アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)8月19日

2024-08-19 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、雨。

シトシトときどきザァザァと降ってます。

1ヶ月以上ぶりのまとまった雨!(昨夜は、ラウドな雷雨に何度も起こされた)。

山、川、生き物、そしてココロもうるおす夏の雨。

裸族は、ひさしぶりにシャツを着て、ベランダから雨空をながめています。ほっとした気分で。

日の最低気温は、24、1度。

 

 最高気温24、7度。午後も雨。

ポチャポチャときどきザァザァ降る雨は、今夜も降りつづきそう。

今夜(8月20日)の満月(スーパームーン、ブルームーン)は、見られないかな。

四万十川の川原は、月を見るのによいのだけど。うーん、ザンネンです。

いつか、ブルームーンの月灯りながれる川を、カヌー(カナディアン)でくだってみよう。

あなたもいかが。

うーむ、昨夜からの雨量が、予想よりもおおい・・・(東シナ海を北上する台風9号の影響)。

明日、明後日はツアーの予定があるノーテンキガイドは、

天気予報、雨雲レーダー、雨量&水位状況ウオッチャーと化して、こまめにPCで情報をチエックです。

晴れっぱなしで、やせすぎた川の水量が、回復するのはラッキーだけど、

あまり増えすぎてもツアーは中止、アンラッキー。いやはや。

やきもきしながら、夕方の雨空をながめるのでした。

「月にむらくも 花にかぜ」とかく浮き世はままならぬ、ですね。さて。


少年のなかを流れる夏の川

2024-08-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「少年のなかを流れる夏の川」2023年真夏のツアーレポート再掲です

  最高気温32、8度。

 「もうオワリか、あ~帰りたくない。まだまだこの川で遊んでいたいよう・・・」とぼくがつぶやいたら、

「じゃあ、ここに残って村の子になれば?毎日カヌー&川遊びができるよ」とさのっちが言った。

それはイヤだけど・・・でもまた遊びにきたいなぁ、と思った。

 

 今日の「四万十川カヌー&川遊び。1日コース(B)」は、オモシロユカイだった。

ガイドのさのっちは、ノーテンキなおんちゃんだった。

 

 おっす。僕の名前は、ゆうひ。神奈川からやってきた11才。

野球(ポジションはキャッチャー)をやってるよ。運動神経には自信があるよ。

とーちゃんとかーちゃんは、若いころ何度も四万十に遊びに来て、カヌーで川をくだってる。

僕も、小さいころとーちゃんと一緒に、2人乗りを漕いだことがあるよ。でも、今回は1人乗りにチャレンジ。

「今回は、ゆうひのために、小さめのカヤックを用意したからね」とさのっちが言った。

 天気は、晴れときどき雨。

このような天気雨を、「きつねの嫁入り」とも呼ぶのだそうだ。ふーん。

 

 口屋内沈下橋に集合した僕らは、

まず黒尊川にいき、シュノーケル&ライフジャケットをつけて川を流れてみた。

最初は、少し水が冷たく感じられたけど、エイヤ!と入ってしまえば、すぐに体がなれた。うーん、気持イイ。

黒尊川の淵の透明度はバツグンで、深いところを泳ぐ魚もよく見えたよ(川面の水温は、24度)。

そしてそのあとは、手長エビ探し。はじめて手長エビをゲットした僕は、ココロが震えたよ。やったぜ!と。

 沈下橋にこしかけてお昼をたべたあとは、カヤックツーリング。いよいよだ。

まずは、川原でカンタンに漕ぎ方を教えてもらう。そして、トロ場で少しだけ練習して、川下りスタート!

(乗りはじめは、向きの変え方がうまくいかなかったけど)漕いでゆくうちに、だんだん慣れてきた。

 

 となりでさのっちが、「考えるな、感じろ」と言った。

ブルース・リーの教えなのだそうだ、でも、ブルース・リーってWHO?

 

 ゆるい流れを抜けると、ザァザァと速く流れる瀬に、艇がすいこまれていった。

初めての1人カヤック、はじめての瀬。ドキドキ。

緊張して顔が、体が少しこわばったけど、なんとかブジに通過。ふぅ~。これは、なかなかオモシロイなぁ。

 川幅が広くなり、大きな景色のなかをゆくときは、

さのっちが自然のハナシなどをしてくれるけど、僕には、なんのこっちゃよくわからん。

それよりも、心地よい風と水のなかで、うとうとする方がイイ。

 

 漕ぎ手をやすめ、フネの上でまどんでいると、バシャバシャ!

背中に、頭に大量の水がとんできた(さのっちがパドルで水をかけたのだ)。

ひゃー冷てぇ。一発で目がさめた・・・。くそー。やり返したいが、ヤツは逃げ足がはやい。

 

 途中の川原に上陸し、オヤツを食べ、ポンジュースを飲んだあと、さらに下りゴールの勝間沈下橋へ。

もうすっかり自由自在に漕げるようになった僕は、まだまだもっと川をくだりたいなぁ、と思った。

 ゴールから、スタート地点まで車でもどる。

そして、ラストは、空と川にむかって、大きくジャーンプ!ザブーン!

 ああっ、ユカイな夏の日だった。いくつものはじめての経験ができたしね。

帰りたくないなぁ、でも・・・。さよなら、ありがと、夏の四万十川。

僕のなかを流れはじめた川よ。いつかまた戻って来るね。バイバイ。