あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

しかし、あの事故を<br>警察イメージアップに利用する向きも感じられるのだが・・・

2007年02月16日 | 生活
東武東上線ときわ台駅の踏切で、近くの交番勤務の巡査部長(53才)と、無職女性(39才)が急行電車にひかれた事故。

自殺願望ある女性が踏切内に入った為、救けようと線路に入った巡査もはねられ、重体が続いた後に巡査長が死亡。

交番へ千羽鶴を贈り、板橋署には回復を祈る手紙や電話が多数届いたワケだが

その祈りも届かなかった・・・・と。

そして、二階級特進。安倍総理の弔問。
「地域住民に慕われる素晴らしい警官」との声。

不祥事続きの警察だったが、この巡査長のお陰で随分とイメージが上がったと思う。

穿った見方を自覚して言えば
「殉職された巡査長の“正義感”“職務をまっとうする意思”“身を呈して他者を守ろうとした行為”は、確かに立派だが」
「果して、そのような“美しい意思”だけで身を投げ出したのだろうか?」
・・・と疑問も沸いてくる。

ポイントは
「事故の前、自殺願望を語りながら踏切へ入った問題の女性を、同巡査長は交番へ連れ入れている」って事。

そして
「その直後に女性は交番から抜け出し、再度、踏切から線路に侵入している」って事。

「とり逃した女性を、おめおめ死なせたら、何と言われるか分からない」

・・・そんな事が、巡査長の脳裏に浮かんだんじゃなかろうか?

そんな事を考えてしまうのです。

メディアを含め、今回の同巡査長の行為を称えている“同じ口”が
「1度は交番に連行した自殺願望を口にする女性を、なぜ逃がしてしまったのだ!?」
「結局、死なせたのは警察じゃないのか!?」
・・・・と、同巡査長を叱責するのは目に見えておる。

それを予想した同巡査長が、正常な判断が出来なくなって線路に入ってしまったのではないか・・・。

――そんな事、考えられませんか?