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081115 スパイクタイヤ増税検討 モスクワ市長  かさむ道路補修費対策で

2023-04-13 11:41:37 | ロシア
IMGM0205-27

'08/11/15の朝刊記事から

スパイクタイヤ増税検討 モスクワ市長
 かさむ道路補修費対策で


 【モスクワ14日加藤雅毅】スパイクタイヤがアスファルト路面を削るために道路補修費がかさむとして、ロシア・モスクワ市のルシコフ市長がスパイクタイヤ利用者への増税検討を表明した。夏場のスパイク装着禁止も検討する。ただ、スパイクタイヤはドライバーに定着しており、市民の反発も予想される。

 「スパイクタイヤを持っている人が税金を払うか、夏場の使用を禁止するかだ」。ルシコフ市長は、十一日の道路整備に関する会議で、二〇〇七年の同市の道路補修費が二百十億ルーブル(約七百三十億円)にも上り、新規の道路建設に支障をきたしているとの報告を受けて、利用が禁止されていないスパイクタイヤを「主犯」としてやり玉に挙げた。

 同市の十月現在の自動車登録台数は約三百七十八万台。また、通勤などで市外から流入する車は一日につき三十万ー四十万台とみられる。冬場は八割の車がスパイクタイヤを装着。夏場もスパイクタイヤで通すドライバーは九万ー十万人に上るとの見方もある。

 モスクワでは、粉じん問題など健康や環境面からのスパイク禁止論は盛り上がっていない。




081115 ロシア、中古車輸入制限  関税 大幅引き上げ  自国産業保護狙う 道内業者影響は必至

2023-04-13 11:38:45 | ロシア
IMGM0205-26

'08/11/15の朝刊記事から

ロシア、中古車輸入制限
 関税 大幅引き上げ
 自国産業保護狙う 道内業者影響は必至


【モスクワ14日加藤雅毅】ロシア政府は14日、中古車を解体して部品扱いで輸入する「解体車」の関税を一気に三倍以上に引き上げる法律を施行した。自国の自動車産業保護を目的に、日本などからの輸入を制限する狙いがある。「完成車」の関税も近く上げる方向で、道内の輸出業者への影響は必至。日本からの輸入をさらに制限するため、右ハンドル車の輸入禁止法案も下院に提出されている。

 十四日の関税引き上げは、完成車よりも格段に関税が安い部品扱いで輸入し、ロシアで組み立て直して販売する手段を「関税逃れ」として認めない措置。
関税は車体一台につき五千ユーロ(約六十二万円)以上とし、一気にこれまでの3ー4倍に引き上げた。

 輸入車締め出しのきっかけは、世界的な金融危機を受けた自動車販売の減速。ロシアではトヨタをはじめ各国の大手自動車メーカーの進出が相次ぎ、雇用への影響も大きいことから、シュワロフ第一副首相は「ロシアで生産する自動車メーカーの保護が必要」と、関税引き上げに再三言及してきた。

 今後、五年未満の中古車の関税は25%から30%に、排気量に応じて決まる五年以上の中古車の関税も六ー八割引き上げる方向で検討が進んでいる。

 また、ロシア下院では与党議員が「輸入車は(右側通行の)ロシアの基準を満たさなければならない」とする法案を十月下旬に提出。成立するかどうかは不透明だが、成立した場合は右ハンドルの日本車が格好の標的になりそうだ。

 ロシア関税によると、二〇〇七年の極東の輸入中古車は四十万三千台で大半が日本車。このうち、約二割は解体車だった。ロシアの独立新聞は「ウラジオストクの中古車販売業者の四割は廃業するかもしれない」と報じている。

 函館関税の統計では、小樽港など道内からは昨年、約二万四千台がロシアに輸出された。



081115 「妊婦は自粛を」全酒類に表示へ   ドイツ 子に悪影響 調査が裏付け

2023-04-13 11:35:24 | 国際
IMGM0205-32

'08/11/15の朝刊記事から

「妊婦は自粛を」全酒類に表示へ
  ドイツ 子に悪影響 調査が裏付け


【ウィーン14日石井群也】ドイツ保健省は、妊娠中の飲酒は胎児に知的障害などの悪影響を与える危険性が高いとして、妊婦に禁酒を勧告する「警告表示」をビールやワインなど全酒類のラベルに記すよう、来秋までに法律で義務付ける方針を固めた。

 ベルリン大学シャリテ病院の調査で、妊婦の飲酒によってドイツ国内で毎年四千人の新生児が知的・発育障害を患っている可能性が高いことが分かった。

 「知能指数(IQ)が70以下」「注意力が欠ける多動性障害がある」「身長が平均より25%以上低い」「歯や眼球などの発育障害がある」などの特徴すべてを満たすベルリン市内の子供たちを二十年間にわたって追跡調査。母親の飲酒歴を調べたところ、ほぼ100%が妊娠中に毎日ワインをグラス一杯以上、またはビールを五百ミリリットル以上飲んでいた。

 同病院は「妊娠後十二週間以内の飲酒は特に危険で、週一回の飲酒でも胎児への影響がある」と指摘。保健省は「妊婦の八割が何らかの飲酒をしていたとの調査もあり、早急な対応が必要」と説明しているが、ビール業界から早くも反対の声が上がっている。

 妊娠中や授乳期の飲酒が子供の発育に悪影響を与えるとの報告は各国で相次ぎ、日本は2004年から、大手ビールメーカーなどが自主的に妊婦の飲酒自粛を求めるラベル表示を行っている。フランスではワイン協会との論争の末、〇六年十月から警告表示を義務付けている。







081115 邦人船長漁船 乗っ取り  中国企業所属 ケニア沖、海賊襲撃

2023-04-13 11:30:46 | 国際
IMGM0205-28

'08/11/15の朝刊記事から

邦人船長漁船 乗っ取り
 中国企業所属 ケニア沖、海賊襲撃


 【北京、ナイロビ14日共同】中国の交通運輸省によると、アフリカ東部ケニア沖で、日本時間14日午前三時ごろ、日本人一人を含む二十四人が乗船した中国天津市「遠洋漁業」所属のマグロ漁船天祐8号が海賊とみられるグループに乗っ取られた。新華社電が伝えた。



081115 朝日記者撃たれ負傷  パキスタン タリバン取材中

2023-04-13 11:25:15 | 海外
IMGM0205-29

'08/11/15の朝刊記事から

朝日記者撃たれ負傷
 パキスタン タリバン取材中


 【ニューデリー14日時事】パキスタン北部ペシャワル市内で14日午後(日本時間同)、朝日新聞イスラマバード支局の四倉幹木支局長(39)らの乗った車が何者かに銃撃され、同支局長は右脚を負傷した。同乗していた地元の助手も左肩を撃たれたが、ともに命に別状はない。

 朝日新聞の説明によると四倉支局長はこの日、反政府勢力タリバン関係者の取材のためイスラマバードからペシャワルに車で到着。市内の建物前で車を止めていたところ、徒歩で近づいてきた男に突然撃たれたという。

 男は車の外から三発発砲、車を貫通して支局長の右のひざ下に当たった。支局長らは現場から自力で脱出し、ペシャワルの病院で応急処置を受けた後、イスラマバードの病院に搬送された。

 取材に同行していたイスラマバード支局助手によると、犯人グループは四人組で、一人が車に向けて発砲したという。ペシャワルの警察高官は時事通信に対し、「グループは(支局長らの)誘拐を試みたが、抵抗されたため発砲したようだ」と述べた。