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’08/04/16の朝刊記事から
プーチン氏党首に
ロシア与党「双頭体制」基盤固め
【モスクワ15日加藤雅毅】ロシアのプーチン大統領は15日、与党・統一ロシアの党大会で、党首就任を受諾した。
5月の退任後に首相となる意向のプーチン氏は、下院で7割の議席を占める巨大与党を率いることで、メドベージェフ次期大統領との「双頭体制」の基盤を固めた。
5月7日に党首に就任する。
任期は4年。
憲法改正や、大統領が指名した首相候補の承認などを議会が行なう場合に、プーチン氏の意向が強く反映されることになる。
プーチン氏は大会で「首相が党首になることは、民主主義国家の伝統だ。政府と議会の共同作業は国の経済発展、医療と教育の改善、国民所得増加などの課題の解決に寄与する」と述べた。
大会にはメドベージェフ氏も出席し、プーチン氏の党首就任を支持した。
プーチン氏は党員ではないが、昨年末の下院選で圧勝した同党の筆頭候補だった。