あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「右も左も関係ねぇ!ワイルドは悪党を叩き潰すだけだ!」

2004年05月04日 | 生活
・・・・「ワイルド7」の主人公、飛葉ちゃんの名言です。

連載当時の時代背景から、「左翼運動家」や「東のスパイ」なんてのも登場する「ワイルド7」だが。
作者の望月三起也センセは、簡単に「左翼」を美化したりはしていない(当時は「左翼」がブームだったようだが)。

「度量の大きい左翼リーダー」を登場させながらも、「破壊活動のみに腐心し、真の市民解放など頭に無い活動家」などをワイルド・メンバーがブチのめすシーンなどもあり。

いまだに「活動家」に胡散臭さが拭えないのが、「結局は活動こそが目的」みたいな印象が大きいから。
反面「市民活動をダサいもの」として印象付ける最近のメディアにも不信感が付きまとうのだが。
簡単に、この風潮に乗って「イラク人質」をバッシングするのも「何だかな~」ってな具合なのだが。

――で、海外メディアが「日本の自己責任論」に違和感表明すると、手の平返す論調も見え始める。

――で、それに勇気付けられてか元人質の連中も「自己責任論は不本意」「また行きたい」とか言うし。

これまた「何なんでしょ?」。

18才の少年に「フリーライター」なんて肩書き付けてイイのか?真ん中の「ライ」は要らないんじゃないのか?

18才くらいで「イラクだけ」に拘らなくてもイイんじゃないのか?劣化不発弾みたいなのは世界中どこでもあるぜ。

右も左も関係ねぇ、ワタシャ「日本人が関係ない危険地帯に行くな!」と自衛隊にも、この人らにも言いたいだけです。

そりゃ、日米が運命共同体みたいになってるのは多少仕方ないが。

もう、イスラエルがハマスって組織のリーダー続けて暗殺して、中東が泥沼になるのは目に見えてるんだから。
――で、イスラエルと米国はツルんでるんだから。ほんで、イスラム教と基督教の原理主義者の争いなんだから。米国の軍備在庫処分&石油利権略奪の争いなんだから。日本にゃ大した分け前ないんだから。

勇ましいコト言ってりゃ、そりゃカッコ良さげに聞えますが。

スペインやらが撤退するのはテロに屈するだけじゃないと思うよ。「中東は完全に泥沼だ、もう手に負えない」ってコトだと思うよ。

米国(ブッシュのアホ)が「正義の使者」を気取って攻めてどうなるモンじゃないのよ。マジで数千年の「憎しみの連鎖」はダテじゃないのよ。今回、米国は「その連鎖」に進んで加わったのよ。

そんで下手すりゃ日本も・・・。

いや~「ひょうきんベストテン」かと思ったよ<br>「ヤング・ミュージック・ショー/KISS」

2004年05月04日 | 生活
NHKが放送していた、当時唯一と言ってもいい洋楽ライヴ番組「ヤング・ミュージック・ショー」。

最近のアーカイブス・ブームに乗ってか、5月2日23時過ぎからNHK総合にて「ヤング・ミュージック・ショー/KISS初来日公演」が放送されたのは、この日記を御覧になられている方なら御存知でしょう。

全盛の77年の初来日パフォーマンスをNHKスタッフが収録したってんで、当時のファンにも印象深く。当時子供だったオーケンやROLLYが前振りで喋べっておりましたな(世代的には「みうらじゅん」さん当りが、ド真ん中だろうが。なぜか「ロックやっててメイクもしてて」ってな人選なのか、この2人に白羽の矢が立った模様)。

・・・・つ~か。
さすが「NHKアーカイブス」。これまでドキュメンタリーやドラマを扱った構成と同じく、いつも通り真っ当に「加賀美幸子さん(ベテランNHKアナ)」が当時の社会状況までを検証。
最初の放送は、土曜日の午後3時台ってんで子供にまで衝撃を与え「当時は、これを見て洋楽にハマリました。ビデオなど無い時代、食い入るように見ました」みたいな投書を真面目な口調で読み上げる加賀美さん。

「NHK悩み相談」で「バレー部だった息子がロックをやりに米国に行くと言って聞かない」などといった古い映像まで登場(笑)。

さらには「ヤングミュージック・ショー」の簡単な歴史まで説明してくれて。
「ヤングミュージック・ショー出演アーティスト放送年表」までフリップにしてくれて嬉しいやらオドロキやら。

その年表を書き出すと・・・
71年10月24日:クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
72年03月20日:ザ・ローリング・ストーンズ
72年05月01日:クリーム
73年03月17日:ピンク・フロイド
73年10月28日:エルトン・ジョン
73年12月22日:ディープ・パープル
74年:放送なし
75年08月30日:ジミ・ヘンドリックス
76年02月22日:シカゴ(フリップでは西暦表記なし)
76年06月20日:イエス(フリップでは西暦表記なし)
77年01月08日:ベイシティ・ローラーズ
77年05月07日:キッス
77年09月10日:ブライアン・フェリー
77年12月24日:サンタナ
78年05月05日:ロッド・スチュワート
78年08月05日:レインボー
78年09月02日:ドゥービー・ブラザース
79年03月26日:デビッド・ボウイー
79年04月01日:ビリー・ジョエル
79年05月05日:アース・ウィンド&ファイアー
79年10月13日:ポール・マッカートニー&ザ・ウィングス
80年03月22日:ビージーズ
80年09月13日:キンクス
81年04月13日:ポリス
81年08月19日:クイーン

――かなりのラインナップじゃないですか!!
今後もお願いしますよ!

・・・と願うも「今回の素材は、奇跡的に3/4インチ・テープが発見されましたが。当時の放送用2インチ・テープは大変高価で、放送終了後は次回用に再利用されていました」って淡々と加賀美さんが続けて語るのよ!

それって「上から重ねて前回の消去してた」って事じゃねぇかよ!
「でも、こっそり別テープに録ってたズルい奴が居て隠し持ってた」って事じゃね~かよ!
だったら「イエス」とかも取っとけよ!!!

・・・と泣いても仕方ない。ブート音源並の生存率だ、どっかに隠れてる事を祈ろう。

つ~か、本当に貴重なのは「NHK製作」のモノだけだから。
当時、来日してないストーンズやジミヘン、クリームの映像は海外素材を放送しただけだし。
そんなモノは、然るべき店を回ればGET可能なのさ(←コラコラ)。

贔屓の「レインボー」も、ヨーロッパ公演だったような記憶あるんだけどなぁ・・・(リッチーとロニー&コージーが揃った最強メンバーだったような)。

そして「キッス」と並んでインパクト与えてくれた(地元の家電屋でビデオ録画された映像を延々と流していた)「ベイシティ・ローラーズ」は、「口パク」丸出しだったからド~でもイイか(笑)。
ま、それはそれで貴重だが。

上記ラインナップでの「日本公演NHK製作モノ」消去されてるのは痛いなぁ・・・(ロッド・スチュワートとか日本モノじゃないのか?なんでもキャキャー言うファンに「シャラップ!」とか言ったって聞いてるし)。

しかし何か、5月2日には盛り上がってしまいまして(照)。

力入れて見たら、やっぱりショボイ部分もありましたな(笑)。セットとか「歌舞伎かよ!」・・・と思ったら「やぐら仕立てのセットを俯瞰で録るのはバンドの指示だったとか。

「ファイアー・ハウス」での「消防車の赤色灯をイメージした回転灯」は盆踊りの提灯みたいだったし(笑)。
なんか、「ひょうきんベストテンのセットかよ」とも思ったし(メンバー登場時の爆発音とか)。

最後に、最新版のライヴ映像が流れたが、クレーンからの映像やメンバーや楽器を瞬時にアップで捉える撮影技術の進歩とか、色々と感心させてくれました(あと、化粧バンドだからメンバーの「老けっぷり」が分かり辛い)。
いまなら、「消防法の関係で再現不能な武道館の火柱」も下から煽るように撮って3倍くらいの迫力になったろうな。

まぁ、イイや。
その辺を割り引いても「手抜き無し」のステージは凄かったし。
MCも本国と同じ様にやってる感じなのには軽いオドロキ。
しかも観客は絶対に理解してないのに、いちいち「キャー」と騒ぐ。
これで頭でっかちバンドだったら「君ら本当にわかってんの?俺達のメッセージ伝わってる?」とかなるけど、そんなのKISSには関係ない(笑)。盛り上がりゃイイんだから。

頭でっかちバンドは、そこで手を抜くんだろうが。KISSは抜かない。だってエンターテイメント集団なのだから!(また、日本を舐めるバンドも多い中、KISSとは別の意味で「演奏者のプロ意識」を発揮して手抜きしなかったからこそ、ゼップやパープルやフリーが愛されたのよ)!

ま、HDDで録画させてもらいました。裏の「ガキの使い」は久々にVTRで録りましたが。その甲斐もあったかなぁ・・・と。

しかし、マジで当時の素材を隠し持ってる放送関係者さん!もう時効だから(?)、放送局へ申し出て「アーカイブ」放送に協力してくれませんか!!!