’08/06/27の朝刊記事から
飛騨牛偽装 社長が指示
関与を認め謝罪
岐阜県養老町の食肉卸販売業「丸明」による飛騨牛偽装問題で、同社の吉田明一社長ら同社幹部が26日、記者会見し、吉田社長の指示で基準に満たない牛肉を飛騨牛として販売、加工日の表示を偽装したことなどを認めて謝罪した。
吉田社長は一連の問題の発覚後、基礎への関与を否定していたが、当日の会見で、社長側は「2等級の和牛を(飛騨牛と認定される)3等級として販売した」など具体的な偽装の手口を説明。
日本農林規格(JAS)法などに基づく農林水産省や岐阜県の調査にも、同様の説明をしているとみられ、同省などは引き続き同社長から事情を聴くなどし不正販売の経緯を詳細に調査する。
一連の問題を受けた自身の進退について、社長の役職は退く意向を示す一方、「会社に残り、後進の指導に当たりたい」とする考えも示した。