’08/05/26の朝刊記事から
コロンビア最大の左翼ゲリラ
最高司令官が死亡
【リオデジャネイロ25日共同】南米コロンビアの政府軍は24日、同国最大の左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の創設者の一人であるマヌエル・マルランダ最高司令官(77)が3月26日に死亡したと発表した。
死因や詳しい死亡場所などは明らかにしていない。
3月初めには、政府軍の攻撃作戦中に当時のナンバー2、ラウル・レジェス司令官が殺害されており、FARCにとってはこれに続く組織的なダメージ。
絶対的指導者を失ったことで、統制に乱れが生じる可能性がある。
ロイター通信によると、FARCは25日、マルランダ最高司令官の死因は心臓発作だと発表した。
しかし政府軍の公式発表に先立ち、サントス国防相は地元メディアに対し、最高司令官の死亡情報があると発言。
最高司令官が死亡した日に「(政府軍の)爆撃が3回あった」と述べ、戦闘中の死亡であることを示唆した。
’08/05/22の朝刊記事から
イスラエルとシリア 8年ぶり和平交渉再開 トルコ仲介
【カイロ21日鄭真】イスラエルとシリア当局は21日、2000年以来中断していた和平交渉を、トルコの仲介で8年ぶりに再開したと発表した。
ロイター通信によると、イスラエル、シリア両国の高官がすでにトルコ入りしており、同国を通じて間接的に協議を行っている。
イスラエル首相府は、「偏見を廃し、オープンな姿勢で交渉する」との声明を発表。
シリア外務省も「包括的な和平達成に向け真剣に対話する」と表明した。
両国はイスラエル建国時から敵対し、イスラエルは1967年の第三次中東戦争でシリアからゴラン高原を占領。
2000年の交渉では、同高原の返還をめぐる問題で合意できず、決裂した。
このため、両国が今回、和平交渉を再開した背景には、水面下でゴラン高原の返還問題で前進があった可能性もある。
両国は最近、トルコを介して交渉再開の糸口を探っていた。