上野恩賜公園の一帯は、
江戸時代には寛永寺の境内でしたが、
明治維新後に官有地となり、
1924年に下賜されて上野恩賜公園となりました。

江戸城鎮護を祈願して寛永寺を創建した時、
上野の山の随所に桜の木を植えたことに始まる
ソメイヨシノの名所としても有名で、
たくさんの花見客が押し寄せます。

清水観音堂、五条天神社・花園稲荷神社、不忍池弁才天、
上野東照宮、寛永寺五重塔などの古社寺があり、
美術館や博物館が建ち並ぶ都市公園の魅力とは別に
花を愛でながらの寺社巡りも楽しめます。

桜だけではありませんよ。
冬と春には上野東照宮のボタン、不忍池の蓮、
こうして水仙も咲いています。
花を愛でながら園内を歩くのも良いものです。

「上野の森」とも「上野の山」とも呼ばれ、
面積は約53ha、東京ドーム21個分の広さを誇り、
人気の美術展の後などには疲れ果て、
カフェに直行となってしまうのですが・・・。

桜の開花も待ち遠しい頃でしたが、
開花時期の長い梅の美しさも良いものです。
花見の始まりも奈良時代の梅といわれています。
平安時代は花見といえば桜になりますが・・・。
緑の中を散歩するのも良い上野公園です。
東京都台東区上野公園1
2022.3.1