あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

N・ヤング武道館公演、最高であった

2003年11月15日 | 生活
ニール・ヤングを見るまでは死ねない(あとV・モリソン)。

そう思い続けて10数年。

遂に見れたニール、数十メートル先で「Hey HeyMy My」を演っている!歌っている!ギターソロが長い!

正直、最近のステージでこれだけギターソロやってんの、この人くらいじゃないか?
長々弾いても飽きさせない!決してテクニカルでもないし、速弾きあるワケじゃない。キャッチーなフレーズ連発するワケでもないのに。

音色だな、痙攣したような音色、クリアな音色、凄まじいディストーション、フィードバック!「情念のイタコ弾き」と命名した人は偉いわ。

バックの面々も「暴れ馬」らしく荒れ狂い。ドラムの方から何か飛んでるなと思ったら、割れたスティックの破片じゃん!シンバル叩くたびに飛び散る木片!

曲は「見張り塔からずっと(B・ディラン)」
「Powderfinger」「Love and Only Love」と続き。
やはり凄まじいギターが聴かれ(やっぱりRolling Stone誌のグレート・ギタリストの評価低過ぎるわ。N・ヤングはベスト10に入れるべき偉大なギタリストです!!)。特にエンディングと思わせてまた引っ張る粘っこさはベートーベンの交響曲なみ(笑)!

ここでアンコールも終了。再び舞台袖に消える一同。

しかし拍手は鳴り止まず。2度目のアンコールに応えるニール・ヤング&クレイジー・ホース!

「これを聴けずに帰れるか」の名曲「Rockin’ In The Free World」のイントロで、また会場が大興奮!

ややペースを落としたテンポながら、ニールのギターはヘヴィに響く!

サビで「Keep on Rockin' in the Free world」と合唱!もちろんオレも!

そして再びニールの轟音・痙攣ギターソロが延々と続く!元気なオヤジだ!一体、なに食ってるんだ(笑)!?

踊りっ放しのこっちが疲れたぞ!

クドさを極めたかのようなエンディングで曲は終わり。
客電が点くも、異常なエネルギーに圧倒された観客は唖然としたまま(慣れた客はさっさと出口へ)。

凄いモノを見た。ある意味、前半の楽曲も数年後は貴重なコンサートでの目玉として語られるだろうし。

ただし、これで安心しては死ねないな。

だって「Like a hurricane」や「Cinnamon girl」「Cortez the killer」「After the Gold Rush」は聴けてないから。

もう一度、来日してくれニール!(いや、なんなら何度でも来てくれてイイんですがね)

◆11/13(後楽園ホール)の試合結果
○4R
渡辺勝幸 TKO3R 門倉健二
工藤健一 TKO1R 高橋マサル
秦穴 聡 判定 丸山有二
松竹哲雄 判定 荘司基之
佐藤晋太郎 KO2R 栗尾直樹
○6R
森谷淳一 判定 内野賢一郎
中井良二 判定 岡田高太
○8R
臼井知史 判定 斎藤
○10R
コウジ有沢 TKO5R 首藤秀樹

N・ヤングは、あくまで現役の人だった

2003年11月15日 | 生活
そりゃ最新の「ぴあ」の表紙にもなってる人だし。
最新アルバムも出したばかり。今回は、そのニューアルバム「Greendale」を引っさげてのツアー。

―――とは言え、これだけのベテラン。代表曲も死ぬほど有る人。ベストアルバム作ろうとしたら三枚組は当たり前、ライブやっても新作はせいぜい2~3曲ってパターンも当然なのに。

やってくれました、前半ニューアルバムからの曲をやりまくり。
つ~か、「舞台セット&演者」使っての寸劇を同時進行(~アンド上映)!

最新の「Greendale」ってアルバムが、グレーンデイルって架空の町を舞台としたコンセプトアルバムだけに、物語が綴られていくのですよ!(ロックバンドで架空の町モノと言うとキンクスを思い出すが)

これをカッチリとやってくれたのですよニールさんは!

日本人には無理でしょう(ジェスロタルのシアトリカル・ステージも難しかったらしい)!?・・・なんて言っても聞く耳なしか!?!?

しかも私ゃ最新アルバム買ってないからキツイ・・・と思いきや、そうでもなく(笑)。

そりゃ話は分かんないけど、ニールの歌声とギターが有る事には変わらない。
始めて聴くも「イイ楽曲」が耳に馴染んでくれたし、ニールの歌がありギターサウンドが有るって意味じゃ同じだ。

そこにニールが居るのだ。

生ギターに持ち替えても、マイクが拾うその音は生々しく、低い音を奏でる弦がギターのボディを掠める音まで響く。
アコギも上手いぜ、ニール!鳥肌立った!

オルガンでの弾き語りもあり。これが学校などで聴いたような空気オルガンの響きで、「アンプラグド」での「Like A hurricane」の雰囲気が甦る。

現役である事を、たっぷり見せつけ。コッテリと1時間半、ニュー・アルバムの舞台再現をしてみせたN・ヤング。

フィナーレでは観客スタンディング・オベーション!つ~か、それまで皆は座ってました。客の平均年齢高いから(笑)。

ステージ上のメンバーは一旦引き上げた。

暗転した舞台でセットに黒布が被せられている。
「次は往年の名曲集だな!」皆の期待は最高潮に達しアンコールの拍手は続く。

スクリーンに若き日のニールが映る。70年代中期「Live Rust」の頃だ!細い!若い!カッコイイ!盛りあがる会場!

「今のオレだって格好いいぜ」とばかりに、再びニール登場!長年の仲間、クレイジーホースも再び現れた。

ギターを鳴らし始めるニール。

「Hey Hey、My My」だ――――!!会場、最高潮の拍手と歓声!もうオレ泣きそう!

―――以下、次回。

最後のロック・ミュージシャン=ニール・ヤング

2003年11月15日 | 生活
(ニュー)ミュージック・マガジンではF・ザッパ御大の事を「最高にして最後のリアル・ロック・ミュージシャン」と表していたが。

いやいや、ニール・ヤングのおっさんも中々やってくれておりまして。

ショウビズの中心に居ながら商業主義と戦い続け、簡単に音楽を企業に売るミュージシャン(←はっきり言ってCM曲やってたM・ジャクソンとか)を「オレはペプシの為には歌わない!」って歌詞の「This Note For You」でコケにし。
売れたアルバムの直後に正反対の傾向のアルバム出したり。

60年代に出て来たベテランなのに、70年代中期のパンクロッカーに共感示したり、90年代のグランジ・バンドと共演したり(←P・ジャムにも迫力で負けてない)。

その度に「Hey Hey、My My」や「Rockin' in The Free World」らの代表曲をモノにし(Rockin'・・・は89年だが)。

50歳過ぎて轟音ギターを掻き鳴らし、今でも現役バリバリ最高のライヴ・パフォーマーでもある。

そのニール・ヤングが来日するってんで、私の心は盛り上がり。
日本での単独ライヴは14年ぶりとかで、奮発して9000円のアリーナ席を購入したのだった。

久しぶりの日本武道館(ホントはJ・ブルースも武道館だったんだが)、時間ギリギリで入場。

「やっぱり外タレさんは数十分押してのスタートだろう」との予想通り(つ~か、ストーンズには1時間くらい待たされたなぁ・・・)、開演の7時を過ぎて照明が暗転。

暗闇からニールが現れた!デカイ(笑)!一段と巨大化している!

―――以下、次回。