広大な敷地を誇る都営青山霊園の
南北を貫く道路は桜の名所、
開花を待ちわびながら、そして、
満開の桜を見ながら夜のウォーキング。
近代史を彩るそうそうたる顔ぶれが眠る霊園からは、
六本木ヒルズ、東京ミッドタウン、東京タワー、
渋谷の高層ビル群なども見渡せます。
霊感の強い方なら避けたほうが良いかもしれませんが、
密になることもなく、花を見ることはできます。
霊園なので墓石が見えてしまいますが、
見事は桜のトンネルだけを見るようにして歩きます。
「青山」の名は、幕府の要職にあった美濃国郡上藩主
青山家の江戸屋敷があったことに由来します。
德川家の信頼の厚かった青山家を、
江戸城西方の防備を固める意図があったとか。
その青山家の下屋敷だった土地を明治政府は収用、
そのまま墓地に転用、1872年に開園しました。
ほぼ同時期に、谷中、雑司ヶ谷、染井が
公営の墓地として整備されています。
桜のトンネルを車で走るのもありです。
この道を真っ直ぐ行くと西麻布方面、
右が表参道方面、左が乃木坂方面になります。
同じ週の週末に撮った写真がこちらです。
儚さを感じながらのウォーキングとなりました。
もしもここが霊園ではなかったら
どのような街になっていたのかしら
東京都港区南青山2
2021.3.29