳥の泣き声など、夜の生き物の声をきく。

・自販機の光や大きな橋の水銀灯はライトトラップ、そこで昆虫採集をする。

 クワガタやカミキリなどのスター達もやってきます(夏場)。

・沈下橋からホタルの光をながめる(四万十川でホタルの光りが見れるのは、5月半ば頃~6月半ば頃)。

 

 でも、くれぐれもよっぱらいの千鳥足で散策して、沈下橋から川に落ちないように。

夜の自然にキバを向かれないように。まれに車も沈下橋から川に落ちたりしてますし・・・。

都会とは一味ちがう、四万十の夜の自然も、ぜひ楽しんでみてくださいね。