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’08/07/12の朝刊記事から
基礎年金 国庫負担上げ先送り
政府・与党検討 消費税上げ困難で
政府・与党は基礎年金の国庫負担率二分の一への引き上げ開始時期を当初予定の2009年4月から、10月以降に先送りする検討に入った。
09年度の消費税率引き上げが困難になり、年間2兆3千億円かかる財源の見通しが立たないためだ。
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基礎年金は現在、国が36.5%を負担。
政府は04年の年金制度改正で将来の給付安定のため、09年度から「安定した財源」を確保し二分の一まで引き上げるとしていた。
引き上げに必要な2兆3千億円は消費税率1%程度に相当する。
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政府・与党は09年度までの税率引き上げを想定していたが昨年の参院選で与党が過半数を失い、福田康夫首相も「2、3年とか長い単位で考える」と発言。
財務省などは引き続き早期の税率引き上げを目指すものの、次期衆院選前の消費税増税は見送りが確実な情勢だ。
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