’08/09/22の朝刊記事から
メラミン混入疑い
病院などに菓子30万個 全国3000施設に納入
丸大食品(大阪府高槻市)が有害物質メラミン混入の虞がある5商品の回収を始めた問題で、対象商品の菓子約3万袋(約30万個)が給食大手の日清医療食品(東京)を通じ業務用として病院や老人保健施設など全都道府県の計3054施設に納入されていたことが21日、分かった。
業務用ルートが判明したのは初めて。
道内には、都道府県別の納入先で最も多い208施設に13,950個が収められていた。
またスーパーなど一般消費者向けの出荷数がすでに明らかになっている約2,800袋を含め少なくとも1万5千袋近くに上ることもわかった。
商品の消費地は全国に及び出荷数も急増。
中国で死者まで出したメラミン混入事件の影響が拡大した。
日清医療食品が丸大から問題の菓子を購入したのは7月から9月20日までの約3カ月間だけで、約30万個の大半がすでに食べられたとみられる。
健康被害の報告はないという。
丸大は「ほかに業務用ルートの販売はない」と説明している。
日清医療食品
ジャスダック市場上場の給食業者。
1972年創業。
医療・福祉施設の給食受託会社では国内最大手で全国の施設に食事サービスを提供している。
2008年3月期の連結売上高は1934億円。
本社は東京都千代田区。
即席麺最大手の日清食品とは関係ない。