あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「THE ROCK ODYSSEY 2004」に行って来た<br>気力を振り絞ってエアロを観る

2004年08月01日 | 生活
夜の帳が降りかかった横浜競技場アリーナ席にて、未だ椅子に座って呆けているワタクシ。

例によって、ステージ袖を見る事が出来る前列から大きな歓声が上がって「メンバーが現れたのか」と気付く。

エアロのメンバーが相変わらず派手に登場。
スクリーンに映るスティーヴン・タイラーの腕タトゥー横には「猛暑」の文字(笑)。
そしてスティーブンさん、開口一番「あづい~」(笑)。

まぁ、夜になって風も吹いて居心地は良くなってはいたんだが、外人さんに日本の湿気は辛いよねぇ・・・。

そしてスローペースな和音が音量を上げていき。一曲目は「Back In The Saddle」で来ましたか!
敢えて、こういうジワジワ来るオープニングで攻められると参るね~。

あ、気が付いたら立ち上がって手拍子してるわ(笑)。

2曲目は「Toys In The Attic」でペースアップ。
3曲目の「Love In An Elevator」は掛け声で盛り上がるライヴ向きの曲だが、両脇の連中は乗ってない。

こらああああああああ!!!!特にエアロの番になってノコノコやってきた左側の2人組!
オマエラここで乗らなきゃドコで乗るんだよ!!!犯すぞコラアアアアア!!!(あ、良く見たらトウが立ってらっしゃるんで遠慮しときます。14000円払って最後だけ御鑑賞なんて・・・裕福でいらっしゃいますね)

次は新しいアルバムから「Roadrunner」。
ニューアルバムはブルースのカヴァー集なんだが、エアロ流なんで前後に違和感なし。

「そういや、The Wh♂もロードランナーをカヴァーしてたなぁ」と感慨深く。
どっちも黒っぽくないしなぁ・・・とも思い出し笑い。

そして、「Cryin'」「Jaded」「Rag Doll」といった定番曲の連発、
ここらはスタジアム・バンドの面目躍如、プロのエンターティナー振りを発揮。

そして、ギターのジョー・ペリーのコーナー。
彼が椅子に座ってブルージーな弾き語り始めたら、皆も安心して座り始めた(笑)。

やっぱり、みんなバテてるのね(笑)。もちろん私も着席。
実は私が一番イッパイイッパイなのでした(笑)。何と言っても「燃えカス」ですから。

ジョー・ペリーは正直にThe Wh♂への敬意を表し。
「The Whoと同じステージに上がれるなんて嬉しいよ」と嬉しいコト言ってくれて、始まったのが「dream on」。

英国ロックに憧れて、ヤードバーズやらのカヴァーからスタートしたというエアロスミス。
この「dream on」には英国バラードの臭いがして、売れなかった1stからのシングルカットで辛うじて売れて。セカンドに繋がったってんだから感無量。

曲は再び「Draw the Line」でアップテンポな盛りあがり。
ゼム・フーチャイング・ヴァン・モリソンのカヴァーと言ってもイイ「Baby Please Don't Go」で私は感激。
古いファンの反応イマイチか?古いファンこそ盛り上がらなきゃイカン曲だぞ!

そしてJBカヴァーの「Mother Popcorn」!
このファンキーさこそがエアロ!ストーンズのコピーバンドじゃないぜ!

再び定番の「Walk this way」で盛り上がり。
ベースの出来が最高な「Sweet Emotion」でベテランファンも感激。

まぁ、さすが「庶民派」エアロ、スタンド席が盛り上がっている。
音は、風に煽られてダンゴになったり、直撃してきたり、こもったり、デカクなったりで・・・厳しかったなぁ。
The Wh♂よりPAで劣ったとも思えんが、音響コンディションはNG気味だったな。

一旦引っ込み。
「Wh♂がやったからエアロもアンコールありだろう」と安心して手拍子する観客。

でも疲れが出て座ってるヤツ多し(オレもだがね)。
さぁ、やっぱりエアロ再登場!

「Livin' On The Edge」で新し目のファンも満足。
いよいよ「Train Kept A Rollin'」で大盛り上がり!(ヤードバーズもフォガットもシーナ&ザ・ロケッツもジェフ・ベックも演ってる名曲だもんねぇ)

客層がバラバラで、皆疲れ気味だったからか、掛け合いがイマイチ寂しかったが(ワタシャ叫びましたがね♪「オールナイト・ロング!」と)。

まぁ、新譜からは「ユー・ガッタ・・・」を聴きたかったが。
これまた贅沢は言うまい。一流のエンターテイメントを見たって感じ。
そういや、エアロは以前、武道館で見た・・・なんて言っても「Get A Grip」ツアーだから何年前だ!?

「イーグルス来るったって、4~5年前に見てるしねぇ」なんて言って、もう10年たってるぢゃねぇかよ!!

ハァハァ・・・。
まぁ、個人的にはThe・Whoの初来日に感慨覚えたイベントだったけど、エアロの元気なエンターテナー振りに安心した日でもありました。

職場の知人も行ってて「帰りにビールでも飲んで行こうよ」とメール打ったら、「もう電車のった」の返事が・・・。いけず!
まぁ、すでにスタンドでビールをガンガン飲んで相当に酔っ払ってたらしいが(そりゃムリだわな)。
くそう、オレはクリスタル・カイザーだけだってのに!!!!!

――以下、総括へ(笑)

「THE ROCK ODYSSEY 2004」に行って来た<br>オレ、The Wh♂で燃えカスに!

2004年08月01日 | 生活
ちなみに、当日のThe Wh♂セットリストは・・・。

1:I Can't Explain
2:Substitute
3:Anyway Anyhow Anywhere
4:Baba O'Riley
5:Behind Blue Eyes ~ Real Good Looking Boy
6:Who Are You
7:5.15
8:Love Reign O'er Me
9:My Generation ~ Old Red Wine
10:Won't Get Fooled Again

アンコール
11:Pinball Wizard
12:Amazing Journey / Sparks
13:See Me Feel Me
14:Listening To You


・・・・燃え尽きた。燃え尽きたよ。

そんな言葉を呟きながら、パイプ椅子に腰掛けるワタクシ。
隣の兄ちゃんも同様に果てている。

まぁ、他にも聴きたかった曲は数々あるが。贅沢言ったらキリが無いし。
予想以上のモノは見れたんで、もう昇天状態・・・・。完全に呆けている。

次のエアロスミスまで30分以上のインターバルあるが。ホントはビールでも飲みに行きたいんだが。

動けねぇ・・・・。また行列に並ぶのかと思うとウンザリだし・・・。
予定じゃWh♂をシラフで観て、エアロでビール飲みながら酔っ払って騒ぐはずだったのに。
まさか、The Wh♂が あんなに凄み残してるとは思わなかった・・・。

そしてアリーナが水以外ダメなんてのも予定外(←おぼえてろよウドー!おぼえてろよ横浜競技場!!)。

まぁ、今や飲んで騒ぐドコロでも無いですがな。
・・・前のめりで身体が「ビクッ」となって、「あぁ、オレいま一瞬寝てた」と気付く。

The Wh♂の終演間近から、日も翳り。心地いい風が吹いてきた。

「Next」の文字がスクリーンに映し出され、エアロの予告映像が流れるとスタンド席から歓声が上がる。

元気だなぁ・・・・(笑)。



「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑪<br>THE WH♂、圧巻!!

2004年08月01日 | 生活
8月になってしまたが。
フジロックも始まってしまったが。

私の中では、まだまだ燃え盛る「オデッセイ」の思い出(笑)。

「Won't Get Fooled Again」、ギターのフィードバック音&轟音とともにエンディング!

ファンは感極まって絶叫!私もピートとロジャーの名前を叫ぶ。そして大きな拍手。手が痛ぇけどOKだよ。

観客に手を振りながら、ソデに消えていくメンバー。やはり「Won't Get Fooled again」で大団円か?

しかし拍手は止まらない。
バラバラの手拍子が一体化してアンコールを求める。
ロックフェスでアンコールはありか?半信半疑ながら手を叩き続けるオレ。

まだ「Won't Get…」の余韻が残っている。ここで終わりでも充分満足だったが。まぁ、ピノ・パラディーノのベースが、やはり「My Generation」では弱く感じたが・・・・。

そんな事を考えながら拍手を続けていたら、前列方面の歓声が高まる。

The WH♂、再度登場だ!!

アンコールに応えてくれるのだ――――――――――!!!

「よう!」とばかりにピートの挨拶。ご機嫌な表情だ。

ピートが再びギターを掻き鳴らし始める。それがそのままイントロになる。

「Pinball Wizard」だ―――――――――!!!

「THE ROCK ODYSSEY 2004」へ行って来た⑩<br>THE WH♂、圧巻!!

2004年08月01日 | 生活
ロックドキュメント映画「The Kids Are Alright」の最大のハイライトとも言える「無法の世界」。
そのシンセ・ループが眼前で流れている。「無法の世界」の映像のカッコ良さこそがロックのカッコ良さなのだ!
あの高揚感、いてもたってもいられない気分、それがあるからこぞ「The Kids Are Alright」が「最高のロックドキュメント映画」と言われるのだ!!

The Wh♂スタジオ盤の最高傑作と言われる「Wh♂’S Next」の最後を飾る威厳と迫力に満ちた曲「Won't Get Fooled Again=無法の世界」。

ファンも万感の思いで手拍子だ。
「あぁ、本当に あの映画のシーンに、映画用にファンを集めて行われたキルバート・ステイン・ライヴの会場に居るような気分だ!!」
これは錯覚では無い!!!同じ手拍子だ!!!皆、同じ思いなのだ!!(涙)

ピートの腕回しも、いっそう気合が入る!グルングルン回ってるのにスクリーンのカメラ切り替えるんじゃない!!さっきから間が悪いんだよ!!殺すぞ、スイッチャー!!!

クライマックスではロジャーとピート二人並んで腕回し!
あぁ、映画と同じシーンだ(涙)!

当然オレも一緒に腕回し!横に誰か立ってたら顔面かすめたかも知れないが知ったこっちゃね~んだよ!!(←実は誰も居なかったけど)

そしてブレイク、ドラムの乱打の後。
全楽器の轟音とともに、ロジャーの「Yeaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!」の雄叫び。

ロック史上、最高の「イエ―――――――――――――――――――!!!!!」だ(涙)。
「キッズ・・・」でのハイライトは、このシーンで。天を仰ぎ叫ぶロジャーと、最高の跳躍を誇るピートのジャンプのスローモーション。

・・・・はぁ。その「イエ――――――――!!」が、まさに自分が居る同じ空間で行われたのだ(涙)。

・・・・卒倒しそう。