備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

080921 摂取量多いと腎臓結石の虞 メラミン

2019-06-27 16:17:38 | 中国
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’08/09/21の朝刊記事から

摂取量多いと腎臓結石の虞 メラミン

国内で流通する食品でも混入の虞が発覚した有機化合物メラニンは、樹脂の原料。

昭和大の吉田武美教授(毒物学)は「毒性は強いわけではないが、摂取量が多いと体内で溶けずに結晶化し、腎臓結石になる虞がある」と指摘する。

メラミンは断熱性と強度を併せ持つため、電気器具や食器に使われるが、中国では混入した粉ミルクを飲んだ乳幼児が腎臓結石などになり死者も報告された。

吉田教授は「赤ちゃんは体が小さいため、メラミンの量が多いと腎臓から排出できず、解毒が困難だったのではないか」と分析。

「大人の場合は何十グラムもないと変化は出ないだろうが、腎機能の弱い人は被害を受けやすいかもしれない」とする。



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混入が故意の場合、その目的は。

吉田教授は「タンパク質の含有量を多く見せかけるための一種のトリックでは」と推測。

「メラミンは約6割が窒素成分。窒素の量でタンパク質の量を測る方法を用いる場合には、メラミンを入れればタンパク質がいかにも多い食品のように見える」という。



撮影機材
Kodak DC4800


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080921 メラミン疑い 丸大回収5商品に

2019-06-27 10:50:33 | 中国
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’08/09/21の朝刊記事から

メラミン疑い 丸大回収5商品に
全国に2800袋 大半は消費か


大手食品メーカー丸大食品(大阪府高槻市)が20日、同社の計5商品に、有害物質メラミンが混入している虞があるとして、商品の自主回収を始めたことを受け、大手のジャスコやイトーヨーカ堂などスーパー各社は、該当商品を全国の店舗から撤去。

厚生労働省は各地の検疫所に中国製加工食品の検査強化を指示、農林水産省も食品メーカーなどに取引状況の確認を要請した。



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メラミン混入の牛乳を製造し、中国国内で死者まで出した現地の大手乳製品メーカー「伊利集団」から牛乳を購入、商品に使っており、メラミン混入事件は中国から日本へ波及。

冷凍ギョーザに続き、中国製食品の安全性に対する不安が広がりそうだ。

丸大食品などによると、商品は合計約2800袋を、沖縄県を除く北海道から九州までの広い地域に出荷し、多くはすでに消費されたとみられる。

これまでに健康被害の報告はなく、丸大は「使っている牛乳の量が少なく、もしメラミンが混入していたとしても微量で健康に影響はない」としている。



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中国のメラミン混入事件

中国甘粛省の軍病院が10日、同じ粉ミルクを飲んだ乳児14人が腎臓結石にかかっていたと公表。

河北省の製造元「三鹿集団」が、有害物質メラミンが混入していたと発表した。

中国政府の調査で、他に内モンゴル自治区の蒙牛や伊利など乳製品メーカー計22社の粉ミルク製品からメラミンが検出され、死者は5人、患者は6200人以上に達した。

伊利など3社の牛乳からもメラミンが検出された。




撮影機材
Kodak DC4800


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