おはようございます。四万十は、晴れ。
キチキチキチッ―!今朝は、(夏の間は留守にしてた)モズの高鳴きで目がさめました。
秋だなぁ・・・。
川へ。朝の川の上は、あたたかな陽ざしと北よりの強い風が心地よいです。
眼下の四万十川は、今日もゆったり流れています。
今日の最低気温は、18、5度。
最高気温27、5度。午後も晴れ。
秋晴れの気持ちよい昼どきは、なんだか家にいるのがもったいないなぁ、
(冬の到来に怯える)ブルーな気分も晴れるかもなぁ、と思ったので、お弁当を持って川にいくコトに。
簡単に海苔弁をつくって、お茶セットと本もザックにつめて、GO!
薄雲流れる高い空に、飛行機雲が長くのびてます。
わらわらと風に揺れるセイタカアワダチソウの黄色い花々、ススキの穂。
深くいろづいた柿の実、籾殻焼きの芳ばしさとキンモクセイが甘く香る空気。
10月中盤の里山は、じこじこと秋の気配が濃くなっています。
今日の川は、びゅびゅうと強い北風が吹いてます。木枯らしのような。
川原へ降りる小道をゆくと、バラバラと頭にドングリの砲弾が落ちてきた。アラカシのドングリです。
落ちたドングリに混じって、シマサルナシの実も。おおっ、今度は、高枝切りバサミを持ってこよう。
ざわざわと木々がラウドに歌う川原で、風に吹かれながら、海苔弁を開ける、
となんてこった、海苔に醤油がかかってないではありませんか。がーん。楽しみが半減です。
弁当を食べ、お茶を飲み、ひっくり返って本を読み、ぼおっと空をながめながら、
こんなふうに、ただただ風に吹かれる時間も悪くない、と思う。
そして、読んでいた本(エッセイ)の一節を思いだすのでした。
『Think of nothing things, think of wind.
そんなわけで、何かつらいことや悲しいことがあるたびに、
僕はいつもその一節を自動的に思い起こすことになった。
「何でもないことだけを考えよう。風のことを考えよう」と。
そして目を閉じ、心を閉ざし、風のことだけ考えた。いろんな場所を吹く風を。
いろんな温度の、いろんな匂いの風を。それはたしかに、役に立ったと思う』。
「こがらしや 海に夕日を 吹き落とす」漱石
晩秋から冬の四万十川は、強い風がよく吹きます。水面にウサギが飛ぶほどの。
何かと暗いニュースが多い昨今。
少しココロが疲れたときは、川の上で(沈下橋に佇んで)何も考えずに、
ただただ爆風に吹かれてみるのも、また一手です。 ♪友よ答えは風に吹かれている♪かも。