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'06/12/25の朝刊記事から
飛んだ!!最強伝説 ディープ有終V
有馬で7冠
中央競馬の一年を締めくくる第51回有馬記念(GI)は24日、12万人近い入場者が詰め掛けた千葉県船橋市の中山競馬場で、芝2500メートルに14頭が出走して行われ、圧倒的な一番人気、武豊騎乗のディープインパクト(牝4歳、池江泰郎厩舎)が3馬身差で快勝し、引退レースで有終の美を飾った。
昨年無敗3冠馬ディープインパクトは、最後の直線で一気に他馬を突き放し、日本中央競馬会(JRA)歴代最多タイ、シンボリルドルフ、テイエムオペラオーに続く史上3頭目のGIレース通算7勝目を挙げた。
ディープインパクトは今年10月、フランス競馬の凱旋門賞に挑戦して3着に入線したが、禁止薬物使用で失格。
国内復帰戦の11月のジャパンカップを勝って汚名をそそぎ、最後の有馬記念で、国内唯一の黒星を喫した昨年の無念を晴らした。
通算成績は14戦12勝(うち海外1戦0勝)。
この日の最終レース終了後には同競馬場の本馬場で引退式が行われ、ディープインパクトは武豊騎手を背に、最後の雄姿を披露。
場内にとどまった多くのファンに別れを告げた。
同馬は、引退後は種牝馬となることが決まっており、26日に”第二の人生”を送る胆振管内安平町に到着する。
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'06/12/23の朝刊記事から
サハリン2 08年夏LNG輸出開始焦点
【モスクワ22日藤盛一朗】
ロシア・サハリン州で進む石油・天然ガス開発「サハリン2」への政府系ガスプロム社の参入が21日決まったことで、同事業の次の焦点は、液化天然ガス(LNG)輸出が計画通り、2008年夏に始まるかどうかに移った。
プーチン大統領は同日夜の三井物産など開発側首脳との会談で事業の全面支援を約束しており、ロシアでは、ガスプロム参加を契機に事業推進が加速するとの見方が主流だ。
対ロ投資 高リスク露呈
ロシアの石油・天然ガス開発「サハリン2」の経営主導権をロシア政府系ガスプロムが握ることになったが、ロシア側の強引な「横やり」を受ける形での決着だけに、商社関係者などからは「ロシア投資のハイリスクぶりがあらためて示された」との声が上がっている。
新たなエネルギー供給源として期待されたロシアだが、投資に二の足を踏むケースが増えそうだ。
「日本の商社トップとナンバー2(三菱商事、三井物産)をもってしても、寄り切られてしまった」。
ガスプロムがサハリン2事業会社、サハリンエナジー(SE)株式の過半数譲渡合意の知らせを聞いた国際金融関係者は嘆いた。
商社関係者は「2008年の液化天然ガス(LNG)供給に道筋が付いたのは朗報だが、エネルギー関連でのロシア投資の怖さが際立った。
今後は投資に慎重にならざるを得ない」とした上で、「日本政府の支援体制も疑問だ」と指摘する。