新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

他山の石として、ある「警告板」を紹介します

2011-05-20 18:02:22 | ウオーキング
色々な方面でのマナーの劣化が言われています。自分も含めて、気を付けねばと思っています。

先日出くわした警告板がこれです。昨年「クマ出没」の警告板が出たところと同じ場所の、林道のゲートです。

こんな事をやっているのだとあきれるやらです。しかし以前書きましたが、カメラマンでも同様に、オオルリを呼ぶためにテープを流しているところに遭遇した事があります。注意すると刺される気がしましたので、反対側の斜面を見ながら通り過ぎた記憶があります。

自然界で遊ばせていただくのですから、フェアーな態度で生物と対峙するのが人間のマナーだと思っているのですが。

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DVD「インビクタス」

2011-05-19 18:02:22 | 芸術鑑賞
やっと観ました。もっと早く観ておけばと思いました。イーストウッド監督は凄い。ぜひぜひご覧下さい。

物語】
27年間の獄中生活の後、南アフリカ大統領に選ばれたネルソン・マンデラの物語です。復讐心を否定して、自身を虐げた者たちを赦した彼は、民族融和の希望の光としたのが、ラグビーです。
ワールドカップ開催国として出場できる南アフリカチームは、初戦敗退が予想されていました。マンデラは、チームの主将に優勝してくれと頼むのでした・・・

だれたシーンは1箇所も無く、強制収容所のマンデラの独房のシーン、護衛警察官達が(半分はマンデラの意向で白人)試合が進むと共にその距離が近づいていく、主将の両親が優勝戦で黒人のメイドを連れて行き、母親とメイドが優勝と共に喜ぶシーンなど、いくつもいくつも用意してあります。

この映画はラグビーがテーマですが、今初めて観ると、マンデラ大統領のリーダシーップを語る映画ではないでしょうか。
黒人国家になって、今度は自分達が迫害されるのではないかと逃げ腰の白人。今までの迫害された事を考えれば今度は自分達がいい生活をする番だと敵愾心一杯の黒人達。それでも依然と国家の組織と経済を握っている白人の協力無ければ国家は成り立たないと考える大統領の苦悩。国民をしばし熱中させれものとしてのラグビーと言う事ではなく、当時白人が楽しむスポーツとしての位置付けだったラグビーを利用したと言えるのではないでしょうか。(このチームも非白人は1人です)

「インビクタス」(負けざる者たち)はワールドカップに優勝したもの達を言うではなく、27年間獄中で自分の心は折れない、弾圧者から精神は負けない人達の事を、マンデラは言うのです。

リーダーシップの無いリーダーがいる国民としては、劇中のマンデラ大統領の台詞を最後に記します。

『諸君は私を指導者に選んだ。諸君を導かせてくれ』





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猪肉の熟成でしょうか

2011-05-18 18:02:22 | ドライブ
昨日の「ガビチョウ」を撮影した山から下りてきました。山すその駐車場でザックを下ろしていると、駐車場を歩いていたご婦人方がある方向をしきりに見ています。

見上げるとこの様です。この家は観光客目当ての食堂とお土産屋を営んでいます。以前も八王子の山中でこんな風景を見ました。国道沿いの店の壁にやはりイノシシと鹿がぶら下げてありました。

しばらく時間をおいて熟成させたほうが、動物の肉は旨いと聞いたことがあります。

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「ガビチョウ」とは言うものの

2011-05-17 18:02:22 | 里の鳥
特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100に指定されている鳥です。中国から輸入された鳥が逃げたり放たれたため、最近かなり増えているそうです。
「アカハラ」や「シロハラ」「ツグミ」等と生活圏が同じで脅威となっています。

暗い茂みの湿った落ち葉の中を歩いているときは、その風貌からまたかと思ってしまいます。
先日若葉の中を歩いていますと、うるさいほどの大きな声で囀っている「ガビチョウ」を見つけました。輸入されたのさその鳴き声からですが、またその鳴き声が大きすぎて不評をかったのです。頭上からそれはそれは大きな声が降ってきます。

見上げるとシロっぽい腹とその黄土色ののどを震わせていました。「ガビチョウ」とは言うものの案外立派な姿にしばし見とれたのであります。

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「昭和の名人完結編 三代目古今亭志ん朝 弐」

2011-05-16 18:02:22 | 芸術鑑賞
車で出かけましたので、「昭和の名人完結編 三代目古今亭志ん朝 弐」を聴きました。2席とも聴き味のいい噺、後味もいいです。どちらも登場人物がみな善人で、往きと帰りでラジオも聴かずに2度聴いてしまいました。
志ん朝の爽やかな語り口が、このような暖かい人情噺を心地よく聞かせています。

①井戸の茶碗
紙屑屋が浪人宅から仏像を預かります。その仏像を見た細川家の高木作左衛門が購入します。その仏像の胎内から50両が出てきます。その小判を受け取る受け取らないで二人が意地の張り合いをします。結局浪人が小判の一部を受け取る代わりに普段使いの茶碗を差し出します。その茶碗が稀な名器の井戸の茶碗と判明。またまた頑固で清廉な二人の武士が意地を張ります。

②幾代餅
搗米屋の奉公人清蔵が錦絵の幾代太夫に一目ぼれをします。親方に諭され一年間働いた金で吉原に繰り出します。清蔵の心根にほだされた幾代太夫は、年季が明けた後、清蔵と夫婦になり幾代餅の店を出し、幸せに暮らしたと言う噺。

「紺屋高尾」というそっくりな噺があります。
清蔵の病のへんはこっけいタッチですが、女将さんや親方が心配するところは親代わりとしてのからりとした、昔の職人の家の気持ちのいい対応です。

どちらも心地のいい噺でした。

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食べさせるか、食べさせられるか

2011-05-15 19:21:06 | 生き物たち
やっと手が空きましたので、今日は今のところ何も考えていませんでした。

で、最近考えさせられている事を書きます。

今年の山椒は大成功です。鉢を植え替えたのですが、すぐに芽を出し見事に葉が茂りました。2鉢ともこんもりと言ったくらいに葉が茂りました。長年の夢であった実がなっています。青いうちに収穫するか、熟してから収穫するか考えねばなりません。

毎日チェックしているのですが、早速アゲハチョウの幼虫が付いていました。先日大風に日に台所に鉢を避難させたのですが、床にふんが一杯落ちていて気が付きました。小指大の幼虫です。早速専用の幼虫箸で2階のベランダから庭に捨てました。
いつも思うのですが、庭に幼虫を捨てると夕方にはいなくなります。平らな庭ですから幼虫の隠れる場所はありません。たぶん近くにいるムクドリたちが食べに来ているのではと思っています。

昨年まではたいして大きくならないので、幼虫の食べるがままにしていましたが、今年は葉が立派に茂っているので少し惜しくなっています。
若葉をアゲハの幼虫に食べさせるか、それとも庭に捨てて鳥の餌にするか迷っています。鳥も子育ての季節ですから。
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昨日であった変な話「大人の事情か」

2011-05-14 17:53:37 | 芸術鑑賞
昨日おかしな番組を見ましたので古くならないうちに書いてみます。
一般的にいって、ひとりのタレントなり俳優が同じ時間帯に、複数の局の番組には出演しないと思っていました。24時間テレビで、MCが突然1時間ほど画面から消えてしまったときに『大人の事情があるんです』と説明されますよね。そんな不文律があると思っていました。

昨夜何気なくリモコンをイジっておりました。仕事をしていたのでつけっ放し状態です。
9時過ぎにテレビ朝日の「oh!どや顔サミット」をつけました。司会は浜田雅功でサブ司会が「西村雅彦」でした。最近このての番組が非常に多いです。楽屋話をだらだら話すだけです。すぐに他の局に移りました。

フジテレビのドラマをやっていました。「金曜プレステージ 医療捜査官財前一二三」です。主人公の医師免許を持つ女性捜査官(高島礼子)が医療費の不正受給を捜査するため、病院に潜入操作するドラマです。

病院の第一線でバリバリの医師の仕事を、捜査官がするなんてちょっと信じられませんが、彼女の捜査上の重要なのパートナーの刑事役が「西村雅彦」なんです。

浜ちゃんの隣で司会席に並んで立っているそれなりのポジションと、ドラマは高島礼子と捜査に動き回る準主役です。

ひな壇芸人でもその出演番組は調整されるでしょうし、ドラマでも其の他大勢でもキャスティングは注意をされるのではないのでしょうか。
事件や大事故、あるいは出演者の不始末で番組が急遽差し替えられることはたまにあります。でも昨夜の二番組はそうでもなかったようです。
今週どこかで取り上げられる小ネタですが、私も気が付いたと言う事で、ここの記します。
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やっと判明した「キバネツノトンボ」

2011-05-13 18:01:12 | アウトドア
早川行の一コマです。
草原に鳥を追いかけて入り込みました。枯れた茎の間から、黒い虫が飛び立ちました。何匹もいます。まるでバッタが飛び立つように草の間から飛び立ち、数メートルいくとまたとまります。クロっぽい姿と透き通った羽、そしてカミキリ虫のように身体を起こして飛ぶさまは、まったく知らない虫です。
それに、触角の先が蝶のように丸く膨らんでいます。

枯れた幹に止まっていますので何カットか撮影しました。見回すとあたりに沢山います。それと、とまった時に羽をたたむ様子が蝶とは違います。
ビジターセンターの係員にモニターの映像を見せたのですが判りません。

それから4日、やっと先ほど判明しました。ネットも毎晩調べました、昆虫の種類は物凄く多く、全てを網羅したものはないのです。蝶やトンボのように形がはっきり分類できればそれなりのサイトに探しに行けます。ウスバシロチョウの様には羽が大きくありません。トンボとも違います。

今日図書館に行って図鑑を片端から調べましたが、やはり見付かりません。最後に調べたのが、北陵館の「日本昆虫図鑑」でした。墨1色の地味な図鑑ですが、その代わりとても詳しい図鑑でした。それを、1頁目から似たような姿の虫を探すと言った原始的な探し方でした。106頁目に有りました。「キバネツノトンボ」と有りました。

帰宅後、ネットで調べるとビンゴでした。「トンボ」とありますがトンボではなく、
アミメカゲロウ亜目 ツノトンボ科 キバネツノトンボです。カゲロウの仲間です。

ご覧の通り可愛いものではありませんが、綺麗な虫です。結構虫愛好家では注目されているようでした。




カゲロウでも水にはおらず、幼虫はアリジゴクのように他の虫を捕まえる様です。
一つ勉強になりました。
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私も逆さ富士を。

2011-05-12 18:02:22 | ドライブ
十数年来、下部温泉や早川方面に通っていると昨日お話しました。ほとんど山中湖、河口湖、本栖湖経由になっています。早朝本栖湖付近を通過しますと、カメラマンが道路沿いの湖畔に三脚を立てて富士山を狙っています。何時もはそれを横目に見ながら走行しています。

先日の早川行で、やはり本栖湖を通過しますと誰もいません。トンネル手前の展望台にも1台もいません。それで展望台に車を入れて狙ってみました。お札の裏にある逆さ富士とよく似た風景です。うす曇なのでしょうか、残念ながら朝日は射していませんでした。数カットを撮影後早川へ向かいました。

帰宅後「逆さ富士」を調べてみると、よく構図が似ています。まさかと思いながら、有名な岡田紅陽氏の「逆さ富士」を調べてみると、岡田氏が撮影したポイントが私が撮影したところからすぐ近くだったそうです。
岡田氏の「逆さ富士」その素晴らしさから何種類かのお札の裏に使われています。その偶然に喜んでいます。ついでにアップで頂上も撮影してみました。

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《『人の話を聞け!』》というはなし

2011-05-11 18:02:22 | ドライブ
さて早川町からの帰りです。

十数年前から、本栖湖とか早川方面に出かけたときによく立ち寄るのに「奥之湯金山博物館」があります。武田信玄の甲州金山の博物館です。その1階に砂金採りの体験場があります。

土肥金山にも同様の施設があります。どちらも囲いの中に水の流れた砂場があり、その中に混ぜられた砂金をパレットで探し出すのです。
十年前くらい前から時々出かけておりまして、30分で1回600円で挑戦できます。熱心に通っていた頃は1回に60粒くらいは採取でき、番付表がありまして小結位にはランクされました。先日3年ぶりにやってみたのですが、コツを忘れておりまして22粒が精一杯のていたらくでした。

それは良いのですが、会場の壁に貼ってる注意書きが面白く、紹介します。
初めて挑戦する客には、係員が採取の仕方を教えてくれます。それが、『人の話を聞け!』と商売にはあるまじき過激な言葉があるではありませんか。

さてこの博物館には、女性の個性的な学芸員がおりまして、彼女は砂金採りの国際大会でも入賞している女性です。とてもユニークで宝塚の男役役のようなすらっとした背の高い素敵な女性です。たぶんこの掲示板は彼女が貼り出したのだろうと、聞いて見ました。
正解です。初めてのお客さんに係員が説明を始めるのですが、お客さんは早く砂金採りをしたくて勝手に始めてしまいます。
先客のまねをしたり、どこかで観た事をうろ覚えでやりだすのです。しかしそんなにうまくはいきません。結局ほとんど採れず、30分の終了間際に数粒採れてぶつぶつ文句を言うのです。
そこで、あえて彼女は最後の1行を追加したそうです。

せっかく少しでも多く砂金を採って欲しくて、説明をさせていただくのにと、彼女はこぼしていました。
この貼り紙に関心を持つ方がいるそうで、新聞のコラムにも取り上げられていました。

大震災や原発の爆発を思うと先人の注意や忠告を聞いていればと、つい考えてしまう1行です。『人の話を聞け!』

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