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’07/11/13の朝刊記事から
衆院特委 対テロ新法案 可決
きょう衆院通過 国会、再延長も
インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための新テロ対策特別措置法案は12日の衆院テロ防止・イラク支援特別委員会で、自民、公明両党の賛成多数で可決された。
野党は採決に反対した。
与党は13日の衆院本会議で可決する方針で、論戦の舞台は野党が過半数を占める参院に移る。
与党側は野党との政策協議なとで妥協点を探る構えだが、野党側は応じない方針。
参院で審議が難航し会期内の成立が見込めない場合、与党が会期の再延長をしてまで衆院で再議決に踏み切るか、さらに野党が対抗して首相問責決議案を提出するかどうかが焦点となり、衆院の解散・総選挙含みの緊迫した展開となる。
’07/11/12の朝刊記事から
会社会長と長男死亡
未明に口論 庭に日本刀 徳島
11日午前7時15分ごろ、徳島県小松島市中郷町桜馬場、平山建設会長平山晃千(てるゆき)さん(60)の妻(57)から「夫と長男が亡くなっている」と小松島署に通報があった。
捜査員が、庭で晃千さん、2階自室ベッドで同社社員で長男の徹さん(32)が血まみれで死亡しているのを確認した。
晃千さんの近くにさやに入った日本刀(長さ約1メートル)が落ちていた。
2人は未明に口論していたといい、外部から侵入した形跡が見つかっていないことから、小松島署は2人の間に何らかのトラブルがあったとみて調べている。
調べでは、2人の首や胸、腹に数カ所の刺し傷があった。
晃千さんは手のひらに切り傷があり、徹さんは腕に刃物による攻撃を防御した時にできたとみられる浅い切り傷のほか、背中にも切り傷があった。
小松島署は12日に司法解剖して詳しい死因を調べる。
地元の名士に何が
緑の芝生が敷き詰められた庭に父親と日本刀、灰色の瓦屋根の2階に長男。
徳島県小松島市の民家で11日朝、血まみれの2人の遺体が見つかった。
父親の平山晃千さんは県建設業協会会長も務める地元の名士。
「親子に何が・・・」。
関係者や住民は驚きと困惑を隠せなかった。
’07/11/12の朝刊記事から
6億円5本! サッカーくじ「ビッグ」
最多数を更新
サッカーくじを運営する日本スポーツ振興センターは11日、第313回の「ビッグ」で1等当籤金6億円が、1回当たりで過去最多となる5口出たと発表した。
これまでの最多は第307回(10月)の3口。
今回は過去最高の繰越金21億6539万8680円が発生していたため、6億円が複数出る可能性が高まっていた。
これでビッグは4回連続で1等当籤金の6億円が出た。
2等は231万7224円で79口あった。
次回への繰越金は6億2988万4560円で、18日まで販売される第314回でも1等当籤金6億円が出る可能性がある。
’07/11/12の朝刊記事から
自衛官自殺 年100人以上
ストレス、いじめ背景?
04年度から3年連続
2004-06年度で、自殺した自衛官が毎年度100人に達していることが11日、防衛省の調べで分かった。
05、06の両年度は共に101人と過去最多で、07年度も半年間(4-9月)で53人とこれらを上回るペース。
ストレスや部隊内でのいじめを背景に挙げる声もあるが、同省は原因は不明とする一方で「自殺者増は深刻。カウンセリングの充実を図りたい」としている。
同省人事教育局によると、06年度の自殺自衛官は陸自65人(前年度比1人増)、海自19人(同4人増)、空自9人(同5人減)、事務官8人(増減なし)。
過去10年間では、01年度の64人が最少で、04年度に初めて100人となり、3桁に突入した。
10万人当たりの自殺者は06年度で38.3人。
人事院がまとめた国家公務員の17.7人(05年度)の2倍強に当たる。
原因を見ると,同省の06年度調査で「その他・不明」が63人、「借財」23人、「家庭の悩み」11人と続く。
自衛隊に詳しいジャーナリスト三宅勝久さんは、自殺の背景として「いじめや借金苦も後を絶たず、組織の閉鎖性も要因。海外派遣、テロ関連の警備強化もストレス増を後押ししている」と指摘。
04-06年7月にイラクへ派遣された陸空両自衛官のうち、帰国後の自殺者は7人を超す。