2015年に米国で制作された『In Their Own Words :Muhammad Ali』が
7月1日(金)にNHK-BSプレミアの「BS世界のドキュメンタリー」枠にて
放送された。
邦題『モハメド・アリ ビッグマウス伝説』
仕事の都合もあり、取り急ぎ留守録していたのだが。
休みの日、ゆっくりと見ましたよ。
吹き替えで「ジョー・ルイスに勝った後で」とか、なかなか「???」な
説明あったのには、ちょっと参りましたが。
※アリはルイスとは対戦してません
基本的には丁寧に作られ、映像も有識者のコメントも興味深いプログラムで
ありました。
※止め絵も少なくなかったですが…。
フレージャー第1戦って動画の権利高いのかな?
台頭時の嫌われっぷりも面白いし、あるプロレスラーの派手な言動を真似た
…という元ネタも披露されてたのが興味深い。
一時期アリがカナダ~英国~ドイツと、欧州を転戦したのも、徴兵拒否・
イスラム改宗による米国内の締め出しだったと生々しく描かれており、
「やはり大変だったんだなぁ」と今更ながら感じ入った。
※そこでヒューストンのプロモーターが敢えてアリを呼んで空前の観客を
集め、カード自体も「アリのベストファイト」とも言えるクリーブランド・
ウィリアムス戦なんだからを観戦したファンは幸運でしたねぇ。
下がりながらの右カウンターでダウンさせ、立った相手を連打で滅多打ち
したシーンは語り草です。
しかし、その試合も写真でしか紹介されてないのが残念…。
まぁ、後は過剰な「アリ美化」が鼻についたくらいかなぁ。
フレージャー第三戦、フレージャーは続行を希望したがエディ・ファッチが
止めたとも言われてるし。
逆にアリは止めたいと言ったのをダンディが「もう1Rがんばれ」と押し留めた
という話もあったし。
※そもそもリストン戦だってアリは「もう止める」とか言ってたのをダンディが
続けるよう言い含めたというし。
このドキュメンタリーではないが、海外コラムで「選手晩年は謙虚になって
聖人のようだった」なんていう記述があったのには驚いてしまいましたよ…。
フレージャーを愚弄したのは試合を盛り上げる為にしても酷かったし。
そもそも「自分はビーティフル、相手はゴリラ」なんて、ひどい物言いだ。
黒人同士で戦うのに相手をゴリラ扱いだなんてねぇ…。
フォアマンは五輪で金を獲った時に星条旗を手に持って喜びを表現。
「自分にチャンスをくれたアメリカへの感謝」のつもりだったというのだが
世間は黒い手袋をはめて腕を突き上げた陸上選手に注目した。
黒人差別への抗議の行為…。
※佐瀬稔さんの書籍からの引用で御座います。
そんな素朴な怪物フォアマン、リング内でアリをブチのめす事に全てを掛けた
フレージャー、インテリゆえに徹底的に暴力的になれずアスリートに徹した
ノートン…。
キャラクターの違うライバルに恵まれたアリ。
ひとり傑出して政治的だったのも自身を際立たせる結果になった。
※まぁ、あらゆるものを敵に回した代償は大きかったし、それでも信念を
曲げなかったのは尊敬に値しますが。
あと、印象的だったのはコメントするシュガー・レイ・レナードの吹き替えの
人が滅茶滅茶ハンサム声な事。
名勝負物のビデオもレナードの声は常にハンサム。
誰だろう。シャアの声にも似てるんだよな。池田秀一さんかな?
レナードが俳優として(?)出演した映画では伊藤和晃という方が吹き替えを
担当されておりますが、やっぱりハンサム声でしょうね。
※今回もそのお方?
アリ引退後のボクシング界を背負って立ったと言われるレナード。
同じアンジェロ・ダンディに師事し、閃光のようなスピードと連打で一世を
風靡した甘いマスクのボクサー。
※まぁ、私はロベルト・デュランの方が好きでしたが…
この人の憧れが
カシアス(キャシアス)・クレイこと、モハメド・アリなんですよね。
分かっちゃいたけど、改めてレナードが目を輝かせながらアリへの憧れを
語るのが印象的でした。
7月1日(金)にNHK-BSプレミアの「BS世界のドキュメンタリー」枠にて
放送された。
邦題『モハメド・アリ ビッグマウス伝説』
仕事の都合もあり、取り急ぎ留守録していたのだが。
休みの日、ゆっくりと見ましたよ。
吹き替えで「ジョー・ルイスに勝った後で」とか、なかなか「???」な
説明あったのには、ちょっと参りましたが。
※アリはルイスとは対戦してません
基本的には丁寧に作られ、映像も有識者のコメントも興味深いプログラムで
ありました。
※止め絵も少なくなかったですが…。
フレージャー第1戦って動画の権利高いのかな?
台頭時の嫌われっぷりも面白いし、あるプロレスラーの派手な言動を真似た
…という元ネタも披露されてたのが興味深い。
一時期アリがカナダ~英国~ドイツと、欧州を転戦したのも、徴兵拒否・
イスラム改宗による米国内の締め出しだったと生々しく描かれており、
「やはり大変だったんだなぁ」と今更ながら感じ入った。
※そこでヒューストンのプロモーターが敢えてアリを呼んで空前の観客を
集め、カード自体も「アリのベストファイト」とも言えるクリーブランド・
ウィリアムス戦なんだからを観戦したファンは幸運でしたねぇ。
下がりながらの右カウンターでダウンさせ、立った相手を連打で滅多打ち
したシーンは語り草です。
しかし、その試合も写真でしか紹介されてないのが残念…。
まぁ、後は過剰な「アリ美化」が鼻についたくらいかなぁ。
フレージャー第三戦、フレージャーは続行を希望したがエディ・ファッチが
止めたとも言われてるし。
逆にアリは止めたいと言ったのをダンディが「もう1Rがんばれ」と押し留めた
という話もあったし。
※そもそもリストン戦だってアリは「もう止める」とか言ってたのをダンディが
続けるよう言い含めたというし。
このドキュメンタリーではないが、海外コラムで「選手晩年は謙虚になって
聖人のようだった」なんていう記述があったのには驚いてしまいましたよ…。
フレージャーを愚弄したのは試合を盛り上げる為にしても酷かったし。
そもそも「自分はビーティフル、相手はゴリラ」なんて、ひどい物言いだ。
黒人同士で戦うのに相手をゴリラ扱いだなんてねぇ…。
フォアマンは五輪で金を獲った時に星条旗を手に持って喜びを表現。
「自分にチャンスをくれたアメリカへの感謝」のつもりだったというのだが
世間は黒い手袋をはめて腕を突き上げた陸上選手に注目した。
黒人差別への抗議の行為…。
※佐瀬稔さんの書籍からの引用で御座います。
そんな素朴な怪物フォアマン、リング内でアリをブチのめす事に全てを掛けた
フレージャー、インテリゆえに徹底的に暴力的になれずアスリートに徹した
ノートン…。
キャラクターの違うライバルに恵まれたアリ。
ひとり傑出して政治的だったのも自身を際立たせる結果になった。
※まぁ、あらゆるものを敵に回した代償は大きかったし、それでも信念を
曲げなかったのは尊敬に値しますが。
あと、印象的だったのはコメントするシュガー・レイ・レナードの吹き替えの
人が滅茶滅茶ハンサム声な事。
名勝負物のビデオもレナードの声は常にハンサム。
誰だろう。シャアの声にも似てるんだよな。池田秀一さんかな?
レナードが俳優として(?)出演した映画では伊藤和晃という方が吹き替えを
担当されておりますが、やっぱりハンサム声でしょうね。
※今回もそのお方?
アリ引退後のボクシング界を背負って立ったと言われるレナード。
同じアンジェロ・ダンディに師事し、閃光のようなスピードと連打で一世を
風靡した甘いマスクのボクサー。
※まぁ、私はロベルト・デュランの方が好きでしたが…
この人の憧れが
カシアス(キャシアス)・クレイこと、モハメド・アリなんですよね。
分かっちゃいたけど、改めてレナードが目を輝かせながらアリへの憧れを
語るのが印象的でした。