じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

「レストランにしかわ」

2013-03-12 | 洋食
札幌の地下鉄西18丁目駅近くの老舗の洋食屋さん。

とても昭和な雰囲気の漂うお店です。

入り口にある、メニューのサンプルからしてレトロな感じ。

内装や家具も、昔から変わってないんだろうな~、と思わせるものばかり。古き良き昭和から時間が止まってます。

子供の頃、年に数回、何かの記念日ごとに親に連れられて御馳走を食べにいっていたお店も、ちょうどこんな雰囲気だったなぁ…なんてしみじみしつつ席へ。

いただいたのはポークチャップ。一枚目の写真のとおり、見た目も素敵。食器も年季が入ってます。

デミグラスソースもこんな懐かしいソースポットで供されます。

もちろん、洋食屋さんならではの、しっかり手間をかけているのが伝わってくる味わい。王道。

それを、熱々のポークソテーへザッとかけるわけです。ジュジュッと音がするなか徐にナイフを入れ、口へ。

ザクッとした歯応え。カリッとした脂身の甘さ。それと融け合うデミグラスソース。

洋食屋さんでのいちばん幸せな瞬間。

噛み締める度に「ごちそう」の味が拡がります。

そりゃ、ご飯もすすみます。

付け合わせの、皮ごとローストした玉葱もこれまたデミグラスにぴったり。しみじみとした自然な甘さ。

セットにはサラダや…


スープも。

料金を追加してポタージュにしていただきました。

こちらの食器も年季入ってます。サラダの食器なんて、実家にあるのとそっくりな感じ。

ポタージュもコーンの食感を感じる、しっかりとした味わい。ホテルのポタージュとは何かが違う。親しみすら感じる懐かしさです。

うーむ。

お店のあらゆる要素全てが総動員で、自分をめくるめく「昭和の洋食」の世界に誘ってくれます。

ある意味、テーマパークのアトラクションのようです(笑)。

すっかり堪能しました。

見ると、常連さんらしきお客さんが多数。

そりゃ当然ですよね。

僕も自宅の近所にこんなお店があったら、ひたすら通います。

こんなお店で、仕事帰りに洋食をおつまみに瓶ビールを飲みつつ、締めにオムライスとか最高ですね。

一瞬、「この辺りに引っ越そうかな」と、真剣に考えつつ、ポークソテーの最後のひと切れを口にしたのでした。
(^_^;)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする