あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

BAD COMPANY 東京国際フォーラム公演2日目へ③

2010年10月26日 | 英国ロック
ここまでのバッド・カンパニー東京2公演、
アンコールは「Bad Company」と「Ready For Love」の2曲だったが

「最後だから」と期待を込めて叩く皆の拍手に迎えられ、メンバーは遂に再登場
ファン大歓声
ダブルアンコールだ!



曲は「Ready For Love」
エンディング近くでは例によって高いキーのサビを続けて歌わせられ、
声も怪しいワタクシども・・・

メンバー全員で肩組み、スタッフも参加して肩組し挨拶
いよいよこれで終わりか、と思いつつ万感の思いで拍手を贈っていると
ここでまさかの展開が!

皆が袖にハケようとしているところで、
ロジャース先生が「いや~、ストーミィ・マンディだぜ」とゴキゲンな声をあげる

「ロジャース先生、間違ってるよ。今日は火曜日だよ」
「でも、まあイイか。それくらい盛り上がったって事だろうな」
・・・そんな事を思っていると

「ヘイヘイ、まだあるぜ。もう一丁」とロジャースが他のメンバーを呼び止める

うわっ!
本当にブルース曲の「Stormy Monday Blues」(T-Bone Walker)だ!
トリプル・アンコールだ!

自身にとってのルーツをガッツリ決めて、何度も身を屈めながら「ウォ~ウウォウ~」と
叫びをキメるロジャース先生、格好良すぎ・・・



以下、セットリスト

01. Can’t Get Enough
02. Honey Child
03. Run With The Pack
04. Burnin’ Sky
05. Oh, Atlanta
06. Seagull
07. Gone, Gone, Gone
08. Mister Midnight
09. Yoakeno Keiji(夜明けの刑事)
10. Electricland
11. Feel Like Makin’ Love
12. Shooting Star
13. Rock 'N' Roll Fantasy~Ticket To Ride~I Feel Fine
14. Movin' On

Encore 1
15. Bad Company
16. Be My Friend

Encore 2
17. Ready For Love

Encore 3
18. Stormy Monday Blues

圧巻でした 生きてて良かった・・・・



Thank You、Bad company!
Thank You、Mr.Paul Rodgers!

BAD COMPANY 東京国際フォーラム公演2日目へ②

2010年10月26日 | 英国ロック
人気曲だね 、バッド・カンパニーの「Feel Like Makin’ Love」
クイーン&でも披露されてたし

70年代にシングルカットされた時には
「熱い叫び」なんてトンチンカンな邦題付けられてね
悲運の名曲って気もするんですけどね

アコギで始まり、サビでハードなエレクトリックギターが被さる同曲
終盤行く前に、国際フォーラムの観客は もう合唱

ロジャースさんも「ビューティフル」とお喜び



「Feel Like Makin’ Love To You」の一節では
大きく手を広げ、皆と愛を分かち合う風のロジャースさん
なんて幸せそうなんだろう

ぶっちゃけコノ曲は
「アンタと愛し合ってる気分だよ」・・・つ~か
「アンタとヤってる気分だよ」・・・てな性愛ソング
マイルドな言い方しても男女愛ソング

90年代の来日でもロジャースさんは数少ない若い女性客を指差して
「♪ Feel Like Makin’ Love To~ You~♪」と決めていた

しかしね、もう今回は全体への愛ですよ
大きく両手を広げたロジャースさんは、性別関係なく会場のファン全てと
愛を交歓していらっしゃるようだ

そうなのだ

我々はポール・ロジャースの歌唱を愛している
彼という人間を愛し続け、会場に足を運び、彼の歌唱に触れ、愛を再認識している

ポール・ロジャースもまた、そんな我々を愛している

「Feel Like Makin’ Love」は性別を超越した『人間愛のうた』へと昇華した
なんという美しき風景!
(参加者の年齢層高いけど)

キラキラと輝くステージで輝く笑顔を見せるロジャース先生
私はロジャース先生に連れられて『はらいそ』に行けるかも知れない

本気でそんな事を考えた・・・



続いてまたも静かなオープニングで始まる「Shooting Star」
これも人気の曲

「ラヴ・ミー・ドゥを聴いてロックスターを目指したジョニー」の物語
「ロックスターなんて流れ星みたいなものよ」と止めるママに手を振って都会に
出たジョニーはナンバー1のヒット曲をモノにするも、枕元に酒瓶おいて亡く
なってしまう

そんな曲を朗々と歌い上げるロジャース先生

若くして亡くなった60年代~70年代のロックスター達の顔が目に浮かぶ
そこには当然フリーの盟友ポール・コゾフも居る

サビの部分、またも観客が合唱
私も声を張り上げて歌う

天井にはミラーボールがゆっくりと回っいる
再び歌いだした途中、ポールの歌が一瞬止まってしまう
歌詞がトンだのか?
でも何事も無かったかのようにハミングして後の歌詞へ繋げるロジャース先生
百戦錬磨だ



そして、この日は「さすが最終日」と思わせるサプライズが幾つかあったのだが

まずは
「Rock 'N' Roll Fantasy」
2002年のライブDVD同様に、終盤ビートルズの「涙の乗車券」と「I Feel Fine」を
歌うロジャース先生

やっぱビートルズに憧れてロンドン行きの列車に乗ったんだもんね
私はビートルズは苦手だが、なぜか「チケット・トゥ・ライド」のサビは歌えたよ・・・

「Rock 'N' Roll Fantasy」に戻り、サビはこれまた合唱
上り詰めたと思ったら奈落に落ちる、そんな世界
でもロックンロール・ファンタジーを信じるさ ロックンロール・ドリームを実現させるさ



そして「Movin' On」
やっぱり乗れますコノ曲は
途中、♪ウォオゥウォウォウォウ~♪の合唱も決めた日本のファン、偉い!

本編終了し、「気ヲ付ケテ帰ッテネ」と日本語で挨拶するロジャース先生
一旦引っ込んでも拍手は止まず

予定通りのアンコール

ここはやっぱり「Bad Company」
終盤バンド一体となったウネリが素晴らしい
ここでもベースが頑張っている!
演奏での黒光りという意味じゃ、この曲の後半は凄かった!

そして次に訪れたサプライズ

「フリーの曲をやろうか」

ロジャースのその声に反応して上がる歓声
「サンキュー」と続けるロジャース

ギターが爪弾くメロディは
フリーライヴにも収録されてる「Be My Friend」



観客みんな感激の面持ち
そりゃそうだ、フリーの名曲がロジャースの歌唱とカークのドラムで再現されているのだ
ロジャース先生の全盛期にまったく劣らない歌唱も凄まじい

スルーバラードなのに「凄まじい」という表現を使いたくなるほど凄い
ジャニス・ジョップリン的な感情の叫びでは無く、抑制の効いた歌声なのだが
後半のシャウトは圧巻! 

本当に衰えがないのだ!やっぱ怪物だコノ人は
泣きそうだ、オレ・・・・

BAD COMPANY 東京国際フォーラム公演2日目へ

2010年10月26日 | 英国ロック
バッド・カンパニーLIVE体験、計3公演目。

ハイ、「Run With The Pack」きました!



ポール・ロジャース先生の怪物っぷりは、クイーン&で実感してましたが
いや~、バドカンの曲を歌うと益々鷲づかみされますわ

声は良く伸びるし、抑揚効いているし、独特の節回しも快調だし
「ウッ」だの「ハッ」だのの合いの手もキマってる (最近は減ってたからねぇ)

『ロックステディ』じゃ、「リッスン!」まで聴けましたよ
感激ですよ

マイクスタンドさばきも、回したり、放り投げたり、それをキャッチしたり・・・
時代がかったアクションだが、これがもう堪りません!



来日最終日
開演前に流れるのは毎度の70年代ソング

クリーム、ジミヘン、ドゥービー、ボストン、イーグルス、ツェッペリン、ZZTOP、
リック・デリンジャー、フォガット・・・



途中、ミック・ラルフス病欠を知らせるアナウンスが流れる
入場口周辺に貼ってあった「お知らせ」と同じ内容の分を、女性の声で読み上げている
感情の入ってない棒読みが、何か事務的・・・

ポール・ロジャース曰く「命がどうこうの手術じゃない」
ラルフスさん、腰を悪くした模様
なんとか復帰して、オリジナル3/4バドカンで来日して欲しい
なんだかんだ言いながらバドカンの名曲の半分はラルフス作なのだから・・・

・・・なんて事を考えていたら
場内暗転後、倅が登場
やっぱり親父に似たルックスで、アコギを弾きながら「ウォゥオゥォゥ~」とフェイクを
カマしゃ、「ああ、やっぱポールの倅だ」と誰もが分かるってのが凄い

しかし、大きな開場にも慣れたか結構堂々と歌ってますな
客席から声が掛かれば余裕で返事してたし

これを良い経験に羽ばたいて欲しいが
あとは「自分次第」」ってのが、厳しい音楽家業よ
頑張って欲しいですなぁ

スティーヴ(ン)の出番が終了し、10分程のインターバルを挟むも
フォーラムは広いからトイレに行って戻ればメインイベントぎりぎり

場内にはビートルズの「I Am The Walrus」が流れ
再び客電が落ち、曲の終わりと共に
「ワン、ツー、ワンツー、スリー・・・」のカウントが!

ハイ、きました!
最終日のオープニングは「Can't Get Enough」です!



海外公演でアッサリ同曲がオープニングで始まるの聴いて
「せっかくだから1stアルバムそのままにカウント入れればイイのに・・・」と
思っていたのだが

きましたよ、名盤そのまんまのオープニングが!
そんで、ジャーンのギターが響けば場内総立ち
もう、最高!
サビは例によって合唱

スーツ姿の多い東京フォーラム、皆どれくらい乗るんだろう・・・と心配だったが
そんなの無用でしたわ、みな乗ってますわ!歌ってますわ!

これまたノリの良い「Honey Child」に続き
ポールがピアノの前に立つ

ここで「Electricland」や「Bad Company」は無いぞ・・・と期待してたら
鳴り響きます軽快なタッチが!

ハイ、「Run With The Pack」きました―――!!



4曲目の「Burnin’ Sky」では、これまた雷鳴のSEでスタジオ盤の再現
雷光もきてます!

ステージ上にはスモーク 
まるでドゥービーやパープルのジャケットみたい
なんという70年代的なステージ演出!



続いて今ツアーの定番曲「Oh, Atlanta」
今回、ロジャース先生はブルースハープも吹きまくる

ステージは進み
アコギを抱えたロジャース先生が「スティーヴはどうだった?」なんて事を言うので
思わず「Good!」などと叫ぶ私

落語に『子褒め』って噺がありましてな
子供を褒められて悪い気のする親は居ない・・・って事で
ロジャースさんが機嫌よく歌ってくれれば、それでイイじゃないか!!

ステージ上は一人舞台
ロジャース先生の弾き語り「Seagull」
あいかわらず上手いや・・・と聴き入ってしまう観客

続いて新曲の「Mister Midnight」

しかし新曲は歌以上にギターリフで聴かせる曲だな
ゲストの若手は良いブルースフレーズを弾く

このサポートギタリストは米国人
もう英国にゃブルースロックの土壌は無いのかもな・・・

でも曲をエレクトリックセットに戻したって事は
今日は刑事ドラマの挿入歌は無しだな・・・・
なんて事を思っていると

「昔こんな曲を作って・・・」などというロジャース先生のMCに続いて
爪弾かれるアコースティックギター

ハイ、連夜できました「夜明けの刑事」!

♪ヨ~ア~ケ~ノ~ ケ~イジ~ ケ~イジィ~♪
作詞・作曲ポール・ロジャースの同曲、色々と語りたいトコロだが、それはまた後ほど

ロジャース先生がピアノに向かい、始まったのが「Electricland」



しかし、まったりした曲調に反し、やっぱりハイハット・ワークは忙しそう
もっと数を減らせばイイのに、きっちり刻むカーク
また息が上がっちゃうよ・・・

ハワード・リースが小型ギターを奏で、始まったのが「Feel Like Makin’ Love」
これまた大歓声