ミュージックマガジンさん、今回もタイムリーな特集です。
~以下、雑誌の内容紹介。
英プログレッシヴ・ロックを代表するグループ=イエス。
その黄金時代といえば、
ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、
クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、
ビル・ブルフォードの5人によって1972年に生み出された、
傑作『危機』の前後数年間と皆が認めるトコロだろう。

今回の特集では、ドラマーがアラン・ホワイトに
交替した72年のツアー7公演分をCD14枚に収めた驚愕の
ボックスの紹介を中心に、イエスの黄金時代と
その時期を支えた個々のメンバーにスポットを当てた物に
なっている・・・との事。

・グラフィック・ステーション
『危機』『イエスソングス』オリジナル盤ほか(井上肇)
・長大なものでしか世界をすくい取れなかったあの時、
イエスの美しき過剰は輝いた(巽孝之×難波弘之)
・『サード・アルバム』からの3年間が黄金時代として
愛され続ける理由(立川芳雄)
・イエスのサウンドを織り成す縦糸と横糸を紐解く(小山哲人)
・オリジナル・アルバム・ガイド(松井巧)
・ハイレゾで聴く『危機』『イエスソングス』(武田昭彦)
・『プロジェニー:1972 ライヴ【デラックス BOX】』
解説(片山伸)
・『こわれもの』/『危機』ツアーを徹底分析!(伊藤秀世)
・オリジナル・アルバム未収録曲/ヴァージョン(石川真一)
・70年代初期の姿を捉えたファン必見のライヴ映像(赤岩和美)
・全盛期を築き上げたメンバー6人のソロ活動(舩曳将仁)

個人的には「サードアルバム」から「危機」、
「リレイヤー」「究極」がスタジオアルバムとしては
最盛期と思いますので。
しっかり「サードアルバム」から黄金期扱いされてるから
ホッとしております。
※ライブバンドとしてはブラフォード期の「こわれもの」
ツアーを聴かないと何とも言えないが。
アグレッシヴさが素晴らしい「リレイヤー」期がベスト
でしょうねぇ。
なお、『プロジェニー:1972 ライヴ』ではドラムスの
アラン・ホワイトが、このツアーからイエスに加入し
最初のショウまで僅か3日しか練習する期間が無かったのは
有名なお話。

『危機』発表直後に脱退したビル・ブラッフォードには
メンバーから非難轟々。
「ツアーも決まってる状況で急に辞めると言い出すなんて
無責任だ」なんて、随分わだかまりが残ったようです。
※そういう意味じゃストーンズのミック・テイラーと
同じだなぁ。
「演奏者としてのスリル」が活動の優先順位の最上に
あるタイプか、
「ビジネスも音楽家に必要な部分」と考えるタイプか。
ブラッフォードとテイラーは前者だったんでしょう。
ブラッフォードはキング・クリムゾンに移籍して
「太陽と戦慄」という、これまた名盤に関わったの
だから、その選択は正解だった気も致しますよ。

その後任として参加したアラン・ホワイトは、
プラスチック・オノバンドやポール・コゾフのソロで
叩いていたセッション・ドラマー。
どっちかというとシンプルな演奏者な印象で、あまり
プログレ・ドラマーに向いているようには感じられず・・・。
※後追いで感じた印象ですけどね。
コゾフのバックで叩いてるイメージが大きくて・・・。
また、これがサイモン・カークとは別な意味で素晴らしい
プレイなんですよ。

そのホワイトが、短い練習期間で複雑なYESソングを
自由自在に叩いてしまえるなんて思えず。
(試聴した限り)まだ「プログレ・ドラマー」に成り切れて
おらず、自信も感じられないように受け取れるんですよね・・・。
よって、私は余り今回発売されるBOXの演奏に期待は
していないのです。記録的な価値は感じるけど。
※やっぱホワイトのドラムが凄くなるのは
「リレイヤー」からでしょう。同アルバムのツアーでは
「海洋地形学」の曲もハイテンションでプレイされてるし。
聴く前からこんなコト言うのもなんですが、
『プロジェニー:1972 ライヴ』は
黄金期でありながら過渡期でもあるYESのライヴ記録集
・・・と言えるんじゃないですかね。
~以下、雑誌の内容紹介。
英プログレッシヴ・ロックを代表するグループ=イエス。
その黄金時代といえば、
ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、
クリス・スクワイア、リック・ウェイクマン、
ビル・ブルフォードの5人によって1972年に生み出された、
傑作『危機』の前後数年間と皆が認めるトコロだろう。

今回の特集では、ドラマーがアラン・ホワイトに
交替した72年のツアー7公演分をCD14枚に収めた驚愕の
ボックスの紹介を中心に、イエスの黄金時代と
その時期を支えた個々のメンバーにスポットを当てた物に
なっている・・・との事。

・グラフィック・ステーション
『危機』『イエスソングス』オリジナル盤ほか(井上肇)
・長大なものでしか世界をすくい取れなかったあの時、
イエスの美しき過剰は輝いた(巽孝之×難波弘之)
・『サード・アルバム』からの3年間が黄金時代として
愛され続ける理由(立川芳雄)
・イエスのサウンドを織り成す縦糸と横糸を紐解く(小山哲人)
・オリジナル・アルバム・ガイド(松井巧)
・ハイレゾで聴く『危機』『イエスソングス』(武田昭彦)
・『プロジェニー:1972 ライヴ【デラックス BOX】』
解説(片山伸)
・『こわれもの』/『危機』ツアーを徹底分析!(伊藤秀世)
・オリジナル・アルバム未収録曲/ヴァージョン(石川真一)
・70年代初期の姿を捉えたファン必見のライヴ映像(赤岩和美)
・全盛期を築き上げたメンバー6人のソロ活動(舩曳将仁)

個人的には「サードアルバム」から「危機」、
「リレイヤー」「究極」がスタジオアルバムとしては
最盛期と思いますので。
しっかり「サードアルバム」から黄金期扱いされてるから
ホッとしております。
※ライブバンドとしてはブラフォード期の「こわれもの」
ツアーを聴かないと何とも言えないが。
アグレッシヴさが素晴らしい「リレイヤー」期がベスト
でしょうねぇ。
なお、『プロジェニー:1972 ライヴ』ではドラムスの
アラン・ホワイトが、このツアーからイエスに加入し
最初のショウまで僅か3日しか練習する期間が無かったのは
有名なお話。

『危機』発表直後に脱退したビル・ブラッフォードには
メンバーから非難轟々。
「ツアーも決まってる状況で急に辞めると言い出すなんて
無責任だ」なんて、随分わだかまりが残ったようです。
※そういう意味じゃストーンズのミック・テイラーと
同じだなぁ。
「演奏者としてのスリル」が活動の優先順位の最上に
あるタイプか、
「ビジネスも音楽家に必要な部分」と考えるタイプか。
ブラッフォードとテイラーは前者だったんでしょう。
ブラッフォードはキング・クリムゾンに移籍して
「太陽と戦慄」という、これまた名盤に関わったの
だから、その選択は正解だった気も致しますよ。



その後任として参加したアラン・ホワイトは、
プラスチック・オノバンドやポール・コゾフのソロで
叩いていたセッション・ドラマー。
どっちかというとシンプルな演奏者な印象で、あまり
プログレ・ドラマーに向いているようには感じられず・・・。
※後追いで感じた印象ですけどね。
コゾフのバックで叩いてるイメージが大きくて・・・。
また、これがサイモン・カークとは別な意味で素晴らしい
プレイなんですよ。

そのホワイトが、短い練習期間で複雑なYESソングを
自由自在に叩いてしまえるなんて思えず。
(試聴した限り)まだ「プログレ・ドラマー」に成り切れて
おらず、自信も感じられないように受け取れるんですよね・・・。
よって、私は余り今回発売されるBOXの演奏に期待は
していないのです。記録的な価値は感じるけど。
※やっぱホワイトのドラムが凄くなるのは
「リレイヤー」からでしょう。同アルバムのツアーでは
「海洋地形学」の曲もハイテンションでプレイされてるし。
聴く前からこんなコト言うのもなんですが、
『プロジェニー:1972 ライヴ』は
黄金期でありながら過渡期でもあるYESのライヴ記録集
・・・と言えるんじゃないですかね。