ヒンディー・ミディアムとは、インドで
“ヒンディー語で授業を行う公立学校”のことを指すとか。
英語は、良い仕事を得るための必須スキルで、
教育の質を測る上で重要視されている現代のインド。
父親が学位しか持っておらず娘の入学が拒否された
実際の出来事をもとに高等教育を受けることができなかった
親たちへの丁寧なヒアリングを経て制作された映画です。
主演を務めるのは、「アメイジング・スパイダーマン」など
ハリウッド映画に出演するイルファーン・カーン。
英語は話せないけれど、仕事は成功、
美しい妻と娘に恵まれ幸せな生活を営んでいますが、
妻は娘の将来のことで頭がいっぱいで・・・。
インドの壮絶なお受験事情を垣間見られますが、
今まで観たインド映画のようには泣いたり、
笑ったりはできませんでした。
(シャームさん一家には)
映画はフィクションですが、格差社会のインド。
スラム街の生活がウソ臭く感じてしまって、
旅先で見かけたり、聞いたりしただけのインドですが、
スラム街の生活はもっともっとキビシイはずです。
「金持ちは、貧乏人から何でも奪う」
考えさせられる問題が、インド映画の中に多々あり、
その解決方法に感動することが多いですが、
今回は期待程ではなかったと思うまるみでした。
監督:サケート・チョードリー
出演:イルファーン・カーン/サバー・カマル他
2017年/インド/132分
ヒューマントラストシネマ渋谷
2019.9.20
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