あるBOX(改)

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「おおやちき展 一枚だけの少女漫画」を見に行く

2015年11月07日 | 漫画
1972年に少女漫画誌「りぼん」でデビューし、
その圧倒的にして繊細な画力、構成力でファンを
獲得、活躍場所をイラストに移した後も根強い
人気を持ち続ける「知るひとぞ知る」ちき様。



『おおやちき展 一枚だけの少女漫画』が
高円寺のギャラリーで催されると聞き、土曜の午後、
ひさびさに中央線を利用しましたよ。

副題が、『小さな魔法の小部屋』そして
『小さなギャラリーの小さな個展』というだけに
一度に8名以上は入れないというスペースだった。

 

1Fのスタッフさんに挨拶し、螺旋階段で上へ。
一瞬「入場料払うんだっけ?」と思ったが、
そこはフリーでした。

※会場に有料(500円)のミニイラスト集やポスト・
 カードがあり、それを購入して御布施とするのが
 観覧者の良心といえるでしょう。

 
※冊子調のイラスト集
 美しい絵にためいき・・・。

会場の展示品は漫画の原画から、イラスト原画、ポスト
カード・・・。
全てカラーで、繊細な描線と美しい色使いに感動する。

初期の漫画原画はマーチンのカラーインクかな。
色鮮やかだ。
そして淡い色彩や「ボカシ」が洗練されていく経過も
興味深い。
イラストになって、ますます描線が繊細に変化して
目も眩まんばかりだ。

普通の「すごろく」イラストでも、欧州の紋様的な
イメージを感じさせるんだから、どんなセンスを
お持ちなんですか!

・・・そんな事を考えつつ、ゆっくりした時間の中で
鑑賞できたのは、昼食時間と重なって、入場者の数も
程々だったからでしょう。



イラスト冊子を購入し撤収。
入れてくれたビニール袋にも「Chiky」のシール。
いちいち素敵だわ・・・。

螺旋階段を降りるとき、目線に合った布ポスター
(もちろんカラー・イラスト)に、70年代ロック・
アーティストの姿を見つけてニヤリ。

最前に、このイラストの主役である「少女」を配置し
後方に数々の「美形ミュージシャン」が並んでいる。
もっとも大きいのがT-レックスのマーク・ボラン。


※上の画像の方であります。

同じグラム・ロックのスターながらD・ボウイより
目立ってるのが渋い。
化粧時代のブライアン・イーノ、アリス・クーパー、
イギー・ポップ・・・と、百花繚乱で御座います。
※ロッド・スチュワートも居たような・・・。

いつくらいの作かな?
長髪のフレディ・マーキュリーが両手を胸前で
組んでるから1977年頃か。

他のイラスト同様、細かくキレイに描き込んであり
ました。

「美」を鑑賞し、「趣味心」も満足させて頂けるとは
ホント感謝で御座います。



『おおやちき展』は11月8日が最終日。
少女漫画ファン、美麗イラスト愛好家は、ぜひ見に
行って欲しいと思います。

最終日は12時~17時までなので要注意という事で。
ワタシ自身は大満足の週末を過ごさせて頂きました。

美の女神に感謝で御座います。