’08/09/22の朝刊記事から
中国産汚染米 転売重ね「国産」に
食い違う業者説明
米粉加工販売会社「三笠フーズ」による汚染米の不正転売問題で、同社九州事業所から出荷された農薬メタミドホスで汚染された中国産のもち米が、多数の業者が介在する複雑な流通過程で「国産」に変わったケースが相次いでいることが21日、分かった。
産地が偽装された疑いも浮上。
食品の「国産信仰」を背景に、国産品として流通したことが汚染米の流通先拡大の一因になったとみられる。
「最高レベルの品質として買った。国産100%との製品規格書ももらっていた」。
兵庫県赤穂市の菓子製造業者は、汚染米と知らずに購入した米粉の産地が中国だと聞いて戸惑った。
この業者に納入したのは兵庫県内の米粉販売会社。
神戸市の米穀加工会社から国産品として1キロ150円で購入した、と説明。
「中国産でこの価格だったら買うわけない」と話す。
一方、販売した側の神戸市の米穀加工会社は「中国産の古米と伝えたはずだ。国産品がこんなに安いわけがない」と反論。
双方の説明は異なり、産地がなぜ変わったのか真相は不明だ。
熊本県のある米穀加工業者は「少し安くて中国産かと思ったが、卸業者を信頼した」と、同県内の業者から原料のコメを1キロ150円で購入。
加工した米粉の袋に熊本産と表示した。
「表示は米の産地ではなく製粉場所」と説明するが、購入した熊本市の和菓子店は、国産の高級品と信じていた。