まるみのあっちこっち巡り

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世界遺産  グエン朝王宮

2012-10-21 00:47:29 | 2012ベトナム中部世界遺産とリゾート

1993年にベトナム初の世界遺産に登録された
「フエの建物群」の一つのグエン朝王宮です。
1802年にベトナムを統一し、フエに遷都した
グエン・フォック・アインが開いた王朝です。





約600m四方の城壁に囲まれた王宮内には、
当時100ほど建物があったようです。





フラッグタワー

1809年に造られた当時は、防衛上の見張り台、
危険が迫った時は、旗を挙げて王宮に知らせました。






午門

旧王宮の正門には入り口が3つありますが、
中央は皇帝のみが使用された門です。
今では、見学者が入場する門です。





正午になるとこの建物の真上に
太陽が昇ることからこの名前がつきました。

高さ17mの楼閣の上からフエが一望できます。





ベトナム戦争での銃痕が見られます。
フエは古都、アメリカ軍も京都には爆撃しませんでしたが、
フエには容赦なく爆撃を加えたのです。





蓮の花は午前中に咲くので、
早い時間の訪問で良かったです。





こうして手入れをされているのですね。





太和殿

皇帝の政が行われた宮殿。
戦争で全壊し、復元されましたが床は当時のまま
80本ある柱のうちの3本も当時のものです。

高貴な人の建物だけに許される
黄色い瓦を載せています。





他に、ザロン帝王が母のために建てた長生殿、
皇子たちの学校、図書館、寺院などの
建物も数多く残っています。





13代にわたった王朝も1945年に幕を閉じますが、
王宮はフエ一の観光スポットです。





王宮の中を象が散歩





王宮は紫禁城の4分3に縮小したものと言われるように
中国文化の影響が強い建物が保存されています。





フランスゴシック様式の影響も感じられますし、
レンガ塀など中世ヨーロッパのような雰囲気もあり、
ミステリアスです。

ベトナム・フエ

2012.8.1
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