新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

やっと判明した「キバネツノトンボ」

2011-05-13 18:01:12 | アウトドア
早川行の一コマです。
草原に鳥を追いかけて入り込みました。枯れた茎の間から、黒い虫が飛び立ちました。何匹もいます。まるでバッタが飛び立つように草の間から飛び立ち、数メートルいくとまたとまります。クロっぽい姿と透き通った羽、そしてカミキリ虫のように身体を起こして飛ぶさまは、まったく知らない虫です。
それに、触角の先が蝶のように丸く膨らんでいます。

枯れた幹に止まっていますので何カットか撮影しました。見回すとあたりに沢山います。それと、とまった時に羽をたたむ様子が蝶とは違います。
ビジターセンターの係員にモニターの映像を見せたのですが判りません。

それから4日、やっと先ほど判明しました。ネットも毎晩調べました、昆虫の種類は物凄く多く、全てを網羅したものはないのです。蝶やトンボのように形がはっきり分類できればそれなりのサイトに探しに行けます。ウスバシロチョウの様には羽が大きくありません。トンボとも違います。

今日図書館に行って図鑑を片端から調べましたが、やはり見付かりません。最後に調べたのが、北陵館の「日本昆虫図鑑」でした。墨1色の地味な図鑑ですが、その代わりとても詳しい図鑑でした。それを、1頁目から似たような姿の虫を探すと言った原始的な探し方でした。106頁目に有りました。「キバネツノトンボ」と有りました。

帰宅後、ネットで調べるとビンゴでした。「トンボ」とありますがトンボではなく、
アミメカゲロウ亜目 ツノトンボ科 キバネツノトンボです。カゲロウの仲間です。

ご覧の通り可愛いものではありませんが、綺麗な虫です。結構虫愛好家では注目されているようでした。




カゲロウでも水にはおらず、幼虫はアリジゴクのように他の虫を捕まえる様です。
一つ勉強になりました。
コメント
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