新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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ついていなかったあの日

2013-09-08 17:17:17 | ウオーキング
その日は上野公園にある東京都美術館に出かけたのでした。毎年恒例の「日本山岳写真協会展」です。
知人二人が出品しておりますので。例年ですと六本木のフジフィルムの会場ですが、今年は初めて東京都美術館でした。

ですがこの日は全くついていなかったのです。朝のTVの星座占いを見ていけばと思ったくらいです。
予定では美術館見学の後、寛永寺関係をお参りするつもりでした。では、どのくらいついていなかったかを書きます。

①公園入口の案内図に寛永寺の位置情報がないのです。上野公園はもともと寛永寺の境内だったはずです。寛永寺に敬意を表して案内図に入れるべきではないでしょうか。境内から公園が分離されたとはいえです。プリントアウトした案内図がたよりです。

②東京都美術館ロビーで、山岳写真展の会場を係員に尋ねました。この美術館がいくつかの建物に分かれているため、田舎の増築した旅館のようでなかなかわかりづらいのです。その係員の対応が、またそのお尋ねですかといっためんどくさそうな対応に驚きました。あなたはそれが仕事でブースに入っているのでしょ。

③展覧会場は大変盛況でした。知人が来ているか見てみましたが見つからず、一通り見て回りました。大体いつも展示リストを参考に気に入ったのをチェックしながら二回りしますので、入口に戻りますと友人の一人が客を案内しながら説明しているのに気が付きました。
展示番号の若い写真を説明していましたの、目礼をして脇を通り過ぎました。ですからこの日は彼とお茶が飲めませんでした。これは仕方がないことです。残念。

④美術館から北の方向に寛永寺があるはずで、美術館の正面ではなく裏口の方から出れば便利と思い、先ほどの案内所でなくフロアにいる係り員に出口を尋ねました。彼女は正面から出てくれとの一点張りです。裏口がないのはすぐに分りましたが、会話としては「申し訳ありません、裏口はないのです。正面から・・・」ですよね。でも「こちらの正面出口から」を繰り返します。キャッチボールになっていません。

⑤彼女に教えられた「芸大の所を通って」と言う事できれいな道を歩いていきました。東京文化財研究所などがあり静かな道でした。
突き当りのTの字の先には森があります。お寺らしい雰囲気です。近くで落ち葉を掃いていた女性にここは「寛永寺ですか」と聞いてみると、そうですと言って門を教えてくれました。それがどう見ても小さい門です。通用門でしょうか。
入ってみるとそこは寛永寺の墓地の入り口です。そして左手に境内の裏の入り口が別にあります。
有名な上野寛永寺には正門から入ってみたかったですが仕方ありません。多分美術館の女性は寛永寺を知らなかったのでしょう。

⑥寛永寺根本中堂、寛永寺開山堂、護国院大黒天と御朱印を頂き最後に不忍池弁財天様にお参りしました。
弁天堂の社務所のお坊さん?がどうも何と言いますか。
御朱印を頂くと一般的にお寺さんではお布施は300円です。この日もお堂の中の社務所の窓口で500円硬貨をお渡しすると、社務所の御堂の外の窓口に親しい檀家さんが来たようで、話が始まりました。顔は檀家さんの方を向き、左手だけがおつりを持って私に差し出すのです。神社なら「ようこそお参りで」とか挨拶を頂くのですが、少なくとも両方であいさつを交わしてから、檀家さんの方に向いてほしかったです。

⑦不忍池弁天堂から上野公園側に戻りますと、目の前の小高い台地に清水観音堂があります。ここは1年前にお参りして千手観音と上野大仏殿の釈迦如来と薬師如来の御朱印がいただけます。
お堂の社務所に行きますと、先客がおりました。この人が癇に障る人で、猛烈な方言でお堂内の絵馬を撮影させてほしいと交渉しています。
どうもカメラマンのようです。本来どこでもお堂内は撮影禁止です。彼の言っている絵馬はさらに奥の内陣に掲げてある絵馬のようです。私からも見えません。年配の係員も困ってしまっています。外部に出しませんとかいろいろ言って粘っています。

私が後ろで待っているのに知らん顔です。見かけた若い係員が隣の窓口で受け付けてくれました。この方が話好きで御朱印を書いている間いろいろ話をしたのですが、その会話が途切れた時に今度はこちらの会話に入り込んできたのです。
自分の用件も済まず相手の係員が困っているのも我関せずで、余計な事をするのです。
いい加減頭に来ていた私はもちろん返事もせず目も合わせず、御堂を後にしたのです。

7か所も御朱印を頂きお参りしたのに、ついていない一日でした。もしご利益があったとしたら、雨が降らなかったことです。折りたたみをカバンに入れてのお参りでした。疲れた1日でした。
御朱印の報告は、相模原防災訓練の報告が終わってからにします。
コメント
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