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まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

台湾で神になった日本人

2012-01-29 00:10:00 | 2012ノスタルジック台湾

台南上空で米軍と空戦中、ゼロ戦が被弾。
そのままでは大きな集落に墜落することになると
機首を上げ郊外へと飛んだ
元日本海軍飛行少尉がいたのです。

彼の判断で、その集落は難を逃れました。
自身も脱出、銃撃で落下傘に穴があき、
地面にたたきつけられ帰らぬ人となったのは、
1944年10月12日のことです。

彼の名は杉浦茂峰、茨城県出身の方でした。





杉浦氏の高い使命感、精神力、
その技術力があってこその行為、
誰もが真似できることではないと思います。

1971年にその集落の人々が資金を出して
小さな廟を建てました。
彼の霊がそうさせたのかもしれません。

その後は、毎日お参りする人が絶えないようです。
1993年には、多くの信者により
この立派な台湾式の廟が建てられました。

杉浦茂峰氏は、台湾で神となったのです。

宝くじが当たるなどというウワサもあるようですが、
台湾の方だからこそ信仰してくださるのでしょう。

「ルックJTB ノスタルジック台湾」の
ツアーに参加しなければ、
このような日本人がいらしたことも
台湾の方の行為も知らないままでいたことでしょう。

歴史の教科書にもガイドブックにも
載らないからこそ伝えたいと思いました。

台湾・台南市

2012.1.2
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