あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

『スイートプリキュア』初回放送

2011年02月07日 | プリキュア
ちびスケはTV前でさっさと視聴準備

ああ、もうハートキャッチは過去のものなのね
※私なんて まだ先週の最終回の余韻を引きずってるというのに・・・



幼児雑誌も表紙は『スイート』だもんね
さっそく付録の『なりきりキュアメロディ』着て遊んでるもんね
(開いたらビニール製で結構ショボかったよ・・・)

・・・で
『スイートプリキュア』本放送を視聴

感想は・・・微妙
OP曲・・・・微妙
ED曲・・・・微妙

なんかパチモン見てるような感覚
いや、主人公2名は確かに可愛いんですけどね

悪役のネコが人間体になったりするのも良いし
初回で2人一緒に変身・・・ってのも新鮮だ

ただ、悪役の造形とか、曲のメロディとかに
かなり過渡期っぽさを感じる

いや、過渡期は乗り越えた筈だが
また訪れてしまったのか?

雁屋哲&池上遼一コンビで言えば
「男組」~「男大空」に通じるモノを感じた
※あ・いや「男大空」も面白かったんですがね

新番組に慣れてないだけか?
いや、何か心配だ

悪役もなぁ・・・
「キントレスキー」「ウエスター」「クモジャキー」系の
筋肉キャラが居ないっぽいし

 

※ワタシャ好きなんですよ
  悪役の癖に仲間思いだったり小細工が出来なかったりする
  暑苦しい筋肉キャラが
  キントレさんなんて任務遂行の遅れを咎められて
  「つい、プリキュアとの戦いが楽しくて・・・じゃなかった
  予想以上に手ごわくてですな」と本音を言いかけるし
  最終決戦の前には「夜更かしをして風邪などひかぬようにな」
  「ベストコンディションのお前らに勝たないと意味が無いのでな」
  とか相手を気遣うトコロもあったし
 しかもちょっと寂しそうだったし・・・

 

  ウエスターさんはイースやサウラーを最後まで仲間として
 思いやってたし
  それ以前に西さんはコミカルキャラとして途中から異彩を
  放っていたし



  クモジャキーさんは「まるで島本和彦キャラ」として
  その「漢らしさと強さしか興味ない思考」と暑苦しさが愛されてたし

  

※しかしミュージカル版のクモジャキーさんは
  コミカル台本が多くて「なんか違うんじゃね?」ってな感じだったが
  クモさんの場合は本人が大真面目なのが結果として面白いのに・・・



ともあれ
嫌応なしにも始まった新シリーズ

今後の展開を見守りたいと思います

追悼ゲイリー・ムーア②

2011年02月07日 | 洋楽
一時期「アイルランド音楽」がブームになったが

ハードロックにアイルランド音楽を取り入れた最高の成功例は
『ワイルドフロンティーア』の1曲目だろう。
『オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファーラウェイ』



民族音楽を取り入れた成功例では、バグパイプの旋律を見事に
ロックギターで再現し、印象深いリフを聴かせてくれたビッグ・
カントリーが居たが
ゲイリーのリフも、それに匹敵する冴えがありましたよ

同郷の盟友フィル・ライノットもシン・リジイで試行していた『自らのルーツ導入』を
より分かりやすく深化させた・・・といえば良いのか




荒涼とした平原と海を見つめる『ワイルドフロンティーア』のインナースリーブ

内戦状態だった祖国を知っているゲイリーは、曲に政治的な歌詞を盛り込む事も多く
大韓航空機撃墜事件の時には「マーダー・イン・ザ・スカイ」というモロなタイトルの曲も発表している

ミュージシャンとしては『分裂型』に当たると思う
同郷の先輩ロリー・ギャラガーがブルースロック一筋だったのに対し
ゲイリーはギターシンセ握ったり、打ち込みに傾倒したり、ハードフュージョンに走ったり・・・と
色々手を出した
もちろんゲイリーらしく、その度に我々を楽しませてくれたのだが
なんか、もう少し「続けるところは続けて」欲しかったなぁ・・・

※ちなみにロリー・ギャラガーさんも若くして亡くなってしまってるが、 あちらは肝臓
 ゲイリーは心臓発作だったらしいが・・・
  弾きまくって歌えるギタリストという共通項もある両者、
  早死にまで真似しなくて良かったのに・・・

「同じ体制で長続きしない」って意味じゃコージー・パウエルさんとも通じるモノがあったな
そのコージーともプロジェクトが計画されたようだが頓挫したとか
コージーのソロアルバムでは見事なコンビネーションを効かせてただけに実に残念



※『ザ・ブリスター』での速弾きは
  ハードロックギタリスト=ゲイリーの面目躍如な凄まじさ!

大物との共演という意味では
ジンジャー・ベイカー&ジャック・ブルースとのプロジェクトもあったし
グレッグ・レイクと組んだ事もあった

ELP解散のあと、レディング・フェスティバルの出演したグレグが
ゲイリー・ムーアとステージに上がって
『21世紀の精神異常者』を演奏した・・・なんて記事を読んだ日にゃ
メチャメチャ興奮したモンです

そのステージは、なかなか公式盤が出なくて、
同ツアーが後年『キングビスケット』として発売された時は
喜んで購入したものの、なぜかグレグの単品扱い



ゲイリーは大御所先輩に気を使ってか、歌もバックコーラス止まり
※まぁ、ELPは米国チャート上位での常連でスタジアムツアーも
  回れるビッグネームだったもんねぇ・・・

それでもゲイリーが弾いてグレグが歌う『21世紀の精神異常者』に感動・・・

90年代以降はブルース期に入ったが
2011年はハードロック回帰ツアーも噂されてたのに・・・
「それで来日あったら行こう」と思っていたのに・・・

最近の写真見たら相当に恰幅よくなられていたしな
大酒飲みはアイリッシュの伝統だもんな
※これも先輩のロリー・ギャラガーと同じ・・・・か

若すぎるゲイリーの逝去、まことに残念!無念!

さらば、ゲイリー・ムーア!
あの世でも好き勝手に弾いてくれ!

追悼ゲイリー・ムーア

2011年02月07日 | 洋楽
「Corridors Of Power/大いなる野望」は
ハードロック不毛期の『希望の一枚』だった記憶があるなぁ

私のような『メタルに馴染めない』HRファンからすると
イアン・ペイス(dr)とニール・マーレィ(b)の豊かなリズム
セクションはシックリ来たし
ドン・エイリーの80年代らしい鍵盤サウンドは新しささえ感じた
(バラードで使われたシンセピアノの深みは今聴いても沁みるなぁ・・・)

83年には、このメンバーで来日
とにかく、元パープルのドラムと元ホワイトスネイクのベースと、
元コロシアムⅡ~レインボーのキーボーディストがツアーメンバーとは
今にして思うと、なんて豪華なんだろう!

上京前だった私は当然見に行けず涙を飲んだのでした・・・

1983 Corridors Of Power tour

Bass: Neil Murray
Key: Don Airey
Drums: Ian Paice
Vo/Key: John Sloman

しかし、色々と検索くすると
当時のゲイリー・ムーア人気は凄いなぁ
殆ど毎年来日してるよ
それに合わせて『Live In Japan』系のアルバムや
急遽発売された編集盤も次々と発売されたもんだった
レコード会社のゲンキンさも凄まじかったよなぁ・・・



1984 Victims Of The Future tour

Bass: Craig Gruber
Key/Vo/G: Neil Carter
Drums: Ian Paice



1985 Run For Cover tour

Bass: Bob Daisley
Key/Vo/G: Neil Carter
Drums: Gary Ferguson



1987 Wild Frontier tour

Bass: Bob Daisley
Key/Vo/G: Neil Carter
Drums: Eric Singer



1989 After The War tour

Bass: Bob Daisley
Key/Vo/G: Neil Carter
Drums: Chris Slade



2010 Japan Tour 2010 tour

Key: Vic Martin
Bass: Pete Rees
Drums: Steve Dixon

・・・私が見に行ったワイルドフロンティーア公演では
ベースに元レインボーのボブ・デイズリーが居たし
ニール・カーターがキーボードからバックヴォーカルから
サイドギターと何でもこなして
まさにマルチな活躍を見せてくれたし、バンドも名盤発売
直後で乗りに乗っている印象だった



『ウィッシング・ウェル』の演奏もあり、ここでは、リフの
バックで刻まれるピアノもフリーのオリジナルヴァージョン
みたいに弾いてくれて嬉しかった
「ああ、この人たちもフリーが大好きなんだなぁ」・・・って
 
当然『ワイルドフロンティーア』の曲が大半の公演、
ゲイリーは弾きまくってくれて、ファンは大満足のライヴで
御座いました

チケット代が4500円
安かったなぁ 席は後ろだったが、充分過ぎるほど元を取らせて
貰いましたよ・・・

ゲイリー・ムーア死去

2011年02月07日 | 洋楽
孤高のギタリストと言われた、ゲイリー・ムーア(Gary Moore)が、
亡くなってしまった・・・・


発見は現地時間2月6日(日)早朝、スペインでの休暇中。
宿泊していたホテルの一室、就寝中の事だったそうな



アイルランド出身のゲイリーは、昨年には約21年ぶりの来日公演を
行なったばかり
まだまだ元気な演奏を聴かせ、今後の活動にも期待が持たれた矢先
だったのに・・・

今回は「ブルース中心」と聴いていたので、私はチケット購入を
見送ったのだが、ハードロックに「回帰」してのツアーも噂されて
たので、そっちに大きな期待を寄せていたのだが・・・



孤高とも流浪とも表現されたギタリスト、ゲイリー・ムーア
名を上げたシン・リジィでの活動も、前任ギタリスト脱退を受けての
加入だったし、あまりバンドで長続きするタイプではなかった印象大
なんだな・・・



歌えるギタリストだったのも影響したのだろう
他に目立ちたいメンバーが居たら、邪魔にされるもんなぁ・・・

ギタリストとばかり呼ばれるが、歌もイケたゲイリー
代表作「大いなる野望(コリドーズ・オブ・パワー)」でも
フリーの「ウィッシング・ウェル」をカバーし、その見事な歌声は
私を驚かせてくれた



ハードな曲に合間で聴かせるバラードの歌メロも綺麗で
そこでのギターソロのメロウさから「泣きのギター」もゲイリーの
代名詞になった

※だから、ブルーズへの傾倒を見せた時も
  曲のメロディアスから「これじゃ歌謡ブルースだなぁ」なんて
  私はピンと来なかったのでした 
  すまない、ゲイリー・・・



やっぱり1982年発表の名盤「大いなる野望」が印象深いなぁ
今、ウォークマンで聴きまくっている
アイリッシュ回帰の「ワイルドフロンティーア」も暫く聴くことに
なりそうだなぁ・・・

享年58才
本当に残念だ

ご冥福を心から御祈り致します