あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

やっと見れたよピエール瀧の「Comic牙」!

2003年11月01日 | 生活
電気グルーヴのオールナイトニッポンから、テレ東の「モグラネグラ」、CS・スペースシャワーの「マタハリ」と。
ピエール瀧を何気に注目してきた私だが。

「ミラクルさん」じゃ満足できないのよ!あのジェロニモみたいな顔が見たいのよ!程よく出た腹が好きなのよ!

―――などと、お姐キャラを演じたトコロで軽く喉奥に酸っぱい吐瀉物感を覚える私はやっぱりストレート。モーホーにはなれませんでした。

―――で。CSで久々に音楽チャンネル契約したら、どれもコレも変わり映えしない・・・ってんで。
「ピエールが出てるっていう衛星バラエティはどれよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」っと半狂乱になって番組表をチェックするコト数週間。
やっと見つけた「Comic牙」!Viewsicでやってたのね!
スペシャ探してた私はアホ丸だしなのでありました。

―――で。意気込んで留守録。仕事終わって再生すれば、ピエールの山篭りの映像が(涙)。バット振ってる!なにやらリキッドルーム(←ライヴハウスのね)のチームと野球大会するんだとな!
これで五戦目。過去4戦はピエールの山篭り素振りの成果もあってカンカンカンカンカンカンカンカンカンとヒット打ち捲り。
滝の見える渓流で素振り「オレは清原だ」いや「ワイや!清原や!」。瀧の心はそう言っていたに違いない。
大勝して「リキッドルーム飲み放題」を奪い取った瀧だったが。

第5戦ではリキッドも元高校球児といった強豪を補充してきた。瀧のピエール学園は、主将の孤軍奮闘状態。皆、ジャージだったり帽子被ってなかったり。

瀧のバッティングフォームは、さすがは元球児、阪神の入団テストを受けただけあって(甲子園の砂GET!)決まっている。
しかし四球を選んで後続に繋ぐも打線が続かない!

今回は油断してか、お花畑でしなやかに素振りしていた瀧。連勝で勝負を甘く見ていたのか!?

結局、試合はリキッドチームの勝ち。約束通り「ピエール瀧、リキッドルーム7アワー」となったのだった。

――――っつ~前振りを見て感激。馬鹿さは変わらない(笑)。

そして瀧プロデュースの「7時間イベント」が始まっのだった!

―――以下、次回。

四人囃子vsプロコルハルム、勝敗は!?

2003年11月01日 | 生活
行ってきました厚生年金会館。
ROCK REGENDS Vol.3「四人囃子vsプロコルハルム」
日英のプログレバンド激突ってんで、挑んだもんだね森園さん(G)。
しかも、あっちは67年デビュー。3分シングルで全英1位・全米5位のビッグヒット(青い影)を放っているクラシカルロック・バンド。
こっちはハードロック系でもある「B面ほぼ1曲」の傑作(一触即発)をモノにしているニッポン代表。

「どうせ19時開演と言いつつ5分くらいは押すだろう」と例によってロビーで買い物なんてしてたら、始まってた。
しかも四人囃子の新曲。インストだったが、やはり演奏力高し。
その後、曲は「おまつり~空とぶ円盤に弟が乗ったよ~カーニバル~新曲~なすのちゃわんやき~一触即発と続き(新曲はいずれもインストゥルメンタル)。
アンコールなし、ほぼ一時間強で英国バンドへバトンを繋いだ形。
大迫力の「一触即発」が終わり、「この後にプロコル出てきても厳しいかな」と思わせるも。

15分後に現れたプロコルハルムは、彼等独特の音空間を会場に作り上げてしまったのだった。
さすがだ。ちょこっと「おとなしい3分バンド」と思った私が甘かった。

一曲目が「シャイン・オン・ブライトリー」(2ndアルバム「月の光」収録)。J・ホワイトホーン(P・ロジャースの日本公演にも参加したナイスガイ)が弾くギターの高音で始まる派手目の曲。それでも途中のオルガンソロはプロコルらしいクラシカルな響き。
ヴォーカルのゲイリー・ブルッカーも元気だ。まるで校長先生のような風貌で(そういや、元コロシアムのサックス奏者ディック・ヘクトール・スミスは確か今、校長先生になっていたよな)。頭は禿げあがったオジサンだが、思ったほどゲイリーの喉に衰えは無い。
リズムセクションは寄せ集めといった感じだが、そつなく上手い。ベースの細身スーツが英国バンドらしくてイイ。ドラムは少しキレが良過ぎ、「オマエ本当はコンテンポラリー・ジャズロックとかで叩きたいんだろ?」ってな感じで達者さが英国テイストの邪魔している感もあり。
その後、曲は「ソルティ・ドッグ」や「クワイト・ライトリー・ソー」「ヴァルプルギスの後悔」と続き。「果てしなき希望」「征服者」「旅人の道」もやったっけ。
そして、やっぱりアンコールで演ってくれた「青い影/A WHITER SHADE OF PALE」。
ブルッカーの声は年月を経て、むしろ味が出ていないか?
そして、なんといってもマシュー・フィッシャーのオルガン。まんまの音を再現してくれていて感激。この名曲を主要メンバー2人が奏で、歌う空間に自分が居るのが信じられない!

ローランドのキーボードでピアノ音を奏でるブルッカーに対し、60年代から飛び出てきたかのようなフィッシャーは、別の意味で凄い!
猫背でオルガンに向うスーツ姿は、まるで「インテリなオースチン・パワーズ」!動きも何やらユーモラスで、後半ワタシヤ彼ばっかり見てましたよ(笑)。
重ね重ね言うがオルガンの音色が本当に素晴らしい!この音こそがプロコルだよね!・・・って感じ。
しかも音のヌケ・分離も抜群にイイ!

四人囃子の音は、ややダンゴ状態だったが(歌が演奏に埋もれたり、キーボードソロで音が奥まったり)、これもPAスタッフの力量差か?

四人囃子vsプロコルハルムは・・・やはり本場のバンドが(PAの差も含めて)判定勝ちか?あと、ベースの佐久間さんがプロデュース業との掛け持ちで「リハーサル時間が無かった」ってのも痛かったろうなぁ。ドラムもメリハリが無かった。プログレなんだから要所の抑揚はしょっちゃダメでしょう。森園さんのギターも、曲によってモロ音色がデュアン・オールマンだったりするし。

プルコルハルムって、同時代の他バンドに比べ、歌・演奏とも抜群に上手いと言うワケでは無かったのだが。それでも地力は充分だったって事か。

単独公演だったら「連れ」も誘っていいだろうな。マシュー・フィッシャーの事は絶対に気に入るだろうから(笑)。

とにかく予想外の収穫ありなコンサートでありました!

P.S.
プロコルハルム、「ハンバーグ」と「よいの明星」は演ってくれなかったなぁ~。「青い影」の1発屋的なイメージ強いプロコルだが、他にも佳曲も多いのですよ。今回のコンサート、どっかのTVでやりませんかね?