じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

夏の楽しみ。小樽の銭湯でひとっ風呂あびたら『Collage』で冷たい一杯を。

2015-08-16 | バール(バル)
小樽に降り立つと…

最近はまず、銭湯へ。

小樽駅からしばらく真っ直ぐ進み、稲穂二丁目の信号を左に。

飲食店などが立ち並ぶ通りをさらにしばらく直進すると、やがて左手に見えるのが「柳川湯」。

奥には鶏の半身揚げで有名な、あの「なると」もあります。その行列を右に見ながら銭湯の暖簾を潜る。

中に入れば、そこは古き良き昭和の銭湯。午後2時頃には開いてます。

こちらの湯船は底が深くて、お尻を下に付けようとすると、顔の半分以上が水没します(笑)。

で、深い割りには浴槽の縁にある足場は足の幅ぐらいしかないので、入るときは慎重に。

お尻を浮かせた状態で足を伸ばし、両肘を足場にひっかけると…なかなかにリラックスできる心地よい体勢に。

これが計算されたものかどうかは解りませんが、昔からの銭湯はこうした湯船が多いような気がします。

お湯に浸かりながら見上げると、ガラス張りの高い天井が。青空が拝めます。軽い露天風呂気分。もちろん気持ちよい。

ゆっくり浸かってから徐に湯船から上がり、体を洗おうと手に取った桶は…黄色い「ケロリン」(笑)。まったくもって清く正しい銭湯です。

小樽市内にはいくつも老舗の銭湯があって、中にはお湯が温泉の所も。

昼下がりにひとっ風呂浴びて、さっぱりしたところで夕方から飲む、と言うのが、自分には一番の小樽での過ごし方だったりします。

カラカラの喉を携えて、その最高の「一杯」を呑むために向かうは…

アーケード街からちょっと小路に入った所にあるバル「Collage」。横には「らく天」という居酒屋さんもあって、この小路には飲み屋さんが数軒立ち並んでいます。

まぁ、ビール。とにかくビール。

その後は、夏ならモヒート。一枚目の写真です。

グラスにミントの葉をたっぷり入れてライムや砂糖と共にすり潰し、ラムを注いだらクラッシュアイスを入れてバースプーンでかき混ぜる。

上下に大胆に、かつ素早くかき混ぜるのが大事。

グラスの表面に霜が浮くまで混ぜたら、ソーダを注いで出来上がり。こちらのお店で使うミントは特に元気のよいミントだからか、薫りが鮮烈です。

まさしく夏のためのカクテル。…まぁ、冬に飲んでも良いんですけどね。
(^_^;)

実際、キューバのハバナ発祥だとか。文豪ヘミングウェイがこよなく愛した一杯。

夏の火照りを治めてくれるカクテルですね。

僕は砂糖を極力少な目にして、さっぱり目にしていただきます。もちろん、砂糖が普通に入ったモヒートも美味しい。黒砂糖を使うのもいいですね。

最近は、お店によってはクラッシュアイスを使わずにキューブアイスだったり、出来合いのモヒートを注いで、ミントの葉を最後に上に載せるだけのものも出されたりしますが、いけません。

モヒートはしっかりと手順を踏んでこそ。こちらのお店のように、バーテンダーさんが丁寧に作ってくださるモヒートは、本当に美味しい。

美味しいお酒には、美味しいおつまみ。いつもシェフが、素敵な酒肴を用意してくださいます。

水菜とベビーリーフにカリカリベーコンを載せたサラダ。

シャキッとした水菜に、ベーコンの食感と塩気が心地よい。この上ない、おつまみとしてのサラダ。

いつも楽しみな自家製スモーク。今回は、ししゃも、沢庵、カマンベール、プロセスチーズ、うずら、レバー、ホタテ、南蛮海老。

どれもウイスキー等にぴったりな酒肴。沢庵が特に甘さと薫りが絶妙でした。

さらに嬉しい一皿。お裾分けしてくださったのですが…

ハニーマスタードチキンサンド。バゲットはオーセントホテル謹製。この甘味と辛味のバランスの良さは、アメリカでの勤務経験もあると言うシェフならではの味わいでしょうか。これにはコロナビールを。一気に平らげました。

ここでひと息つけるべく、角ハイボール。

香り付けのレモンピールが…ハート型に。ちょっとドキドキ。
(^_^;)

夏場にはこれまた嬉しい…

滋味あふれる、パプリカの冷製スープ。優しい甘味と微かな苦味。栄養もたっぷりで、夏バテ予防にも良いのでは。

さらに野菜を。

ラタトゥイユ。今時期はやはり、こうした色の濃い野菜をたくさん食べたい訳で、その意味でもありがたい酒肴。冷たい白ワインなんて合いますよね。

仕上げには、フレッシュフルーツを使ったカクテルを。

白桃のフローズンダイキリ。大人のネクター。口にすると白桃ならではのトロミ。口の中でゆっくり融けて、白桃の甘味と薫りが開いていきます。

さらには…

余市産ブルーベリーのフローズンダイキリ。新鮮なブルーベリーはとにかく酸味が爽やか。お酒でありながらも体に良さそうな感じが素敵。

どちらもキンキンに冷たくて、飲めば体が一気に涼しくなります。

ですが、口当たりの割りには実は結構なアルコールの強さ。ダイキリですからね(笑)。

飲んでるうちはそんな強さを感じるどころか、飲みやすさに優しさすら覚えますが…お腹の中で凶悪になる可能性が(笑)。お酒に弱い方は、特にゆっくりゆっくり飲んでください。
(^_^;)

こちらのお店での締めは…

ホットドッグ。今回はチリドッグで。手触りからして素敵。パリッと焼かれたパンに肉汁溢れるソーセージ。酒呑みの正しき締めの一皿。

カウンターで飲んでいるとカモメの鳴き声が聞こえたりして、港町の情緒がたまらなかったりします。

イタリア・ナポリのバールで飲んでるような気分に。

…イタリアに行ったことは無いですが。
(^_^;)



北海道の夏もあとわずか。夏の楽しみを今年も満喫できました。

最近の『聡咲』~2015・立秋~

2015-08-15 | 居酒屋・和食
秋が立ち上りましたよと暦は言ってますが、中々に蒸し暑さが続いた札幌。

とは言え、毎年お盆を境に夜風には確実に秋の気配が。北国の夏は儚いです。

夏は海産物がいわゆる「夏枯れ」と呼ばれる状態だとかで、市場での品揃えも少な目なようなんですが、これからは海のものも山のものも、美味しい素材が目白押しに。

となれば、こちらに伺う楽しみも増してきます。

札幌ススキノ『本気食聡咲(まじしょく・そうさく)』であります。

毎度ながら、今回もこちらで最近いただいたお料理をご紹介。

一枚目の写真は「ハンバーガーセット」。

スープにサラダにポテト。ポテトはやはり細目のシュートリングス。ケチャップをたっぷりつけて戴きます。こだわりが随所に光ります。

そして、メニューの絵にはバーガーが二個あったのですが…

本当に二個(笑)。一方は魚のフライ。大きさはちょうど手のひらサイズ。

「やはりコレですよね~」なんて言いながら、ジョッキのビールをあおる楽しさ。

…何が「コレ」かは、中々に文章では伝えづらいですが(笑)食べればわかる、と言うことで。
(^_^;)

旬は過ぎてしまいましたが…

ピーク時のアスパラの力強いお姿。召し上がった本州以南の皆様にも、喜んでいただけたのではないでしょうか。

檜山産真イカ。

イカゴロを醤油に溶いて戴きます。アワビの肝醤油みたいなものですが、こちらも負けず劣らず濃厚。

夏野菜カレー。

パプリカやピーマンの苦味が爽やか。夏のダルさにヤられた体をシャキッとさせてくれます。

軟白ネギと道産ズッキーニの網走豚巻き。

ネギもズッキーニも瑞々しく、豚の旨味を含んだ鮮烈な水気が弾けます。

他の記事にも載せましたが…

松前産ウニ。

ガゴメ昆布と言う、粘りが特に強い昆布を食べてるウニなので、旨味が濃く、舌にまとわりつくような食感になるとのこと。

言われてみれば確かに違う…と、思います。ウニを食べ比べるなんてことも中々無いので、自信無さげにならざるをえませんが(笑)、積丹のウニとは確かに食感が違うなぁ…と思いました。

ウニにも産地による違いがあるのかと実感。

これも別の記事に載せましたが…

羅臼産シマホッケ。

今や高級食材。…にもかかわらず、お値段はフレンドリー。しかもこの厚み。フカフカの柔らかな身は、噛むとギュギュッと心地よい歯応え。そして脂身と旨味がジュワッと溢れる。骨や皮も平らげましたよ。



お盆で北海道に帰省され、こちらのお店を訪れて、懐かしい北海道の味覚に舌鼓を打っている方もいらっしゃることでしょう。

お盆休みも残り少ないですが、どうか楽しくお過ごしくださいね。

小樽港湾センター「食堂ひら川」

2015-08-12 | 食堂
小樽と言えばカツ丼。

…個人の感想です(笑)。

小樽運河沿いに「小樽港湾センター」(恐らくは港湾で働く方の厚生施設)という建物がありまして、その中の食堂。

安くてボリューム重視の、まさしく大衆食堂。

ちなみにセルフ方式。入口のレジで注文と会計を済ませたら、程なくしてカウンターから呼ばれるので、いそいそと取りに行くわけですね。

このカツ丼もかなりボリュームがあります。

カウンターにはマヨネーズがあるのですが、これをカツ丼にかけて食べる方もいるとか。更には、カレーのルーのみを一緒に頼んで、カツを食べきった後にご飯にかけて食べるなんて強者もいるらしく。

港で働く男が食べるからか、味付けは比較的しっかりしてました。

誰でも利用できるので、お客には家族連れやタクシーの運転手さんもいましたね。

小樽運河散策のあと、港の懐のど真ん中で、海の男に愛され続けた味を楽しむのもいいんじゃないでしょうか。

最近の『聡咲』~2015・聡咲の「アレ」再び(2)~

2015-08-08 | 居酒屋・和食
昨夜の聡咲の「アレ」の続き。

お魚二品、照り焼きに竜田揚げに…


牛スジ煮込み。


鰻の蒲焼きを細切りにしたものに、キュウリにマヨネーズ。混ぜてそのまま口の中へ。


茗荷のピクルスにエシャロット辛味噌添え。


ハムカツサンド。


アスパラと椎茸の炙り焼き。


野菜のチーズ焼き。



以上でこの時はトータル1,200円(聡咲のブログを見た、とマスターに告げた場合)。

一皿百円未満、って事に。

ご存じない方にご説明しますと、聡咲の「アレ」とは突発的に開催される、お客様謝恩セール(兼在庫一掃セール)といった感じのものです。

席に座ると、マスターからひたすら一方的に料理が出され、客はひたすら食べる。

本当に次々出ます。写真のピントがイマイチなのは、料理が出されるスピードに焦って写真を撮ったからです(笑)。

お腹一杯になった頃合いで終了。お代は料理がどれだけ出てもトータル1,200円。飲み物代は別料金です。

開催されることは、さりげなくブログに書かれてましたが、本当に突発的(笑)。

店の入り口には「今日は店主お任せコースで2,200円のみ」と書かれていて、ブログを見たと言えばそれが1,200円に。

まあ、2,200円でも十分安いですけどね。
(^_^;)

本州以南のお客様も、タイミングが合いましたら是非体験してみてください。

そんな訳で。

今日明日は聡咲はお休みでございます。

…そんな訳なんです。

開催されるタイミングがいつになるかのヒントです(笑)。

最近の『聡咲』~2015・聡咲の「アレ」再び(1)~

2015-08-08 | 居酒屋・和食
聡咲の電波の文(ブログ)をご覧の方はご存じのとおり。

昨夜、開催されてました。

聡咲の「アレ」が。

では、一気に。

刺身の後は…


茶碗蒸し。


鶏の炙り焼きに柚子胡椒を。


自家製筋子の巻き寿司。


クリームコロッケ。


芽キャベツのマリネ。

で。

おわりません。

まだ続きます。