日光は古くから神仏習合の聖地で霊場、
開山は奈良時代後期の766年、
勝道上人によります。
江戸時代には初代将軍徳川家康を祀る
東照宮が建てられ、代々の将軍や全国の藩主による
参拝など江戸幕府の幕藩体制を支える
重要な役割を果たしました。
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世界遺産における「日光の社寺」とは、
日光山内にある東照宮、二荒山神社、輪王寺の
二社一寺の建造物群および、これらの建造物群を
取り巻く自然環境をいい、面積は約51万㎡。
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東日本最大の木造建造物である輪王寺本堂の三仏堂は、
東照宮の威光を妨げないようにと家光の意向で、
簡素に建てられた三代将軍家光の霊廟ですが、
目立たない部分に技巧が凝らされています。
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日光山内最古の建造物である二荒山神社の本堂は、
八棟造りと呼ばれる建築様式です。
朱塗りの神橋をはじめ23棟の建造物が
世界遺産に登録されています。
栃木県日光市山内
世界文化遺産 1999年登録
日本
訪問日 2018.11.17他