あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

昨日はストーンズと共に「ボウリング・フォー・コロンバイン」も観て・・・

2003年03月11日 | 生活
――――まだ昨夜の余韻でボーッとしている私ですが。
ストンズ姐さんからは「あれは夢?」とかメール来てるし(笑)。「アンタは横アリにも行くんだから、もっと気をシッカリ持って!」と返事したりして(笑)。
だいたい、この姐さんチケ代 渡した時だって上の空だったし(飲みながら会場へフラフラと来てダフ屋のあんちゃん全員に声かけられてるし)。来る前からして他のストーンズ狂から「何時何分ミック到着、甲本ヒロトが入り待ち」とか職場にメール来て、仕事が手に付いて無いし。オレが「『館道武』下の看板、グループ名だけ大書きで充分なのに、マグナムドライは余計だよ」って言っても「そうじゃないと追加は無理だったかも知れないから。しかもSS席2万2千円なんて安くは出来ないよ」。なんてムチャクチャな事を口走るし(まぁ私もムチャクチャなコト言ってますが)。
「2万2千円って安い!?」と返しても「あわわ、私の個人的感想だから気にしないで」と目は泳ぎっぱなしだし(笑)。
ストーンズのメンバーより二回り以上は年下なのに「ストーンズの母」状態。
これ以降も追っかけやって下さいって感じだな(笑)。

しかし日本武道館、良く入ってたな。
スタンド最後部まで、ほぼビッシリ。1万人はオーバーでは無く入っていただろう。
実際スタートは開演時間からタップリ40分は待たされてからだったが。その間、客入れBGMは古いブルース。 I'm A King Bee(ストーンズもカバー)、Got Love If You Want It(ストーンズ初期ライヴアルバム名にモジって使用)、Mona(これまたカバー済み)、Born Under A Bad Sign(クリームが邦題「悪い星の下に」としてカバー) など。
一曲終了毎に盛り上がる会場。いつメンバーが登場するか楽しみで仕方ない様子。
私は、どれかの曲に合わせてメンバーが現われて、そのまま同曲のブルーズ・カバーに雪崩れ込むオープニングと見て盛り上げ体勢に入っていたのだが見事にハズした(笑)。
そんでキースが一番に現われて「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」・・・。2曲目で90年代曲と来てチト不安だったが「hey hey! you got me rocking」の合唱あって乗れたから可(エアロで言えば「エレベーター・ラヴ」だね!)と思っていたら「Live with me」ですもの!(ベースラインがカッコ良いんだコレが!)
そんで立て続けに「Let It Bleed」「No Expectations」だもんよ!次の「Rocks Off」は結構最近のツアーでもヤるけど、先の3曲みたいなホコりっぽい70年代ナンバーはゼッタイ武道館のみのプレミア選曲だと感激の嵐!!
ロン・ウッドのスライド・ギターも上手かった。すまん、「いつまで経っても新入り」みたいに言って悪かった、ロニー。思えば初来日の時も同じコト思ったんだよなぁ~(爆笑)。
ミックの動きも好調で。
サスガに全速力では無理だったが、ステージ上を右に左に走り回り、踊りを交えたアクションで観客を煽動、手拍子を呼びかけていた。最後はTシャツを捲って若々しい胴体を披露。腹筋割れてる!無駄な贅肉が無い!オレも「肋骨痛めた」とか言って水泳サボってたけど再開だな、こりゃ!
ロックったって「芸能」なんだから。ステージの為に鍛えるミックを揶揄する奴も居るが、そんな奴は麻薬でヘロヘロになった晩年のドアーズやジミヘンやシド・ビシャスのブートでも有り難がって一生聴いていなさい!

メンバー紹介でも、ホーン担当のボビー・キーズへの大歓声をメンバー全員で喜び(以前も書いたが、日本のファンは彼が如何にストーンズの全盛に尽力しているかを知っているのだよ!もしピアノ奏者N・ホプキンスが存命にて同行していたら、我々は同じか それ以上の拍手を彼に贈っただろう・・・)。
場内禁煙の武道館でキースはタバコをフカし、相変わらず自分のヴォーカル曲でもションベンに立たない観客に嬉しそう。ミックは巨大スクリーンに若い女性客の姿が映し出されると、「可愛イネ。アトDEドウ?」と日本語で会場を沸かせ(まぁ「Honky Tonk Women」演った後のお約束だが)。同様に男性には「イケメン・・・高ソウナ服キテルネ」で笑いを取り。紹介された後、延々と観客の前でおどけるロニーに、「シツコイネ~」とも。
スポ紙などは「30年待たされたファンが『チケット譲って』のプラカード持って地下鉄改札外の階段に」のノリを強調していたが、ドッコイ若いお客も多かったよん♪
私の横なんて、どう見ても10代の可愛い女の子(知念似)が古い楽曲で盛り上がっていて、邪まな妄想押さえるのに苦労したモノです(笑)。

さてさて好調をアピールしたストーンズ(年齢の割りに、って感じのコンサートでは無かったのが凄い!)。中国だけでなく、4月8日にタイで初めてのコンサートを行なう事も決定。会場はバンコク近郊、1万1500人収容のImpact Arena。チケット価格は35$から188$。これは、北京公演の最前列750$など他のアジア諸国に比べていくぶん安い値段設定だが、本当は苦しい日本の庶民の事も考えて欲しかったな!(ど~せメンバーには関係者が「日本人はカネ持ってるから高めでイイっすよ!」とか吹き込んでるんだろうが。またはエージェントが勝手に決めてやがるか!)

なお、昨日記入したセットリストの収録アルバム名にて初出がシングル盤だった物は、そのまま紹介したが、ベスト盤「BIG HITS(High Tide And Green Grass)」「THROUGH THE PAST DARKLY(Big Hits Vol.2)」にて収録されているとも追記しておきましょう。

しまった「ボウリング・フォー・コロンバイン」に関して書くスペースが無くなった(笑)。これはまた次回。

BGM:The Rolling Stones [Brussels affair 1973]

ストーンズ、武道館へリベンジ完了!

2003年03月11日 | 生活
行って来ました武道館!人の流れに乗って門を潜ると見慣れた外観が。

そして。「館道武」の看板下に「The Rolling Stones」の文字が。
・・・・感無量。しばらく、その光景を眺めて感慨に耽る。
チケット手配してくれたストーンズ姐さんを見つけて御礼。2人で看板眺めて感慨に耽る。「ウソじゃないんだよね」「オレが入場したら菅原文太に腕つかまれて『ストーンズなんて来とらんのじゃ!!』って言われないかなぁ」「世代がバレるよ」
・・・・などと話ながら列に加わり、2階と1階に分かれて入場。

開演時間の19時をたっぷり30分以上は過ぎ。それまでズッと流れていたブルース曲がフェイドアウト。照明も暗転。
キースがギター抱えて現われた!このリフは・・・「ジャンピング・ジャック・フラッシュだ!!」
以降、踊りっ放しで記憶が朦朧。ちなみにセットリストは(括弧内は収録アルバム)――

Jumping Jack Flash (single)
You Got Me Rocking (voodoo lounge)
Live With Me (let it breed)
Let It Bleed (same)
No Expectations (beggers banquet)
Rocks Off (exile on main st.)
Everybody Needs Somebody To Love (cover)
Worried About You (tatoo you)
Midnight Rambler (let it breed)
Slipping Away (steel wheels)
Before They Make Me Run (some girls)
Start Me Up (tatoo you)
It's Only Rock'n Roll (same)
Rock Me Baby (cover)
can't You Hear Me Knocking (sticky fingers)
Honky Tonk Women (single)
Tumbling Dice (exile on main st.)
Brown Sugar (sticky fingers)
Satisfaction (encore)

全部で19曲、そのうち実に15曲が「イッツ・オンリー・・・」以前の発表曲。
キースの「happy」こそ無かったが、充分過ぎる曲順(つ~か、これで あと「street fighting man」「sympathy for the devil」演られてたら爆死してますな、ハハハ)。
「can't You Hear Me Knocking 」なんてストーンズで数少ない「ギター、サキソフォンのインプロビゼーション」が聴ける珍し曲なので、後半部は涙がチョチョ切れて、生でのインプロビゼーションに ひたすら感動。
開演前の曲が古いブルース曲ばっかなんで、期待はしていたのだが。
期待以上の選曲に感激の夜でした。これによってストーンズは73年の来日公演中止のリベンジを遂げたと言ってイイであろう。
ミッドナイト・ランブラーの緩急、中間のブレイク部でのキースのカッティングは見事の一言だった。
これでストーンズの公演みるの3度目だが。今回のが最高に良かったな!ボビー・キーズへの拍手も多かったし。

ただし「Honky Tonk Women」は、スクリーンアニメで「ジャパニメーションっぽいロリキャラがベロマークにヤラれてた」んで、何とも不思議な感覚だった。日本だから、あの絵柄か?2003年のHonky Tonk Womenはバルーン人形で無く、アニメキャラか?それが日本の最新印象か?

まぁイイか!とにかくステージ装飾は予想以上に質素だった。それもまた演奏に集中出来て良かった。

・・・とにかく、ストーンズは まだまだ転がり続けるゼ!