国立競技場の空は青く、風もなく穏やかな一日。
極寒とも言われている競技場での観戦に
防寒対策をしっかりとして出かけた
第56回大学選手権の決勝戦。
西武球場がドーム球場にするべく工事をしていた
そんな日を思い出すような親近感さえあります。
この大会で早明頂上対決が行われるのは23大会ぶり、
通算成績は、明大6勝、早大3勝。
12月1日の関東大学対抗戦では、明大36-7早大。
明大が圧勝しており、明大の方が勝ると思っていました。
試合開始直後は、予想通りかと思われましたが、
先制したのは早大でした。
ディフェンスで素晴らしい出足を見せ、
相手の反則を誘います。
ボールを支配しているのは早大、
前半に4トライを挙げ、攻め続けた早大が、
31-0で折り返すとは誰が予想したことでしょう。
入場者数は、5万7345人と発表がありました。
後半は明大も巻き返して、5トライを決めました。
試合は後10分弱で明大28ー38早大と10点差ま迫る明大、
早大の選手二人が倒れ、明大有利になるかと思いきや、
タックルミスがあり、早大がトライを決めて突き放します。
最後まで目の離せない試合でした。
早大が大学王者に輝き、第二部歌の「荒ぶる」を
国立競技場に響かせることとなりました。
早大が明大を下して大学日本一になったのは、
1976年度大会以来43シーズンぶりだとか。
荒ぶる吹雪の逆巻くなかに 球蹴る我等は銀塊くだく
早稲田のラグビーは斯界(しかい)になびき
いざゆけ我等がラグビーワセダ ラ ラ ワセダ
ラ ラ ワセダ ラ ラ ラ ラ ワセダ
大学選手権に優勝した時のみ歌うことが許される特別な歌
新しくなった国立競技場で初めての試合観戦は、
歴史的な試合であったと感無量です。
国立競技場
東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
2020.1.11