あるBOX(改)

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ユッスー・ンドゥール、全米ツアー中止

2003年03月09日 | 生活
ダカール発ロイター通信を紹介した海外サイトによると。
 
3月8日、世界的ミュージシャンのユッスー・ンドゥール(セネガル)が、米国の対イラク政策に抗議して、全米ツアーを中止したとの事。

ンドゥール本人いわく「今、戦争が起これば、真っ先に犠牲になるのは女性や子どもたちだと言うのに、対イラク戦を望む米国は理解不能だ」「世界中の多くの人々同様、私はこの戦争に反対だ。よってツアーをキャンセルする」「紛争中の国に滞在するのはイイ気分では無い。そのような国でツアーするなんて不可能だ」。

日本でも、ホンダのCMにてビートルズの「オブラディ・オブラダ」をカバーで御馴染み。ロックファンに取っても、ピーター・ゲイブリエルの「So」(大ヒット曲「スレッジハンマー」収録)にてゲイブリエルとも共演し、第三世界のミュージシャンとして大きな知名度を持っている。
最近も、ネナ・チェリーとのデュエット曲「セブン・セカンズ」が米国でもヒット。これを受けて3月26日~5月15日に渡って計38回の全米ツアーを予定していたが、全て中止となる模様だ。

・・・遂に、このような人まで現われたな。ンドゥールの地域性溢れる唱法は素晴らしい、私自身も好きな歌い手だ。
自分自身の出自を自覚しているンドゥールなら多いに有り得る行動だが、それでも38公演を自らキャンセルするのだから凄い。その行動力には感服。

英国ではポール・ウェラーも参加する反戦コンサートが開催されるし、全世界の音楽界が米国のイラク政策に反対の意思を表し始めている(ちと「遅いよ」って感じだが)。NYテロの時点では「ゴッド・ブレス・アメリカ」的なコメント発してたB・スプリングスティーンまで(つ~か、あの時点で中東への「過剰な仕返し」は充分に予想できたんだが。だからこそNYテロ追悼コンサートで「イマジン」歌ったニール・ヤングは信用出来るのだ)。
最近は「ここで反戦を唱えないとマズイ」みたいな風潮もありで(笑)。
この時流に乗り損ねまいと「反戦」を唱える連中も見逃してはなるまい(笑)。

つ~か、今更ブッシュを批判する人間は信用できない。いま、本当に信用出来るのはブッシュ抹殺を企てる人間だ。・・・なんてね♪

あと、いまだに反戦コメントでヨーコ・オノを引っ張り出す連中にも気をつけたい(爆笑)。いや、単に私自身が「気色わる!」って生理的に感じるだけなんですがね(笑)。
 
まぁ、反戦デモも盛り上がって来たし(日本でも行われたと聞くと、まんざらアパシー人間ばっかの国でもないなと少し安心)、米国大統領の暗殺騒ぎが起きても不思議じゃない気もするなぁ。

あと、これを日本自身に置き換えれば。
反北朝鮮の情報ばっかを垂れ流すメディアを信用してイイのか?このドサクサで勢力を伸ばそうとする防衛族を看過してイイのか?
・・・・って話になる。
かの国に戦前の日本の二の舞を踏ませない為には、柔軟な外交しかないと思いますがなぁ~。