あるBOX(改)

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今度はヴァン・モリソンが訴えられる

2003年05月03日 | 生活
「魂の歌声」と称えられるヴォーカリストのヴァン・モリソン(アイルランド)が、昨年8月のコンサート中止を理由に、約30万ポンド(約5700万円)の賠償金を求められているとか。

原告は、イングランド西部のパブ併設ホテルを経営する実業家だそうで。

昨年8月に予定されていたコンサートを、V・モリソンが一方的に中止。それが原因で、事業が破綻したとして、ミュージシャンを提訴したと言うワケだ。
 V・モリソン側の弁護士は、1度のコンサート中止で被告の事業が倒産の危機に陥るか疑問であるとして、この訴えを退ける方針らしい。
 原告・被告ともに事実関係の調査が必要との事で、裁判は長期化しそうだとか。

・・・・う~ん、今回は「ヴァンの体調不良だった」とか話が出て来ないなぁ(笑)。

つ~か。
この人の気まぐれは有名で、日本公演が未だ実現していないのも「気まぐれヴァンにドタキャンされたら事!」と呼び屋さんが手を出さないから。
あと、本人が「日本みたいな遠い国に行くのはイヤだ」「そんなに長く飛行機に乗れない」「オレは健康に自信がない」等々、グズって来ようとしないんだそうで。
国内のガッツある呼び屋さんとして一番に頭に浮かぶのは「トムズ・キャビン」さん。
ここの「呼んで欲しいミュージシャン・アンケート1位」はダントツで このアイヴァン・モリソン様だそうだが。

これで益々、日本の呼び屋さんが手を出せなくなったかなぁ・・・。

「ヴァン・モリソンがコンサート中に笑顔を見せた!」ってだけで話題になる程の気難しオヤジ。 
太ったダミ声のハゲ親父が、「音楽には癒しの効果がある。オレは俺の音楽で多くの人を癒せたら良いなと考えてるんだ」と「癒しブーム」の遥か以前から語っていたヴァン・モリソン。

「こんなオッサンの音楽で癒されるかい!」と思いながらも、これが癒されてしまうのだ!!!!

特に、自らのルーツを全面に押し出した「アイリッシュ・ハートビート」(アイリッシュトラッドの大物チーフテンズとの共演は圧巻!)、アコースティック楽器の音質も瑞々しい「イン・ザ・ガーデン」(原題は「ノー・グル・ノー・メソッド・ノー・ティーチャー」)などは今も愛聴させて戴いております(涙)。

生きてるうちにV・モリソンの生コンサートは体験したい(でも最近ジャズに走りすぎなんだよなぁ・・・)。N・ヤングさんと共に、最もファンに信頼厚いミュージシャン。

それがアイヴァン・モリソンさんなのです。
無罪になって欲しい気もするが。わがまま親父に お仕置きして欲しい気もする(笑)。

――――なんか、複雑だ(笑)。