あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

セレス小林、引退

2002年07月10日 | ボクシング
ニュースサイトより~

「進退が注目されたプロボクシング前WBA世界スーパーフライ級王者・
セレス小林(29=国際)が9日、引退を明らかにした。
今年3月、2度目の防衛戦でアレクサンデル・ムニョス(23=ベネズエラ)に
8回TKO負け。
再起か、引退かと4か月間、悩んだ末にグラブを置くことを決めた。
今後はトレーナーを経て、ジム会長として後進の指導を目指すことになる。
週明けにも正式発表の予定。」

・・・・セレスと云う選手には特別な感情がある。世界王者と言う「選ばれた
者だけがなれる特別な存在」が、「努力で獲れる時代」になったと実感させられた
最初の日本人王者として(次が佐藤修。日本人王者が誕生して嬉しい反面、世界
王座と云う絶対的な存在が天から降りてきた、そんな気もした)。

ファンの人すみません。団体乱立の影響で、WBAと云うブランドの品質に変化が
生じてきた、そんな感じです。
しかしガメス戦で見せた、セレスの距離感には「円熟の技巧派ならでは」の熟練度が
あったから、決して世界レベルのボクサーでは無いと言えませんが。

だからこそ複雑な感情と言える・・・・。
セレスのような「限界ギリギリで頑張りぬく選手」はダメージの蓄積も心配される。
だから、彼の決断には異論は無いし、「お疲れ様」と、すんなり言えてしまう。

本当に、お疲れさまでした。