じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

「タンドリーレストラン アサ」

2015-05-17 | カレー
先日、とある番組で紹介されてまして。

最近「ナン」を食べてないなぁ、と思っていたのもあり、しかもお店は長沼町にある。

長沼町は年に何度もドライブで訪れる、勝手知ったる町…のつもりでした。知らなかったのは痛恨。もっと早く知るべきでした。

お店にはネパールの国旗が。そしてネパール出身と思われるスタッフさん達。

店内には、(行ったことは無いですが)ネパール感を感じる装飾が施されており、異国の雰囲気を醸し出しつつも、小上がりの席もあったりして妙に落ち着きます。

一枚目の写真がまず最初に戴いた、ラムカレーにナンとタンドリーチキンなどがついたセット。

インドやネパールのカレーは、やはりラムカレーに尽きます。

辛さは中辛にしましたが、食べてるうちに舌が麻痺して味が解らなくなるような辛さではなく、体がシャキッと活性化するような優しくも刺激的な、ちょうど良い辛さ。その奥には甘さも感じます。

ラムの柔らかさも嬉しい。素材とスパイスを丁寧に活かした感じが素敵。他のお店ではたまに乱暴なカレーというか、あらゆる味が喧嘩してひたすら辛いだけのカレーを出されることがあるんですが(笑)、こちらはそんなことはありません。バランスが良いんですね。

ナンは追加料金で注文できる、チーズナンにしていただきました。

ナンでチーズを挟み込んだものなんですが、これだけで一品料理として十分成立します。高温で一気に焼き上げるから、ナンとチーズの一体感が半端なく、とろけるチーズはナンに包まれて蒸し焼き状態なので、旨味も水気も封じ込まれていて、何だか瑞々しさすら感じます。

さらに、嬉しいことに普通のナンはおかわりができます。普通…というか変わり種のナンもおかわりができると言うのでお願いしたのが…

黒いナン。

ビジュアルがなかなかですが(笑)、食用の竹炭を練り込んであるそうです。心なしか、普通のナンと比べて香ばしさがアップしている…ような気が。

カリッとしつつもモチモチとしてる、あの素敵な食感です。

カレーも単品でもうひとつお願いしました。

ほうれん草とチキンのカレー。

これもとても円やかでした。野菜の甘味が腰を据えてます。この甘さがチキンの旨味を引き立ててます。素材の組み合わせの勝利。

食後にはチャイを。スパイスの利いたミルクティーですが、これがまた優しい味わい。体に取り込んだ辛さを鎮めてくれます。しかも甘くないのが嬉しい。一応、砂糖はつけてくれますが、これは砂糖無しで飲むのが正解。ミルクの柔らかな甘味だけで十分。

温泉に行った直後だったので、最終的に汗がドカドカ出ました(笑)。代謝が上がる感覚が気持ち良い。スパイスの効果もあってか、体も心もスッキリしました。

出された品々は、札幌でも人気になるようなものばかり。

何故、長沼にここまで本格的なネパールのカレーのお店があるのかと、最初は不思議だったんですが、案外、温泉がすぐ傍にあるからなのかも。

もちろん、長沼は農業や酪農が盛んな地域にあるので、優れた食材を手に入れやすいということもあるとは思いますが。

お店の場所は長沼の温泉からは車で五分ほど。湯上がりで、すぐにカレーが食べられる距離。温泉で体を活性化して、すぐに今度は内側から活性化。

豊平峡にもカレーで有名な温泉がありますが、この組み合わせも体に良いことづくめなのは間違いないですよね。

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