’08/09/17の新聞記事から
羅臼漁船拿捕 所有者を再び起訴
【ユジノサハリンスク16日津野慶】昨年12月に北方領土・クナシリ島沖のロシア主張領海内根室管内羅臼町の刺し網漁船4隻がロシア側に拿捕された事件の民事裁判で、ロシア税関は16日までに、通関手続きをせず越境したとして4隻のうち2隻の所有者をユジノサハリンスク市裁判所にあらためて起訴した。
残る2隻の所有者も近く起訴する見通し。
船体没収が狙いとみられる。
今回起訴されたのは、第38祐幸丸の森雅浩船主と第31吉定丸を所有する丸の野水産。
同市裁によると、森船主に対する裁判は30日に行われる。
この裁判では、4隻の船体没収を命じた一審判決をサハリン州裁判所が棄却し、審理のやり直しを命じた。
さらに差し戻し審の担当を南クリール地区裁判所(国後島)からユジノサハリンスク市裁に変更。
同市裁が税関に再調査を命じるなど、裁判は迷走している。
4隻の船体は拿捕から9ヶ月過ぎた今も戻らず、択捉島でロシア側が管理している。
撮影機材
Kodak DC4800