備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

081018 海賊対策 海自派遣も  首相「法制含め検討」 ソマリア沖

2021-07-27 20:43:13 | 国防
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’08/10/18の朝刊記事から

海賊対策 海自派遣も
 首相「法制含め検討」 ソマリア沖


 麻生太郎首相は17日の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、アフリカ東部のソマリア沖で頻発する海賊被害対策としての、海上自衛隊の艦船活用について「法制上どういう問題があるかを含めて検討する」と前向きな姿勢を示した。




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 民主党の長島昭久氏が、海自の護衛艦をタンカー等と一緒に航行させることが「(海賊に対し)相当の抑止効果がある」と提案したのに答えた。

 首相は「この種の話は昨年から与野党で政党間協議をと申し上げてきた」と民主党との協議にも期待感を表明。
これに関連して同日夜、自民党の中谷元・安全保障調査会長に検討を指示したことを明らかにした。

 河村建夫官房長官は同日の記者会見で「法律が必要なら検討しないといけない」との考えを示した。
ただ新法制定の場合、海外での武力行使を禁じた憲法九条との関係や武器使用基準が議論になるのは必死だ。




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 政府関係者によると、海自艦を海賊を対象として公海上に派遣する場合、日本の船舶の護衛に限るなら自衛隊法で対応可能だが、他国船を守る活動では新法が必要になる。

 また日本のタンカーと一緒に航行する場合も、べったりと横付けしていなければ憲法解釈で禁じられている「駆けつけ警護」になり、海上では現実的ではないとの指摘もある。
新法について、公明党の太田昭宏代表は「法整備ができるのか、勉強が必要だと思う」と慎重な姿勢を示した。


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081009 空自F15が発進 ロ爆撃機を追尾

2020-10-29 16:28:46 | 国防
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’08/10/09の朝刊記事から

空自F15が発進
ロ爆撃機を追尾


【モスクワ8日共同】ロシア国防省は8日、爆撃機ツポレフ22M3の二機が同日、演習の長距離訓練飛行で日本海上空へ向かい、緊急発進した日本の航空自衛隊のF15戦闘機計四機に2回にわたり追尾されたと発表した。

欧米と対立を深めるロシアは昨年から戦略爆撃機の長距離飛行訓練を再開。

欧米の戦闘機が緊急発進して追尾されるケースが相次いでいるが、日本の自衛隊に追尾されたとロシア側が表明するのは異例。




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ロシア国防省は、領空侵犯はせず飛行は国際法に従っていると説明。

戦闘機スホイ27二機が爆撃機を護衛して飛行したとしている。

爆撃機は極東の沿海地方から飛び立ち、空自の千歳基地から発進したF15二機に30分間、百里基地(茨城県小美玉市)から発進したF15二機に4分間、追尾されたという。

日本の防衛省は「六機が緊急発進して追尾した。領空侵犯はなかった」としている。





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081008タイ騒乱 2人死亡  負傷者続出 副首相が引責辞任

2020-10-06 21:29:21 | 国防
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081008の朝刊記事から

タイ騒乱 2人死亡
負傷者続出 副首相が引責辞任


【シンガポール7日斎藤正明】タイの反政府団体「民主市民連合」は7日、首都バンコクの国会周辺での抗議運動を拡大、警察による鎮圧で、少なくとも394人が重軽傷を負った。

車両の爆発などで、男女2人が死亡。

チャワリット副首相は同日、鎮圧による負傷者続出の責任を取り、辞表を提出した。




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鎮圧に当たった警察官4人が銃で撃たれ、4人が刃物で刺されて負傷した。

デモ参加者が発砲したとの情報もある。

同日夜には、警察の治安活動を補助するとして軍も出動。

同国の政情不安は、本格的な騒乱に発展した。




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市民連合のメンバーは6日夜から国会周辺の道路を封鎖。

警察は7日朝、議員らの議場入りの際に催涙ガスでデモを強制排除し、多数のけが人が出た。

警察は同日午後、議員らの退出時にも催涙ガスを使用。

市民連合はその後も、約8千人規模で封鎖を続けている。

政府スポークスマンは「市民連合は銃や手投げ弾を持つ武装集団だ」と非難した。




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081003 中国潜水艦報道 空自一佐を懲戒免 防衛省 記者に情報は「漏えい」

2020-07-21 15:50:51 | 国防
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'08/10/03の朝刊記事から

中国潜水艦報道 空自一佐を懲戒免
防衛省 記者に情報は「漏えい」


南シナ海での中国潜水艦の事故をめぐる「防衛秘密」が防衛省から読売新聞記者に漏えいしたとされる事件で、同省は2日、自衛隊法(防衛秘密漏えい)違反容疑で書類送検された元情報本部課長の北住英樹一等空佐(50)=同本部総務部付=を、同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。




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外国スパイへの情報漏えいで自衛官が懲戒免職された前例はあるが、記者への情報提供での懲戒免職処分は初めて。

東京地検の刑事処分の前に、最も重い処分に踏み切る異例の展開となった。

背景には情報保全強化の流れがあり、取材を受ける公務員が萎縮するなど「知る権利」「報道の自由」の制約につながる虞がある。




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同省によると、北住一佐は「防衛秘密と認識していたが、部外者に伝達した」と説明しているという。

松田好平事務次官は同日の定例会見で「過去の漏えい事案と同様に免職とした。報道の自由は認識しているが、知るべき立場にない人に伝えたのは問題」と話した。

読売新聞は同日、「取材源を特定する捜査が行われ、情報漏えいを理由に懲戒免職処分としたのは極めて遺憾」とするコメントを発表した。

自衛隊法は漏えい教唆罪も規定しているが、記者の事情聴取は行われていない。




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防衛省によると、北住一佐は2005年5月30日、中国海軍の潜水艦が南シナ海で潜航中に起こした火災とみられる事故に絡み、情報を記者に漏らした疑いが持たれている。



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080926 原子力空母 日本に初配備  厳戒の原子炉 なお不安

2019-11-22 13:32:08 | 国防
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’08/09/26の朝刊記事から

原子力空母 日本に初配備
厳戒の原子炉 なお不安

横須賀ルポ


原子力空母として国内初の配備となるジョージ・ワシントン(GW)が25日、米軍横須賀基地に入港した。

灰色の要塞ともいえる圧倒的な存在感。

報道陣にも内部が公開された同空母に実際に乗ってみたが、原子炉を搭載する空母の安全性を確信することはできなかった。(東京社会部 渡辺創)




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「お帰り」ー。

入港した空母に向け、乗組員の家族がプラカードを掲げ、港は歓迎ムードに包まれた。

世界最大級の軍艦である同空母は米軍の戦略上、西太平洋からインド洋までカバーする第七艦隊の要。

周囲を睥睨するかのような威容を見せた。

報道陣に公開された同空母に乗組員の案内で乗り込んだ。

まず入ったのは全長約240メートルの格納庫。

入港式典でのシーファー米駐日大使の「日本より良い友人はない」という言葉を代弁するように、幅10メートル近い日米両国国旗が並べられている。




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急角度の階段を上りつめると、だだっ広い飛行甲板に出た。

全長は東京タワーの高さと同じ333メートル。

端から端まで歩くと5分もかかった。

遮るものがない甲板上で額に汗がにじむ。

甲板には、イラク戦争への参加でも知られる戦闘攻撃機FA18ホーネットなど艦載機約70機が並ぶ。

写真で見る甲板上の戦闘機より一機一機がずっと大きく感じた。




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事故時の連絡 .保証なし

前任のキティホークまでの空母と違うのは動力源が原子炉という点だ。

高濃度の核燃料を使用し、航続距離が格段に長い。

だが、それは核の危険性と隣り合わせということでもある。

今回の乗船では、原子炉とその周辺は軍事機密であるという理由で一切、立ち入りが許されなかった。




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航海士官のグレッグ・マクガイア中佐(42)は記者の懸念にこう答えた。

「GWは安全だ。これまで事故はなく、私の家族を乗せても問題ない。しかも厳しい訓練を受けた乗組員が原子炉を整備する」。

だが、配備に反対する地元の市民団体が指摘するように万一、原子炉の事故が発生した場合でも、迅速に連絡が入る保証はない。

入港後の会見で、同空母が所属する第五空母打撃群のリチャード・レン司令官は「(日本国内の)民間港に入港できることを期待している」と明言。

民間港には当然、道内の港も含まれる。

「核は何か起こると取り返しがつかない」(横須賀の60代主婦)との市民の不安は、道民にとって人ごとではない。



撮影機材
Kodak DC4800


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